今回は、100円ショップのアイテムだけでブルーベリーを育てる方法をご紹介したいと思います。
- ブルーベリーを育ててみたい
- 簡単な果樹栽培に挑戦したい
- 100円ショップのどんなアイテムを使うの?
という方におすすめの内容です。
ブルーベリーを育ててみたいなと思っているけれど、いろんなものを揃えるのにお金がかかるからちょっと手が出せないなと思っている方はぜひ最後までご覧ください。
ブルーベリー栽培で使う道具
100円ショップのものだけで育てるブルーベリー栽培で、使う道具を紹介していきます。
ブルーベリーの苗木
こちらはブルーベリーの苗木です。
すみません。
これはさすがに100円ショップでは売っていなかったです。
近所のホームセンターで買いました。
二つの品種ですね。
何で二つの品種かというと、ブルーベリーは二つの品種を一緒に育てないと実があんまりならない、受粉がうまくできないというふうに言われています。
なので二つの品種を買いました。
同じタイプの品種を買うようにしてください。
ブルーベリーは3つとか5つとか、それぐらいの大きなタイプに分けられます。
そうすると違うタイプのものだと花が咲く時期が大きく違ってしまったりするので、できるだけ同じタイプで花が咲くタイミングは似た品種を選ぶのがオススメです。
いろんなタイプがあるんですが、ラビットアイが家庭菜園向けです。
ハイブッシュとかいろいろあるんですが、ラビットアイというタイプを選ぶようにしてください。
ただ今回私が植えるのは、ハイブッシュというタイプです。
品種は左側がビッグスーパー、右側がビックボーナスという品種です。
こちらを植えます。
ホームセンターで498円で売っていました。
安いものだともっと小さければ、298円とかで売っている場合もあります。
もっと大きなものだと1,000円ぐらいするものもあります。
これぐらいの大きさだとまだ実をつけるには早いんですが、あまりこだわりとかがないようだったらこれぐらいの大きさで実をつけてしまってもいいと思います。
できるだけ木の成長を優先させたいという方は、まだ花を摘んでしまって実をつけないようにしてください。
でも家庭菜園だったら、そんなことあんまり気にせずに実をつけてしまってもいいと思います。
とりあえずホームセンターに行ったら、このような苗が売っているのでそれを買ってください。
春か秋に植え付けるのがオススメです。
ホームセンターでもだいたいそれぐらいの時期に苗が出回ってます。
ブルーベリー用の植木鉢
次は鉢にいきましょう。
鉢もいろいろなサイズがありまして、こちら全部ダイソーさんです。
右から100円、これに200円、これも200円、左端の大きなものが300円です。
ブルーベリーは最終的には大きくなるので、こういう300円ぐらいの大きな鉢で育てられるといいと思います。
ただこれぐらいの小さな苗木だったら、100円の植木鉢か、もっと小さなものでもいいと思います。
植物を育てるときの基本のルールは、小さいものからちょっとずつ植え替えていって大きくしていくというルールがあります。
ただブルーベリーの場合はそれを無視して、いきなり大きなものに植えてしまった方が早く育つという方もいるので、その辺はちょっとお好み次第ですね。
どこで育てるのかで変えるといいかなと思います。
広い庭とか広いベランダだったら、こういう大きな容器がオススメです。
狭いベランダとかスペースが限られている庭とかだったら、できるだけ小さな鉢がいいんじゃないかなと思います。
それから、ホームセンターに売っている植木鉢でも育てられますし庭に植え付けることもできます。
ただ私としては植木鉢がオススメです。
移動も出来ますし、ブルーベリー栽培に適した環境を整えることができるからです。
ブルーベリーの土
次は土を見ていきましょう。
ブルーベリー栽培の場合、ブルーベリーの土を使うのが一番楽です。
ホームセンターで売っています。
ただ100円ショップではそれが売っていないので、ブルーベリーの土に含まれているものとだいたい同じような土を100円ショップの土を使って再現しようと思います。
ブルーベリー栽培の基本になるのは、このピートモスと鹿沼土というものです。
何故かというと、ピートモスも鹿沼土も酸性寄りの土なんですね。
pHが低い土です。
このブルーベリーという植物は、pHが低い酸性の土のほうがよく育つので、この鹿沼土やピートモスが使われています。
この鹿沼土とピートモスの違いをすごくざっくり言うと、鹿沼土は粒状になっています。
ピートモスは粉っぽい感じです。
ピートモスの方が保湿性や保肥性が高いです。
鹿沼土の方が排水性が良いです。
それが非常に大きな違いです。
なのでこの2種類を混ぜて使うことが多いです。
こちらは観葉植物の土と書いてあります。
ただ中身はヤシガラです。
こちらが赤玉土です。
弱酸性から中性ぐらいの土です。
特徴としては、鹿沼土と赤玉土は似ていて粒状です。
なのである程度保水性があるんですが、ピートモスと比べた場合水はけは良いです。
ヤシガラの場合は粉状なのでピートモスと似ています。
ただピートモスと比べると保水性や保肥性はちょっと劣ります。
このピートモスと鹿沼土、赤玉土の中間ぐらいにあるイメージですね。
それからブルーベリーは品種によって、この酸性とか中性の育ちやすさが違います。
ハイブッシュとかだったらこの酸性寄りのほうが育ちやすいと言われています。
ラビットアイは弱酸性ぐらいでも育つというふうに言われています。
なのでその辺のタイプによっても、この赤玉土やヤシガラとかを混ぜる割合を変えられるといいかなと思います。
それからこの腐葉土も使います。
腐葉土が簡単な肥料代わりというか、保水性とかいろんな効果があるのでこれも混ぜます。
