エリンギを自宅でかんたんに育てる方法【もりのえりんぎ栽培キット】

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今回はエリンギ栽培キットを使ってエリンギを育ててみます。

これまでに私はシイタケやキクラゲの栽培をしました。

キノコを自宅で育てるシリーズの第3弾はエリンギです。

キノコ好きな人やキノコを育ててみたい方は是非最後までご覧ください。

目次

エリンギ栽培キット【もりのえりんぎ農園】

まずは、アマゾンで購入したエリンギ栽培キットを開封してみましょう。

かんたん!森のえりんぎ農園きのこ栽培キット

箱の中にはかんたん!森のえりんぎ農園きのこ栽培キットという紙が入っています。

この紙の通りに育てれば、ほぼ間違いなくキノコが栽培できます。

このキノコ栽培キットには色々なシリーズがあって

  • シイタケ
  • ナメコ
  • ヒラタケ
  • エノキ
  • ブナシメジ
  • キクラゲ

と書いてあります。

私が育てたことがあるのはシイタケとキクラゲで両方ともちゃんと収穫できました。

今回はエリンギに挑戦します。

この紙にはキノコに関する面白い情報がたくさん載っています。

これを途中で無くすと結構ピンチになるので、必ず大切に保管してください。

裏面にエリンギの育て方が書いてあります。

  1. まず箱から出す
  2. 白い膜を取る
  3. 付属の赤玉土をかける
  4. 袋の中に入れておく
  5. すると芽がでてきてエリンギが発生する

という流れです。

栽培する時の注意点も書いてあります。

  • 栽培期間は栽培温度が1018が確保できる期間
  • 栽培温度が高いと芽を付けることができない
  • 直射日光と高温がダメ
  • 気温が高いとダメ
  • 夜間の最低気温は15以下にする

夏はダメだし、冬はある程度暖かい部屋に置かないといけないので、春や秋が育てやすいかもしれません。

ただ、夜間の最低温度が15以下にならないといけないので、春や秋でも微妙な地域もあります。

少し涼しい春先や秋の終わりぐらいの期間が向いてるかもしれません。

ちなみに私が購入したのは真冬の1月なので、室内でエリンギを育てようと思います。

もりのえりんぎ栽培キットの中身

では、箱の中身を見てみましょう。

中にはラグビーボールぐらいの大きさの白い塊が入ってます。

エリンギと書いてあります。

こういったものは、キノコ農園がテレビに出た時によく映っていますよね。

シイタケやキクラゲの栽培キットを購入した際も同じような塊が届きました。

次に穴の開いた透明なビニール袋が入っています。

私はキノコを育てるのが3回目なので、この袋が何かは見ただけで分かります。

白い塊を入れておく袋ですね。

湿度を高めるために穴の空いたビニール袋を使います。

ただ、完全に空気の入れ替えがないと良くないので、穴が空いているのでしょう。

箱の中に、ドックフードのようなものが入っていました。

私が子供の頃に飼っていたコーギーがこんな感じのドックフードを食べていた気がします。

実はこれ、ドックフードではなくて赤玉土です。

これで栽培ブロックの上を覆うそうです。

赤玉土はキクラゲやシイタケでは使わなかったので、赤玉土を使用するのは新しい挑戦です。

  • 白い塊
  • 穴の開いた透明なビニール袋
  • 赤玉土

以上が箱の中身です。

栽培キットが入っていた箱は栽培容器として使えるようなので、使う方はすぐに壊さない方がいいです。

エリンギの栽培の仕方

では、エリンギの栽培を始めましょう!

エリンギ栽培①培養土入り栽培グロックを箱から取り出す

「培養土入り栽培グロックを箱から取り出します。栽培ブロック本体を培養袋から出さないでください。培養袋の上部を栽培ブロックの5cmほど上でカットします。」

「栽培ブロックは絶対に培養袋から出さないでください。」と書いてあります。

白いテープの下ぐらいで切ります。

エリンギ栽培②栽培ブロックの上面の白い膜の部分をかき取る

「栽培ブロックの上面の白い膜の部分をかき取ります。」と書いてあります。

「芽が出ていたら水をためるところからスタートしてください。そうではなかったらスプーンなどで茶色の部分が見えるようにしてください。」

「ここにすでに小さな芽が出ている場合を除いて栽培ブロック上面を数mm削って茶色の部分を露出してください。」と書いてあります。

芽が出ているのか確認しましょう。

エリンギは見たことがありますが、エリンギの芽は見たことがないので判断が難しいですね。

エリンギの芽は出てなさそうなので、上面の白い膜をスプーンで削って、水を30分溜めるところまでやりましょう。

mm削って茶色い部分が出てきたらいいということなので、削ります。

 削ったものに関しては何も書いていませんが、多分捨てていいと思うので捨てましょう。

削ったものはこんな感じです。

キャラメルが混ざったコーンフレークみたいでちょっと美味しそうですよね。

削った部分に水を入れて30分待ちましょう。

30分が経ち、非常に悲しい事態になっています。

テーブルの上が水浸しなのがわかるでしょうか?

