イチゴをミニプランターでカンタンに育てる方法【初心者・ベランダ菜園向け】

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今回は、ベランダ菜園向けのイチゴをミニプランターで育てる方法を紹介します。

  • ベランダでイチゴを育ててみたい。
  • 何を準備したらいいかわからない。
  • おすすめの品種は?

このような疑問や要望がある方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

おすすめのイチゴの品種

今回は5つのイチゴの品種を用意しました。

もういっこ

一つ目は「もういっこ」です。

もういっこは宮城県で作られた一季成り性の品種です。

おいCベリー

2つ目は「おいCベリー」です。

おいCベリーは、ビタミンCの含有量が他の品種よりも多い一季成り性の品種です。

桃香(ももか)

3つ目は「桃香(ももか)」です。

商品名は桃香。

サマーベリー

4つ目は「サマーベリー」です。

サマーベリーは四季成り性の品種で、温度が高い初夏から夏にかけても花を咲かせて実を収穫することができます。

アルビオン

5つ目は「アルビオン」です。

アルビオンはアメリカ製の品種で、こちらも四季成り性の品種になります。

ベランダ菜園で使用するもの

それでは、イチゴをベランダで育てる際に必要なものについて説明します。

ミニプランター

今回は受け皿付きのミニプランターを2つ用意しました。

ミニプランターは100円ショップやホームセンター、インターネットなどでも購入できます。

プランターのサイズはいろいろありますが、ベランダ用の場合には、今回のような小型のプランターをおすすめします。

参考として今回購入したプランターのサイズは、横幅が16cm、長さが30cm、深さが14cmのものです。

このプランターの場合、土の容量が3リットル入るので、ここにイチゴの苗を2株植えます。

土の量が少なすぎると、土が乾くのが早くなり、生育が悪くなってしまいます。

反対に土の量が多すぎると、スペースを取ってしまううえに、土自体が無駄になってしまいます。

このような理由から、土の量はイチゴ1株に対して1.5リットルから3リットルぐらいの容量がおすすめです。

また、植物同士の間隔も重要で、イチゴの株と株の間の広さは大体15~25センチがおすすめです。

培養土

今回は市販の培養土を使用します。

このようなホームセンターなどで販売されている花・野菜用の園芸培養土や、イチゴ用園芸培養土などがおすすめです。

このタイプの培養土は、元肥が含まれているのでそのまま使用することができるのが利点です。

鉢底石

培養土とあわせて、プランターの底に敷く鉢底石も準備しましょう。

鉢底石は、鉢やプランターの底に入れて排水性を良くして根腐れを防ぐためのものです。

鉢底石もホームセンターやインターネットなどで簡単に購入できますが、もし手に入れるのが難しい場合は、発砲スチロールを小石くらいのサイズに砕いたものでも代用できます。

鉢底石は通常の石とは違い、とても軽いです。

また、排水性を高めたり、根腐れを防ぐ効果の他にも、鉢底からナメクジが入りにくくなるという効果もあります。

イチゴをプランターで育てる作業の手順

それでは、実際に作業の手順を説明していきます。

手順1.鉢底石を入れる

まず、最初は鉢底石を入れます。

今回使用したプランターの場合、底付近に線があったので、その線のところまで鉢底石を入れました。

深さの目安としては、底から2~3cm程度の深さです。

手順2.培養土を入れる

次に培養土を入れます。

培養土の深さの目安についてですが、このあとにイチゴの苗を植えることを考慮して量を調整する必要があります。

今回使用したプランターの場合、半分ぐらいの高さまで土を入れたら、一度イチゴの苗をポットごと置いてみて確認します。

この時に苗のポットの土の高さが、プランターより1~2cm低くなるぐらいの量の培養土をプランターに入れてください。

手順3.苗の位置決めをする

今回は5つの品種を用意したので、一つのプランターに2種類の品種を寄せ植えする形で植えていきます。

このように違う品種を寄せ植えする場合、どちらが何の品種だったかわからなくなってしまうことがあるので、必ず品種が書かれたラベルを残しておいて、後で区別できるようにプランターに挿しておきましょう。

