小玉スイカの育て方と種が美味しいピノガールの家庭菜園の栽培方法【プランター袋栽培】

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今回は小玉スイカの育て方とピノガールという小玉スイカの品種を紹介します。

  • 小玉スイカを育ててみたい
  • ベランダでも栽培できるの?
  • ピノガールってなに?

という方におすすめの内容です。

目次

マイクロシード小玉スイカのピノガール

ピノガールという非常に珍しい小玉スイカを紹介します。

小玉スイカのピノガールの特徴

まずキャッチコピーは

タネまでたべられるこだまスイカ誕生。

マイクロシードにひとたび慣れたら貴方はもう普通のスイカに戻れなくなる。

なので特徴は、マイクロシードという小さな種が食べられるスイカということです。

それから種の大きさの比較もありました。

このように種の大きさが非常に小さいです。

種の大きさは5ミリくらいだと思います。

ピノガールを初めて発見したときに、最初は良い印象を持たなかったというか、あまり売れないのではと思いました。

なぜかいうと、わざわざスイカの種まで食べたいと思わないし、種を食べないなら種なしか種をとればいいと思いました。

わざわざ種まで食べれるスイカを求めている人はいるのか、普通のスイカでいいのではないかと思いました。

それからこのキャッチコピーを聞いた時に、私はマイナスな印象を受けました。

なぜかというと、スイカの種を噛んだときの不快なイメージを連想してしまったからです。

スイカを食べたときに種を取り出すのを忘れていて、種が残っていてそれを噛んでしまったときにガリッガリッとしてちょっとイラッとしますよね。

この種まで食べられるスイカというキーワードを聞いたときにそれを連想してしまって、あまりいいイメージが湧きませんでした。

しかし2019年11月にアグロイノベーションという農業系のイベントがあり、こちらのイベントでピノガールの試食をして、そこで初めてピノガールを食べました。

衝撃を受けました。

何が衝撃だったかというと、ピノガールを食べたときのプチッカリッな心地よい食感がして、とてもおいしかったのです。

試食する前まではピノガールに対してあまり良い印象を持っていなかったので逆にすごく驚きました。

種を食べるという新ジャンルのマイクロシードスイカ

まずピノガールが生まれる前の世界を想像してみてください。

そのときはスイカというと、種がある品種と種がない品種の2つしかありませんでした。

種があるスイカというのは一般的な品種です。

それから種がない品種もあります。

種がない品種に関しては、ホルモン処理をしているのではなくて3倍体のスイカを利用しています。

3倍体について説明をすると話が長くなってしまうので、今回は説明を省きます。

このように、この世界には種がある品種と種がない品種の2つしかありませんでした。

しかし、ピノガールが現れると世界が変わりました。

ここは4つにマッピングしています。

上は種がある品種、下は種がない品種。

右は種を食べないスイカ、左は種を食べるスイカです。

今まではスイカと言われれば種を食べなかったので、右側だけで種があるスイカと種がないスイカしかありませんでした。

ただここに、種を食べるというピノガールが現れたことで新しい世界が創られました。

種を食べるという新ジャンルのスイカが生まれました。

それがピノガールです。

ピノガールの果肉と種の味と食感

普通のスイカ、種なしスイカ、ピノガール、味は全部スイカ味です。

違うのは食感です。

普通のスイカは基本的にはシャリシャリした食感ですよね。

たまに種を噛んでしまうとガリガリと不快な食感になります。

種なしスイカは種が完全にない、もしくは非常に小さく柔らかい種が入っているので、基本的にはシャリシャリとした食感だけを楽しめます。

ではピノガールはどうかというと、このシャリシャリとした食感+プチプチ、カリカリした食感も楽しめます。

このようにピノガールは小さな種があることで、食感が変化して独特の味わいをもたらしてくれています。

味自体はスイカなので一緒ですが、人間がものを食べるときに食感がすごく大切です。

例えば、ふにゃふにゃの天ぷらとサクサクの天ぷらは味は一緒ですが、揚げ物はカリッとしていてほしいですよね。

なので食感が味わいに影響を与えていると思います。

私はこのピノガールを食べたときにある果物を連想しました。

それはパッションフルーツです。

ピノガールの小さな種の食感が、なんかちょっとパッションフルーツっぽいなと思いました。

パッションフルーツというのは熱帯でよく食べられている果物です。

パナマやケニアに住んでいたので、そのような地域ではパッションフルーツをよく食べていました。

パッションフルーツというのは、すごく小さな種が入っています。

種の大きさはだいたい2.5mmぐらいで硬いです。

なのでその種を噛まずに果汁だけを楽しんで飲み込んでしまうこともあります。

またその種をガリガリ噛む場合もあります。

なので厳密にいうとピノガールの種の食感とは違います。

ピノガールはプチカリ、パッションフルーツはガリガリな食感です。

なので私はピノガールについて、スイカとパッションフルーツを合わせたような食感を楽しむ新しいスイカだなと思いました。

ただ注意点としては、パッションフルーツっぽいとは言いましたが味は完全にスイカで種はプチプチです。

ピノガールのキャッチコピーは「種まで食べられるスイカ」ですがそれだとあまり良い印象を与えないんじゃないかと思って私なりに考えてみました。

スイカ+パッションフルーツ≒食感を楽しむスイカ

もしピノガールを食べたことがある人でもっとわかりやすいキャッチコピーがある人はぜひ教えてください!