防水の袋かと思ったら穴が空いているようなので、皆さんは気を付けて下さい。

下にボールを置いたりした方がいいと思います。

上面に残っている水は捨てましょう。

エリンギ栽培③ブロック上面に赤玉土を覆土する

次は栽培ブロックの上面全体に覆土します。

「付属の赤玉土に十分水を含ませ水切りをしてから、ブロック上面に覆土する」と書いてあります。

赤玉土に水を含ませてから、こんな風に入れました。

エリンギの栽培に赤玉土を使うメージがありませんでした。

エリンギ栽培④栽培ブロックを穴の空いたビニール袋に入れる

準備ができたら栽培ブロックを穴の空いたビニール袋に入れるそうです。

栽培キットが入っていた箱に入れると良いらしいので、やってみます。

箱の余分な部分は切ります。

上の土が乾いて色が薄くなってきたら、霧吹きで水をかけると良いとのことです。

2日に1回ぐらいでいいようなので簡単ですね。

栽培ブロックを入れたビニール袋の上の部分は半分だけ塞ぐそうなので、半分だけ洗濯バサミで止めます。

微妙に湿度が保たれるけど、密封されているわけではない状態になっています。

このまま土が乾いたら霧吹きで水をかけると2~3週間で芽が出てくるそうなので、それを楽しみにしながら育てます。

自宅でエリンギを育て始めてから2週間後

エリンギを育て始めてから2週間経ちました。

2週間経ってどうなったのかお見せします。

育て始めてから2週間経ったエリンギ

エリンギが生えてきました!

大きいのが2本、奥に小さいのが2本生えています。

全部で4本のエリンギが生えてきました。

パッと見た感じはちゃんとしたエリンギです。

スーパーで売っているエリンギの少し小さいぐらいのサイズです。

私の手と比べてみると、手の指34本分くらいの高さです。

まだ収穫するには早いので、もう少し育てます。

育て方マニュアルには「2週間くらいでエリンギの芽が出てきます。」と書いてあります。

収穫のタイミングは「発芽したが芽が次第に大きくなり、傘のふちの巻き込みが少なくなって、水平になる程度の時期が収穫適期です。」ということです。

まだ傘が水平にはなっていないですよね。

丸みがあるというか山のようになっているので、多分もう少し置いていいでしょう。

これまでは2日に1回か3日に1回ぐらいのペースで霧吹きで水をかけていました。

小さなエリンギを発見

小さいエリンギが生えていました!

手前にも新しいエリンギがあります!

私の知らない間にエリンギファミリーが増えています。

多分2週間ぐらい経てば、大きいエリンギになると思います。

では、もう数日置いて収穫します。

自宅で育てたエリンギを収穫する

小さなエリンギが生えてから一週間、エリンギ大きくなってから23日経ちました。

収穫のタイミングを迎えたエリンギ

傘の上が平らになり、収穫適期になったので今からエリンギを収穫します。

売っているエリンギと大体同じですが、日焼けしてるのか色が違うかもしれません。

栽培ブロックを箱から取り出すと意外なところにエリンギが生えていた

栽培ブロックを箱から出してみると…

下向きにエリンギが生えています!!

下向きに生えているエリンギの存在は気が付きませんでした。

キノコって重力に反して生えるんですね。

普通エノキもシメジもエリンギも重力を感じて重力の反対側に生えていきそうですが、これはちょうど隙間に入ったのか下に向かって生えています。

すごい珍しいですよね!

市販のエリンギと育てたエリンギ

育てたエリンギは結構傘が濃いというか、ビラビラの部分しっかりしてます。

比較のために市販のエリンギを買ってきました。

長野県長野地区の清水さんが作ってくれたエリンギです。

市販のエリンギはこれぐらいのサイズじゃないですか?