すごくざっくりとしたイメージとしては、この鹿沼土とピートモスを主体として土の7~8割を占めるといいかなと思います。
比率としては半々ぐらいか、ちょっと鹿沼土が多いぐらいでもいいと思います。
そこに赤玉土を混ぜたり、腐葉土を混ぜていく感じです。
ブルーベリーの肥料やウッドチップ
次はこちらのものを説明します。
まずは肥料からいこうかな。
ホームセンターに行くと、こういうブルーベリーの肥料が売っています。
ただ100円ショップだと、まだ私は見たことがないです。
このブルーベリーの肥料は、窒素・リン酸・カリの割合が4:5:2です。
それからマグネシウムも入っているというふうに書いてあります。
今回私はこの100円ショップの粒状油かすを使います。
粒状なので非常に使いやすいです。
この油かすは、窒素・リン酸・カリの割合が5:2:1です。
ブルーベリーの肥料とはちょっとは違うんですが、私としては窒素分がそんなに多くないこともあって非常に使いやすいと思っています。
ふつうの化成肥料だと窒素が8や10というものが多いんですが、これは5しか入ってないので同じ量を与えた場合に窒素が過剰になるっていう心配が少ないですね。
もちろんこれも量をたくさん与えてしまうと良くないですが、どちらかというとゆっくり効くタイプのものなのでブルーベリーには合っているかなと思います。
それからブルーベリーを育てる場合には、植木鉢のこの上の部分にバークチップみたいなものやヤシのチップとかを敷きます。
そうすることで保水できたり、雑草を防げたり、コガネムシの幼虫が土の中に入ることを防げます。
そういったために使います。
これも100円ショップで売っています。
すごく便利ですよね。
防虫ネットでコガネムシ対策
さらにコガネムシの幼虫が入るのを防ぐ効果を高める方法として、こういう防虫ネットを使う方法もあります。
防虫ネットを使ってこの鉢の上の部分を覆ってしまうことで、コガネムシが絶対中に入らないようにするという方法もあるので、今回はこれも試そうかなと思います。
ブルーベリーを植える手順
ではこれから、この植木鉢の中に土を入れて肥料を混ぜてこの苗の処理をして植え付けるということをやっていきます。
鉢で土を混ぜる
容器はどうしようかな。
じゃあこれに植えていきます。
まずは土をどんどん混ぜていきます。
今回は使う容器が小さめなので、鉢底石は使いません。
すごく大きな容器だったら使ってもいいかなと思います。
これを混ぜます。
こんな感じです。
こんな感じにできましたね。
ここにちょっとだけ元肥を入れます。
今回はひとつまみぐらいにしておこうかな。
ふたつまみぐらい…パラパラとだけ入れました。
これを混ぜます。
はい混ざりました。
これを鉢に戻します。
ちょっとまだ量が足りないので、ヤシガラも混ぜます。
こんな感じです。
このヤシ殻の中にはパーライトも入っています。
後で水をやった時にカサが減らないようにちょっと押し固めておきます。
ここに苗を植える用の穴を開けます。
ちょっと土の量が多いので減らします。
はい、これくらいでオッケーです。
同じことをこっちもやります。
準備できました。
次は苗の準備をします。
ブルーベリーの苗の植え付け準備
今から苗の準備をします。
ブルーベリーの苗は、この土を全部洗い落して根っこだけの状態にします。
こうやってもう根っこがみっちり生えていたら、手でほぐします。
あとは水をかけます。
こんな感じにある程度落ちたらオッケーです。
品種がわからなくならないように、このラベルは必ず残しておきましょう。
こちらも同じようにやります。
これもオッケーです。
ブルーベリーの植え付け
じゃあ植え付けていきます。
穴を掘って植えます。
あまり深植えにならないようにしましょう。
はい、この時に手でしっかりと押さえつけてください。
それから100円ショップで売っている園芸用の支柱を立てて固定しておくと倒れなくていいと思います。
じゃあ、これでオッケーです。
防虫ネットとウッドチップ
防虫ネットをここに設置します。
いま防虫ネットをこれぐらいの大きさに切りました。
ここにちょっと切れ目を入れます。
はい、切れ目を入れました。
これで株元をしっかりと防虫ネットで包んでしまいます。
こんなふうに全面を覆ってしまいます。
この上にこのチップを被せます。
こんな感じでオッケーです。
同じようにこっちも植えます。
ブルーベリーの水やり
では次に水やりをします。
最初は水をたっぷりあげましょう。
支柱を立てて固定する
すみません。
ちょっと追加になっちゃいますが、100円ショップに行くとこういう支柱が売っていて、こういうビニールテープも売っています。
これを使って支柱を立てて固定しておきましょう。
風が強くなければ別に大丈夫なんですが風が強いと倒れてしまう恐れもあるので、これで最初は固定しておきます。
根っこが生えたら、これは外しちゃってオッケーです。
防虫ネットがあるので、防虫ネットの隙間から入れましょう。
こんな感じでオッケーです。
100円ショップの土と肥料、植木鉢で育てる方法まとめ
今回は、100円ショップのアイテムだけでブルーベリーを育てる方法をご紹介しました。
この後、このブルーベリーは日当たりが良い所で管理してください。
そうすると春に花を咲かせて、初夏に実が収穫できます。
これぐらいのサイズだったら本当はまだ花をつけないほうがいいんですが、家庭菜園だったらやっぱりちょっと実が食べたいと思うので花を残してしまってもいいと思います。
100円ショップのグッズだけでも、こんなふうに簡単にブルーベリー栽培は始められますので果樹栽培に挑戦したいと思っている方はぜひお試しください。
こちらの動画でも紹介しています。