小玉スイカのピノガールがおすすめな人

ピノガールは誰に対してもおすすめという訳ではないと思っています。

普通のスイカで十分、あの食感が好きでプチプチカリカリした種の食感に興味がないという人は普通のスイカがおすすめです。

またプチプチカリカリした種の食感が嫌で、スイカのシャリシャリをこよなく愛する人は種なしスイカを選ぶのが良いと思います。

どのような人にピノガールがおすすめかというと、新しいものを食べるのが好きな人です。

スイカの味も好きで、プチプチカリカリした食感も好きで種も食べてみたいと思った人にはおすすめです。

ぜひ一度試してもらいたいなと思います。

ピノガールの苗と実の販売時期

苗に関しては4月から6月上旬ぐらいまで購入できるようです。

それから実に関していうと、私が調べた限りでは5月下旬から8月まで販売されているようです。

なので気になる人は苗を買って育てたり、実を買って食べてみてください。

小玉スイカの袋栽培の育て方

今回は小玉スイカの育て方を教えてほしいというリクエストもあったので、この機会にピノガールを育ててみることにしました。

ピノガール以外でも小玉スイカならだいたい同じ方法で育てられます。

こちらは私が楽天市場で購入した苗です。

接ぎ木苗です。

こだまスイカはいろんな仕立て方がありますが、今回は一本仕立てでやります。

ピノガールは小づるが出やすいらしいです。

なので主芽を摘心せずに伸ばします。

最初の雌花は摘み取る。

もしくは子づるの花に実をつける。

葉が5~6枚でたら摘心して、子づるを2本だけ残す二本仕立てにするやり方もあります。

二本仕立ての場合には、二本のつるに一個ずつ実を成らせるので一つの苗で二つ実を収穫できます。

一本仕立ての場合には基本一本のつるに一つしか身を成らせないので、一つの苗で実は一つしか収穫できないという感じになります。

ただピノガールの場合には摘心しなくても子づるがでてくるということなので、もしかしたら二つくらい実をつけるかもしれません。

今回私は苗を購入しましたが、種からも育てられます。

容器は袋栽培をやります。

袋にオリジナルの培養土を作ります。

私は袋を使いますが、プランターや鉢植えでもOKです。

その場合は一株あたり少なくとも10リットルの土が入る容器を使いましょう。

もちろん庭や畑でもOKです。

今回は省スペースのために園芸用の支柱を使います。

つるを縦に伸ばし立体栽培します。

なので狭いスペースで育てたい人向けのやり方です。

広いスペースがある人は水平に伸ばしましょう。

私はベランダ菜園なので小玉スイカを使います。

小玉スイカはコンパクトに育てられるからです。

大玉スイカはかなり大きくなるのでベランダ菜園には不向きです。

小玉スイカの栽培容器(袋)と使う土

今回はこちらのAmazonの郵送袋で袋栽培します。

土の量は12~18リットルくらい入りました。

一番簡単なやり方は培養土の袋にそのまま植えることだと思います。

使う土は、このような培養土がおすすめです。

ホームセンターやネット通販で野菜栽培用の培養土をそのまま使うのが簡単です。

こちらは元肥としてマグァンプKとリキダスを使用していると書いてあります。

このように最初から元肥が入っていて使いやすいです。

袋の上を切って穴を開けてそこに植えるだけでも野菜は育てられます。

オリジナルの土を作る

今まではずっとこのような培養土を使ってくださいとおすすめしていましたが、今回はオリジナルの土を作ります。

土を用意しました。

これらをブレンドして野菜栽培用の土を作ります。

こちらは原料がココピート、ヤシガラ培地です。

商業的なイチゴやミニトマト栽培でも使っています。

これをこちらのバケツに入れます。