ラベルがない場合は、ホームセンターや100円ショップなどで植物用のネームプレートが購入できるので、それに品種名を書いて管理する方法もあります。

もちろん、品種ごとにプランターを分けて植えても大丈夫です。

まず、最初の鉢にはサマーベリーとアルビオンを植えていきます。

培養土を入れたプランターに、イチゴの苗をポットから出して植えていきます。

この際、根を切ったり、必要以上にほぐしたりして傷つけないことが重要です。

根に傷がつくと、そこから病原菌が入り込み、苗が病気にかかりやすくなってしまうからです。

苗をひっくり返して、丁寧にポットを外します。

ポットを外したら、根の状態を確認しておきましょう。

下の写真はサマーベリーの苗です。

このように白い根がびっしり生えていると良い状態です。

次の写真はアルビオンの苗ですが、一部が黒く変色しているのがわかります。

黒く変色している部分は根が死んでいる部分になります。

まだ白い根も残っているので、おそらくそのまま植えても苗は育ちますが、植え付けの際には、なるべく白い根がびっしり生えた良い状態のものを使うようにしましょう。

植え付けの際に、苗の根本付近にある突起物の位置を確認してください。

この突起物は、ランナーが親株と繋がっていた方向を示すもので、通常イチゴの苗はこのランナーが繋がっていた方向と反対の方向に伸びていく性質があります。

複数の苗を植える際は、この突起物の方向確認し、苗の伸びる方向を揃えておくと管理がしやすくなります。

但し、苗の育て方によっては、ランナーの位置を示す突起物が残っていない場合もあります。

慣れてくると、突起物がなくても苗の伸びる方向を見極められるようになりますが、突起物が残っていない場合は特に方向は気にせずに植えてしまって構いません。

今回は、突起物を奥にして、手前に苗が伸びてくるように植え付けを行います。

手順4.培養土を足して苗を植える

苗の位置決めが決まったら、ポットの土の高さと同じ高さまで培養土を足していきます。

苗の植え方が深すぎると、苗の成長点の部分が多湿により腐ってしまいます。

逆に苗の植え方が浅すぎると、根が乾燥して生育が悪くなります。

必ずポットの土の高さと同じ高さになるよう、土の量を調整してください。

プランターの縁から土までの高さは1~2cmくらい開けるようにしましょう。

プランターの縁ギリギリまで土を入れてしまうと、水やりをしたときに、水が溢れて土も一緒に外に流れ出てしまうからです。

逆に縁から土までが5~10cmのように間を開けすぎてしまうと、今度は土の量が足りず、苗の生育が悪くなってしまいます。

手順5.水やりをする

植え付けが終わった段階では土が乾いている状態なので、たっぷりと水を与えます。

水の量の目安は、プランターの下から水が溢れてくるまでです。

この時にあまり勢いよく水を与えてしまうと、土が流されてしまったりするので、水やりは優しく少しずつ水を与えましょう。

全体に水が行き渡るように、ジョウロの位置を変えながら優しく水やりをしてください。

底から水が溢れてきたら水やり完了です。

これ以降は、土の表面が乾いてきたタイミングで、プランターの下から水が溢れてくるくらいまで水やりを行ってください。

時期にもよりますが、例えば夏であれば毎日か2日に一回、春や秋などは3日に一回か週に一回ぐらいの頻度になると思います。

手順6.日当たりの良い場所に置く

イチゴの苗の植え付けが完了したら、プランターを日当たりが良いベランダに置いてください。

出来れば、午前中にたっぷりと光が当たる場所が、イチゴにとってはとても良い環境になります。

手順7.追肥をする

苗の植え付けから1カ月ぐらい経つと、元肥の効果が薄れてくるので追肥を行いましょう。

IBと呼ばれる化学肥料がおすすめです。

IBという肥料にはいろいろな肥料分が含まれていて、しかも扱いもしやすい肥料です。

IBは下の写真のような粒状の肥料です。

与える量としては、一株に一粒が目安です。

このIBも1カ月程度で効果がなくなるので、毎月一株に一粒与えるぐらいのペースで追肥を行うといいでしょう。

IBのような化学肥料ではなく、有機肥料にこだわりたいという方には、完熟堆肥がおすすめです。

この完熟堆肥を同じく1カ月に1回程度のペースで、一株につき一掴みずつ与えるといいでしょう。

ベランダ菜園向けのイチゴをミニプランターで育てる方法のまとめ

今回は、ベランダ菜園向けのイチゴをミニプランターで育てる方法を紹介しました。

プランターでイチゴの栽培を始めるにあたり、どんなものが必要で、どのような手順で苗を植え付けすればよいかなどがおわかりいただけたかと思います。

また、追肥や水やりの頻度、プランターを置く場所など、家庭でのイチゴ栽培でとても重要な点も理解できたかと思います。

この記事の内容を参考に、ぜひみなさんもご自宅のベランダでイチゴの栽培を始めてみてください。

動画でも紹介しているので、ぜひご覧ください。

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