今回は、ジャガイモの追肥と土寄せのやり方をご紹介したいと思います。
- ジャガイモはどうやって育てるの?
- 追肥のやり方は?
- 土寄せするタイミングがわからない…
という方におすすめの内容です。
こちらにあるジャガイモは3月上旬に種芋を植えて、4月中旬に芽かきをしました。
種芋の植え方と芽かきのやり方はこちらの動画で詳しく説明しています。
今回はジャガイモの追肥と土寄せのやり方を説明します。
今回使用するものはこちらです。
育てているジャガイモです。
私は「インカのめざめ」という品種を育てています。
大きめの植木鉢で育てています。
今回は植木鉢を使って説明しますが、プランター栽培や畑で育てている場合でも同じようにできます。
今は比較栽培をしています。
右側は芽かきをまったくしていません。
芽の数は10本あります。
左側は芽かきをして、芽は2本だけ残しています。
株元を見てみると、こんなふうになっています。
芽を取ったんですが、また新しい小さな芽が発生してきています。
これが種芋です。
種芋はちょっと露出して地面に出てきてしまっています。
なぜ土寄せをするのか
なぜ土寄せをするのかというと、種芋を中心にして芋ができるので、種芋よりも上に土がないと芋がなりません。
上にできないので収穫量が減ります。
なので種芋の上の土を増やすために土寄せという作業を行います。
地面で育てている場合には、土寄せという名前の通り周りから土を寄せます。
植木鉢やプランターで育てる場合には周りから土を集めてくるのではなく、培養土を足します。
土寄せと言っていますが、実際には土を足すという作業です。
それから土寄せのタイミングで追肥も行った方が生育も良くなり収穫量が増えるので、追肥もあわせて行いましょう。
土寄せと追肥に使用するもの
野菜用の園芸培土
土を足すために野菜用の園芸培土を用意して下さい。
野菜用の土はホームセンター、100円ショップ、Amazonなどネット通販で買えます。
追肥用の肥料
追肥用の肥料も用意して下さい。
例えばこちらの「IBのチカラ」というのは化学肥料です。
それから有機肥料や油かすなどがあります。
培養土を使う場合に、培養土の肥料分が多ければ追肥は必要ないかもしれません。
ただ培養土の方の肥料分が少なかったり、入っていない場合には必ず化学肥料もしくは有機肥料を加えるようにして下さい。
それから肥料の量は、それぞれ使う肥料によって量が異なります。
市販の肥料に書かれている使用量を守って使って下さい。
例えば、IBなら15粒くらい。
この油かすなら大さじ一杯くらい。
この有機肥料なら300gくらい。
それぞれの肥料には、植木鉢の大きさや野菜の種類に応じた使用量の目安が書かれています。
土寄せはいつやるのか
土寄せの作業をするタイミングですが、芽かきのついでにやってもOKです。
もしくは芽かきから1~2週間後に行っても良いです。
サイズ的には草丈15~20cmくらいの時に行うのが良いんじゃないかなと思います。
私が育てているジャガイモ
それから今回私が育てているジャガイモは徒長気味です。
徒長というのは葉と葉の間が間延びしてしまうことです。
なぜ徒長してしまったかというと、日当たりが良くないベランダで育てていて半分までしか土を入れていないからです。
ひょろ長い株というのはあまり良くありません。
今回私はこの大きな植木鉢を使っていますが、土は半分までしか入っていません。
こんな風になっています。
これぐらい空間があります。
これは種芋の上に土をたくさん入れるためにあえて空間を残しておきました。
それから土寄せは1回でも2回でもOKです。
1回目は草丈が15~20cmくらいになったとき、2回目の目安はジャガイモの花が咲いたときが良いと言われています。
追肥もそれにあわせて、1回でも2回でもOKです。
土寄せと追肥のやり方
今回は植木鉢の中に、培養土を足して肥料も入れます。
まずは小さな芽を取ります。
この種芋の上に土を被せます。
これぐらいまで入れようかな。
私は100円ショップのダイソーで買った野菜の土を入れます。
こんな感じでOKです。
ここに追肥もします。
今回は油かすを使います。
こちらの油かすは大さじ一杯分加えて下さいと書いてあるのでそれぐらい入れます。
これを混ぜます。
もう少し土を足しました。
こんな感じでOKです。
今回は植木鉢を使ったので、培養土を足しました。
地面に育てていて畝を立ててジャガイモを育てている場合は、畝の土を株元に寄せて下さい。
地面で育てていると雨で土が流されます。
なので地面で育てている場合は、土寄せは2回やりましょう。
植木鉢の場合にはあまり雨で土が流れてしまういうことがないので比較的簡単です。
それではもう一鉢もやります。
こちらは10本の芽を残しました。
こんな感じです。
こちらの方が小粒のジャガイモがたくさんできるんじゃないかなと思っています。
土を足します。
次は肥料を加えます。
肥料を土と混ぜます。
これで完成です。
植木鉢で育てている場合には土寄せをした後は水をたっぷりと与えて下さい。
このまましばらく育てます。
もうちょっと経って、大きくなって花が咲いてきたら2回目の土寄せと追肥をやろうかなと思っています。
土寄せをやらなかったらどうなるのか
もしこの土寄せをやらなかったらどうなるのかに関しては、種芋よりも上に土があまりない場合には芋があまりできなかったり、できたとしても地表付近にできてしまうので光が当たって緑色になってしまいます。
ジャガイモは皮が緑色になるとソラニンという毒を含みます。
なのでその芋は食べられなくなります。
ジャガイモを緑色にしないため、収穫量を増やすために土寄せをしましょう。
ジャガイモの土寄せと追肥のやり方まとめ
今回は、ジャガイモの追肥と土寄せのやり方をご紹介ししました。
ジャガイモはとても簡単に育てられる野菜です。
基本的にはホームセンターで種芋を買って植えるのがおすすめです。
ですがスーパーで買ったジャガイモから芽が出てしまった場合など、芽が出たジャガイモを植えてもジャガイモを育てることができます。
もし芽が出てしまったジャガイモがあったら、ぜひジャガイモ栽培にチャレンジしてみて下さい。
こちらの動画でも紹介しています。