今回は1ヶ月前に定植したイチゴの苗の様子を皆さんにご紹介します。
こちらにあるのが1ヶ月前に定植をした苗です。
どうやってこのイチゴを植えたのかはこちらの動画で紹介しているのでぜひご覧下さい。
- 家庭菜園でイチゴを育ててみたい!
- 1ヶ月でどれくらいイチゴが生育するのか知りたい!
という方におすすめの記事です。
定植してから1ヶ月経ったイチゴの苗
植える前はかなり小さい苗でしたが、植えてから1ヶ月経って葉っぱの枚数も増えて少しずつ育ってきました。
では、いくつか注意点というかイチゴの苗を植えた後の管理や気をつけることをご紹介します。
イチゴの葉っぱは手のひらの大きさが一つの目安
まずは葉っぱを見てください。
手のひらサイズぐらいになると十分な葉っぱの大きさになります。
ただ品種によって葉っぱの大きさはかなり違うので、手のひらぐらいをひとつの目安として考えてください。
イチゴの葉っぱの赤い点や黒い点
イチゴの品種によって、病気ではなくても赤い点や黒い点が出ることがあります。
ただ病気の場合もあり、病気の場合には蛇の目病か黒斑病という病気です。
そんなに気にしなくてもいい病気なので放っておいてもいいですし、ホームセンターなどで売ってる殺菌剤を散布しても構いません。
今回は苗作りということで、気にならないのでこのまま放置します。
イチゴのチップバーン
時々、葉っぱの縁が焼けてしまうことがあります。
チップバーンという症状で肥料分が多すぎると起こります。
そうなったら困るので、元肥の量を最初は少なめにしておくと良いです。
少し縁が枯れたりすることはありますが、時々起きることなのでそんなに気にしなくても大丈夫です。
下の写真は水やりが足りてない時があって葉っぱが枯れちゃいました。
下の画像は蛇の目病です。
本当は取った方がいいですが、私は気にならないのでこのまま放置します。
イチゴの水やりは乾燥したらたっぷりあげる
水やりは乾燥したらたっぷりと、プランターの下から出るぐらい与えてください。
こちらの土は3つの培地を混ぜたものを使ってます。
(パーライトが1、バーミキュライトが1、ピートモスが8ぐらいの体積比です。)
イチゴのランナーについて
私は今回、ここからランナー子苗という小さなクローン苗を取って株を増やそうと思っています。
なので出ているランナーはこのまま放置しています。
イチゴを収穫するならランナーは取る
もし果実を収穫したい場合は、ランナーを摘み取ってください。
なぜかというと、ランナーに無駄な養分がいってしまって花が小さくなったり、果実の糖度が下がってしまうからです。
株数を増やしたい場合は、ランナーはそのままにしておいてください。
イチゴのランナーを使って苗を増やす方法についてはこちらの動画で紹介しています。
イチゴの葉っぱの裏も確認する
それから葉っぱの裏面を見てみましょう。
この葉っぱの裏面にはすごく小さな、肉眼でギリギリ見えるぐらいのハダニがついてます。
本当はここで殺虫剤をある程度した方がいいですが、ハダニの密度が少ないので今回はこのまま農薬を散布しません。
もしハダニの密度が増えると、蜘蛛の巣みたいな細い糸で葉っぱ全体が覆われてしまいます。
もしそうなったら手遅れかもしれませんが、確実に殺虫剤を散布してください。
日常的にイチゴの葉っぱの裏面を見て、動く小さなものがいないかどうか確認してください。
イチゴのダニについてはこちらの動画で詳しく説明して居ます。
それからアブラムシがつくことがあるので、それも要注意です。
アブラムシは人間の手で取れるので、手で払ったり潰したりしてみてください。
イチゴのランナー
これがランナーです。
最初は小さいですが、しばらく経つとどんどん大きくなって小さな苗の赤ちゃんみたいになります。
ヨトウムシ
この葉っぱは多分ヨトウムシというのに食べられてしまいました。
ヨトウムシといって、昼間は土の中にで寝ていて夜になると出てきて葉っぱを食べる虫がいます。
それに食べられてしまったようです。
こういう葉っぱが見つかったら、株元の土をちょっとずつ掘り起こしてみてください。