白くて綺麗ですよね。

育てているエリンギとの違いがわかります。

傘の大きさが全然違うし、裏側のビラビラも違う感じがします。

育てたエリンギを収穫する

では、育てたエリンギを収穫して市販のエリンギと比べてみます。

ただ、キノコは愛着が湧くので収穫するのがもったいない気がしてきました。

他の野菜よりもペット感覚になるというか、包丁で切るのちょっとかわいそうなんですけど

手で取った方がいいかな?

硬いのでやっぱり切ります。

包丁で切り込みを入れます。

収穫できました。

もう一個切ります。

すごい真っ白で、傘がすごいです。

こっちが市販のエリンギで、こっちが今採ったエリンギです。

やっぱり違いますよね。

切った断面はこんな感じです。

こいつらはもう少し大きくなりそうなので置いておきます。

逆さまに生えたエリンギももう少し見守ります。

小さいエリンギも含めると13本くらい生えてきているので、まだまだ採れそうです。

育てたエリンギと市販のエリンギの大きさを比較する

次は採れたエリンギの大きさを測ってみます。

スーパーで買ったエリンギは大きいのが59.5g、一番小さいのが20.5gぐらいです。

量って数字にするとわかりやすいですね。

私が育てたエリンギは71.5g、もう一個が61.5gです。

もう一個も量ります。

大きさがわかりました。

私が収穫したエリンギ(左)と市販のエリンギ(右)です。

菌の種類が違うのか、環境が違うのか、湿度や光の違いなのか見た目が違いますよね。

特に傘の部分が違います。

真上から見るとシイタケらしくもあります。

自分で育てたエリンギの方が色が濃く、傘の広がりなども大きいです。

何の違いなのかが気になるので、キノコ詳しい人がいたらぜひ教えてください。

私の予想は、温度や湿度、種菌の違いなどで見た目が違うのかなと思いました。

長野県はキノコが強い地域なので、周りにキノコ生産者の方がいたりします。

私の地元の長野県飯田市はブナシメジ発祥の地と言われているので、キノコはなかなか興味深いですね。

収穫したエリンギはバター焼きにしたり鍋に入れたり、パスタの具にしたりして食べようと思います。

エリンギを収穫した後の管理

エリンギを収穫した後の話をします。

栽培マニュアには「収穫し終わった後も同じように2日に1回ぐらいの頻度で霧吹きをしてください。」

「順調にいけば、一定期間休養後再び発芽が始まります。」と書いてあります。

私が育てているエリンギはもう生えてきているようです。

今生えてきているエリンギの収穫が終わってから休養して、もう1回採れるという事でしょうか?

そうであれば、たくさん収穫できますね!

「芽が出た後に成長が止まってしまう原因は、栽培袋の開け方が少ないことによる換気不足、栽培袋内の湿度不足による乾燥栽培温度が高すぎたことなどが原因として考えられます。」とのことです。

私が育てているエリンギはこれからもどんどん採れそうです。

エリンギを簡単に育てる方法【もりのえりんぎ栽培キット】まとめ

今回はもりのえりんぎ農園というエリンギ栽培キットを使ったエリンギの栽培方法をご紹介をしました。

今までシイタケとキクラゲの栽培をしましたが、エリンギの栽培が一番簡単かもしれません。

きのこ栽培の簡単度でいうと

  1. エリンギ
  2. シイタケ
  3. キクラゲ

という順番です。

キクラゲが一番面倒でした。

皆さんにとってキノコ栽培が楽しいかどうかはわかりませんが、私はめちゃくちゃ楽しいです!

キノコを育てているとキノコがペットみたいな感覚になります。

ペットと言っているのに収穫して食べるので言っている事がおかしいと思うかもしれませんが、なんというか…キノコ栽培は楽しいです。

飼う楽しさと食べる楽しさは観葉植物などでは味わえませんよね。

私はキノコ栽培でその楽しさを味わっています。

キノコ栽培キットはホームセンターやネット通販で買えるので簡単に始められます。

しかも、霧吹きで2日に1回くらい水をあげるだけで収穫できるので、ぜひ皆さんもお試しください。

他にもシイタケとキクラゲを栽培した動画もあるので、ぜひご覧ください。

シイタケはタイムラプスで大きく育っている様子を紹介しています。

キクラゲの栽培は手間がかかりましたが、大きなキクラゲが採れました。

そして今回、下向きに生えてしまったエリンギには驚きました。

下向きのまま大きくなったらどうやって収穫すればいいんだろうと少し謎です。

今回ご紹介した内容はこちらの動画でご覧になれます。

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動画でもっと詳しく見れます

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