次は腐葉土を入れます。

土を柔らかくしたり、植物にとって良い働きをしてくれる菌が多いのでこれも入れます。

次は赤玉土を入れます。

鹿沼土も余っているので入れます。

バーミキュライトも入れます。

パーライトも入れます。

くん炭も入れます。

あとはこれを混ぜます。

とりあえず完成しましたが、保水性と保肥性が弱い気がするので別の土も混ぜます。

こちらの黒土を混ぜます。

黒土を混ぜて、保水性と保肥性を上げようと思います。

混ぜます。

オリジナルの培養土ができました。

オリジナルの培養土が作れるようになると、さらに家庭菜園が楽しくなります!

created by Rinker
プランティーションイワモト

スイカの苗の定植作業

この培養土をAmazonの袋に入れます。

こちらの8リットルのバケツから全て袋へ移しました。

そうしたら、全然足りませんでした。

8リットルで6分目くらいまでしか入っていないので、ここに培養土を直接足して12リットルくらいまで土をいっぱいにします。

結局こんな培養土になりました。

袋に排水穴を開けます。

ドライバーを刺して穴を開けましょう。

同じように反対側も開けます。

あとはこの苗を植えます。

この苗は楽天市場で買いました。

このように野菜の苗はネット通販でも買えます。

苗の取り方は、指を当ててひっくり返して、底を揉んで上にポットを抜きましょう。

根が白くて、少し根が周っているくらいが生育として良い状態です。

こちらを植えます。

土の高さを合わせます。

少し押さえつけます。

そうしたら排水穴から水が出るまで水を与えてください。

特に一番最初というのは培養土がカラカラに乾いているのでしっかりと上から水をかけてください。

そうすると土と根がくっついて根が張りやすくなります。

苗が大きくなってから園芸用の支柱を立てます。

ツルを上に這わせていって、そこで花をつけさせます。

今回は一本仕立てでやるので、一番最初についた雌花については摘み取ってしまってそれから10~15節目についた花を受粉させてそこに実をならせます。

その実はそのままにしておくと重さで落ちてしまうので、ネットなどで支えます。

このように小さい時は園芸用の支柱を立てる必要はありません。

しかし風とかで折れるのが心配なので、割り箸で仮の支柱を立てます。

根元にグサッと割り箸を挿して、ビニタイやひもで留めます。

これでOKです。

こちらの仮支柱は一週間後には外します。

このツルが長くなってきたらここに園芸用の支柱を立てて上に絡ませていきます。

そうすればあまり広くないスペースでも栽培できるという方法です。

あとスイカは直射日光が長時間あたる場所で育ててください。

日陰だとあまりうまく育ちません。

それから元肥としてIB肥料を10粒ほど使います。

肥料は株元には置かないで下さい。

肥料が溶け出したときに根が焼けてしまう恐れがあるからです。

なので必ず根元ではなく容器の端へ置きましょう。

このままにしておくと水やりをしたときに肥料が動いていってしまうので、肥料は土の中に埋めます。

指で中に押し込みましょう。

これで定植作業は以上です。

小玉スイカの育て方とピノガール情報まとめ

小玉スイカの育て方とピノガールをご紹介しました。

ピノガールはすごく面白い品種だと思います。

小玉スイカならベランダでも栽培できるのでぜひ試してみて下さい。

こちらの動画でも紹介しています。

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動画でもっと詳しく見れます

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