土の中で芋虫が眠っていることがあります。
そしたら、その芋虫は捕殺してください。
他の株に比べて生育が悪い株もありますが、仕方がないです。
こっちの葉っぱも結構食べられてます。
ヨトウムシかもしれないし、そうではない芋虫かもしれません。
イチゴの枯れた葉っぱは取る
葉っぱの色が変色したものや枯れた葉っぱは必要はないので取って捨ててください。
変色したり枯れた葉っぱは横にスライドすると簡単に取れます。
力がいりません。
なぜかというと、クラウンという幹と繋がっている部分がほとんど接続していないので簡単に取れます。
簡単に取れない葉っぱは、クラウンと道管・師管がしっかり接続しています。
取れない葉っぱは、光合成をしっかりしている葉っぱなので絶対に取らないでください。
例えば、この大きな葉っぱをいくら横にずらしても取れないです。
理由は、光合成をしっかりしている重要な葉っぱだからです。
今ここで育てているイチゴは実家にあるので母親に管理をお願いしており、あまり丁寧な管理はできていません。
私は月に1回なり2週間に1回ぐらいのペースでこちらの苗を見ています。
枯れているイチゴの株
ここにちょっと気になる苗があります。
これはもう完全に枯れてます。
いちごの世話をしてくれている母親の話だと、最初は他の株のようにかなり元気だったらしいです。
けれどある日突然こんな風に萎れてしまったらしいです。
このような状態になるのは、炭疽病や萎黄病、萎凋病、根腐病などのいくつかの病気が考えられます。
どの病気かしっかり判定するためには、株を抜いてクラウンを切断したりといくつかの診断方法がありますが、面倒なのでやりません。
これが実験の場合はしっかり調査しなければいけませんが、今回は実験ではないのでやりません。
見てみると根っこが完全に死んでます。
根腐れがあったようには見えませんが、そもそもの根っこの量が明らかに少ないので何かしらのトラブルが起きたのかもしれません。
今回は原因究明はあまりせずにただ捨てます。
イチゴの病気は感染る可能性があるので注意
他の株に感染ると嫌なので、他の株については注意して見ておきます。
もし万が一、同じプランターで育てている株にも同じ症状が出た場合、子苗にも同じ病気が伝染していることがあります。
なので、枯れてしまった株と同じプランターに植わっていた株からはランナーを取ることは止めます。
隣のプランターとは隔離されているので病気は感染らないはずです。
でももし、枯れてしまった株が植わっていたプランターの土を他のプランターに移すと感染することがあるので、枯れてしまった株が植わっていたプランターの土には触らないでおきます。
抜いた株をプランターに置いておくのはよくないので、焼却処分するかビニール袋に入れてゴミ捨て場に捨てるなりしっかりと処理をしてください。
いちごの苗の追肥のやり方!苺の苗を植えてから一ヶ月後の管理方法まとめ
イチゴの苗を植えてから1ヵ月後の様子をご紹介しました。
大体うまく育っていると思います。
一株だけ病気で枯れてしまいましたが、それ以外はまずまずの生育です。
今回はあまり殺虫剤を使っていないので、葉っぱを食べられてしまったりダニがついたりしています。
でもとりあえず今のところ大きな問題ではないのでこのまま処理をせずにいきます。
それから肥料についてです。
元肥をかなり少なめに入れましたが、今のところ十分足りているようです。
ただこれからは葉っぱやランナーに養分を使うので追肥をします。
追肥はIB化成という固形の小さい粒を株と株の間に置きます。
これを1株に対して2粒ずつ与えます。
IB化成肥料以外でも、エコロングという肥料や数ヶ月肥料が少しずつ流れタイプのものを粒で与えると便利です。
肥料が多すぎると葉っぱがチリチリに焼けてしまったり、逆に少なすぎると葉っぱの色が黄色っぽくなってしまって生育が遅れたりします。
こういう粒の肥料を1か月に1回、または2ヶ月1回ぐらいのペースで与えればOKです。
今回紹介した内容はこちらの動画でご覧になれます。