今回は「アボカドの育て方」を皆さんにご紹介します。
スーパーで販売されているアボカドの種を取り出して水に浸けておくと、芽が出てきて大きく育ちます。
少し植木鉢が大きいですが、アボカドの木です。
スーパーで買ってきたアボカドからこの様な立派な苗ができました。
それでは早速、どんな風に育てたのか?ご紹介したいと思います
アボカドを育てる材料と道具
アボカドを育てるために必要な材料と道具がこちらです。
- アボカド
- 包丁
- ペットボトル
- カッターもしくはハサミ
- 爪楊枝(必要な方のみ)
スーパーでお好みの品種のアボカドを購入して下準備
まずはスーパーでアボカドを買ってきてください。
どの様な品種のアボカドでも大丈夫です。
アボカドの種の取り出し方
種を取り出すために、まずは包丁を一周するように刃を入れていきます。
次に実をぐるっと回してから、ぱかっと開いて下さい。
はい、こんな感じでお願いします。
次にアボカドの種を取ります。
通常は包丁の付け根を種にガッと刺し、包丁が刺さった状態で捻るとボコッと種が取れる方法で行っている方も多いと思います。
ただ、その方法だとアボカドの種に傷が付いてしまうので、今回は慎重を期すためにスプーンを使って種をくり抜きます。
取り出した種に付着している果肉部分はしっかりと洗って流してください。
今回は種が主役なので、果肉の部分は使用しません。
サラダなど、お料理に使って食べてください。
種が準備できたら、次はペットボトルを用意します。
水耕栽培用に加工したペットボトル
こちらは普通のペットボトルです。
真ん中で切ってから、上の部分をひっくり返して下の部分に組み合わせています。
上のペットボトルを持ち上げるとこんな感じです。
種の3分の1まで水に浸かるようにする
横から見るとこんな感じです。
程よく水が溜まります。
種を3分の1程水に浸けておくには、手軽でちょうど良いです。
他にもやり方はあります。
例えば、容器の淵に引っ掛かるように爪楊枝をグサグサグサーと3方向から刺して支えにする方法もあります。
そちらのやり方でもokです。
ただ私としては爪楊枝を使ってグサーと刺してしまう方法よりも、ペットボトルをひっくり返して使う方法の方が簡単で種に傷つかないので、先にご紹介した方法で行います。
種の上下の向きは少し尖っている方を上にする
このまま水に浸けた状態を数週間くらい保ってください。
この時にポイントがあります。
若干とんがっている方を上に向けてください。
アボカドの種は一見すると丸い形ですが、よく見てみると少しだけとんがっている部分と丸まっている部分があり、桃のような形をしています。
芽と根が生えるのを数週間待つ
とんがってる部分の方を上にし、丸まってる部分を下にし、種の3分の1程を水に浸けた状態で数週間待ちます。
そうすると、上部分から芽が出てきます。
場合によっては2ヶ月ほどかかることもあります。
2週間くらいで芽が出ることもあります。
週に1~2回水を変える
水は時々交換してあげてください。
芽が出る前だったら、一週間に1回くらいで良いです。
芽が出た後だったら、3日に1回の頻度で水を交換してあげてましょう。
日辺りが良い室内の窓際に置く
私は日当たりが良い室内の窓際に置いてます。
寒い時期は外に置いておくと凍って枯れてしまいます。
できれば暖かくて日当たりが良い場所に置いてあげてください。
芽と根が生えてきたらポットか植木鉢に植える
このまま置くと上の方から芽が出てきて、下から根っこが生えてきます。
根が生えてきたら、小さい植木鉢やポットに植えてあげてください。
培養土に飢えてからは、他の野菜と同じように水をあげて、たまに少しだけ肥料もあげましょう。
真夏は直射日光に当てない様にしましょう。
それ以外の時期だったら、直射日光に当てても構いません。
私が育てていたアボカドは、このまま育てていくと木がもう少し大きくなります。
植木鉢で育てて大きくなったら、使用していた物よりも少し大きめの植木鉢に移し替えてあげてください。
こちらは、半年ぐらいでこのくらい大きくなりました
冬の間に、少し寒さにやられて葉っぱが枯れました。
葉っぱは少し落ちてしまいましたが、こんな風に元気になっています。
かなり寒くなる地域にお住まいの方は防寒対策を行い、暖房を使っている所に置いてあげてください。
暖かい地域の方は「簡易的なビニールハウス」や「室内の日当たりが良い場所」であれば、問題なく冬越しができると思います。
春になったら普通に外に出してしまっても構いません。
光をたっぷりと浴びる条件で育ててあげれば、どんどんどんどん大きくなっていきます。
日本ではアボカドは植木鉢で育てましょう
例えば長野県とか東北地方、北海道などは屋外で育てると、おそらく霜に当たって枯れてしまうと思います。
植木鉢で育てると冬の寒い時期は暖かい場所、ビニールハウスや室内へ運ぶことが出来ます。
ぜひ、大きめの植木物で育ててください
私が以前暮らしていたパナマやケニアでは、アボカドは身近な場所に生えていました。
道を歩いていると
「アボカドの木があるなぁ」
といった様に、日本でいうみかんやリンゴのような感覚です。
アボカドを自然に生やすには日本だと少し寒いため、なかなか地植えはできません。
沖縄であればいけるかも知れませんが、その他の地域では難しいです。
今回植えたアボカドの木が、実がなるまで大きくなってくれるかは私も正直分かりません。
それでも大切に育ていこうと思います。
アボカドに実をならせる方法
アボカドは二品種以上を同時に育てて、かつそれぞれを10年ほど育てると実ができるようです。
かなり大変ですね…笑
あとは接ぎ木をすることで、実ができるまでの年数を短くできます。
その方法についてはまた別の記事で紹介しますね。
アボカドは園芸初心者でも育てやすい植物
アボカドは育てやすいので家庭菜園の初心者やお子様にもオススメの植物です。
ぜひご家庭でも一度お試しください。
こちらの動画でもご覧いただけます。