今回はイチゴのハダニについてご紹介します。
イチゴを育てているとアブラムシやハダニ、アザミウマなどの色々な害虫に襲われてしまいます。
今回私が育てているよつぼしの苗にハダニが寄生していたので、その様子をご紹介します。
- 育てているイチゴの葉っぱがかすれているのはなぜ?
- イチゴの葉っぱが白い糸で覆われている!
という方にオススメの記事です。
イチゴに寄生しているハダニ
ハダニの見分け方や防除の仕方についてご説明します。
ハダニを見分けるポイントは葉っぱの表面
寄生しているハダニを見分けるポイントは葉っぱの表面です。
他の葉っぱと比べて白い点々のようなかすれ模様がある葉っぱがわかりますか?
少しかすれがあるというか白や黄色い点々があります。
かすれていない葉っぱは綺麗な緑色です。
こういう症状は他の原因もいくつか考えられますが、ハダニが葉っぱの裏面に寄生している可能性が非常に高いです。
なので、もしかすれた葉っぱを見つけたらすぐに葉っぱの裏面を見てハダニがいないか確認してください。
私が見たところ、今回は赤いハダニがいました。
カンザワハダニもしくはナミハダニ、そのあたりのハダニの可能性があります。
どのハダニがまでは断定しませんでしたが、ダニが結構潜んでました。
ハダニは小さいので肉眼では確認しづらい
ハダニの大きさは大体0.5mmぐらいなのでかなり小さいです。
肉眼では見れなかったり、発見できない方もいると思います。
特にお年を召している方は虫眼鏡などを使わないとおそらく肉眼では確認出来ないです。
ハダニは冬場も生息している
ハダニは冬場でも生息してますし春や夏にはかなりたくさん生息してます。
なので家庭菜園でイチゴ栽培している方はハダニに気を付けて下さい。
商業的なイチゴ農園でもハダニはすごく問題になっています。
ハダニは農薬が効きづらい虫なので、農薬をかけても死に切らずに増えてしまいます。
ハダニに寄生されると生育が悪くなる
ハダニの悪影響は、葉っぱの生育が悪くなってしまうことです。
栄養分をハダニに取られてうまく育たなくなり収穫量が減ってしまいます。
それからハダニの数が少ない時は少しのかすれで済みますが、ハダニの数が多くなると葉っぱが蜘蛛の巣で覆われているようになってしまいます。
ハダニが蜘蛛の巣みたいなネットを吐き出して、植物全体を覆ってしまいます。
そこまでいくと致命的というか、発見が多すぎて対処がかなり難しくなってしまいます。
なので、葉っぱにかすれが出た時点でハダニに気づけるように観察をしてみてください。
ハダニの防除
ハダニの防除は農薬や天敵(カブリダニ)といってハダニを食べる別のダニを使うことでコントロールする方法もあります。
イチゴ農家のハダニ対策はこちらの動画でご覧になれます。
ただそれは少し難しいので、セロハンテープのような弱い粘着力のテープを使ってハダニを一個一個手で取ることをオススメします。
もちろん商業的な場合は、天敵を利用したり殺虫剤を利用したり色々な方法があります。
家庭菜園ではセロハンテープのようなもので取るのが楽でしょう。
ハダニを観察する
今、赤く動いているのがハダニです。
おそらくナミハダニの赤い色の成虫です。
画面上に3〜4匹おり、真ん中のダニが動いています。
今、撮影にiPhoneを使っています。
他のデジカメや一眼レフよりも、接近の撮影はiPhoneがいいですね。
特に動いていると見分けるのが簡単です。
こちらの葉の上にもハダニ3匹が動き回っています。
セロハンテープで捕まえたハダニ
ハダニ1匹をセロハンテープで捕まえました。
商品バーコードの9の隣にある点がハダニです。
かなり小さいです。
セロハンテープで12匹位のハダニを捕まえました。
家庭菜園の場合は農薬を散布するほどではないと思うので、セロハンテープを使って葉っぱの裏の虫をくっつけて取るのが一番簡単だと思います。
もう少し大きな規模で栽培している人は、ハダニ用の農薬を使ってコントロールしたりします。
【家庭菜園のいちご】いちごのハダニを農薬を使わずに退治する方法【家庭菜園向け】まとめ
今回はイチゴのハダニ、それからハダニの対策についてご紹介しました。
ハダニは発見が遅くなると対策が難しくなってしまうので、イチゴの葉っぱをよく観察してあげてください。
家庭菜園で数株育てている場合は、セロハンテープでくっつけて駆除をしてみてください。
イチゴにはハダニの他にも、アブラムシやアザミウマという害虫がいます。
イチゴのアブラムシについてはこちらの動画で詳しく説明しています。
イチゴのアザミウマについてはこちらの動画で詳しく説明しています。
今回ご紹介したハダニについては、こちらの動画でご覧になれます。