今回はキュウリを植木鉢やプランターで育てる方法を詳しく解説します。
キュウリを地面に植えて畑で育てる方法はこちらの動画で解説してます。
今回はプランターや植木鉢を使う方法をご紹介します。
- キュウリを育てたいけど畑がない
- キュウリの管理方法を知りたい!
- どうやって支柱を立てたらいいの?
という方におすすめの記事です。
キュウリのプランター栽培に必要なもの
まず、キュウリの栽培に必要な道具を説明します。
キュウリのプランター栽培に必要なもの①キュウリの苗
まずはキュウリの苗です。
接ぎ木苗と呼ばれている苗がオススメです。
なぜかというと、接ぎ木苗の方が病気に強いからです。
キュウリの苗はホームセンターやネット通販などで買えます。
キュウリのプランター栽培に必要なもの②植木鉢・プランター
植木鉢もしくはプランターが必要です。
今回は8号サイズの植木鉢を使います。
基本的にはどんな大きさのプランターを植木鉢でも育てられます。
大きければ大きい程、栽培が簡単になります。
なので、少なくとも8号ぐらいかもう少し大きいサイズのプランターを用意してください。
キュウリのプランター栽培に必要なもの③培養土
次は土です。
野菜栽培用の園芸培土を購入してください。
ホームセンターやネット通販、100円ショップでも買えます。
ホームセンターに行くと色々な野菜栽培用の園芸培土が売っています。
基本的にはどんなものでも構いませんので、お好みのものを選んでください。
キュウリのプランター栽培に必要なもの④鉢底石
それから鉢底石というものを使います。
これはプランターや植木鉢の底の部分に出て水はけをよくするものです。
キュウリのプランター栽培に必要なもの⑤肥料
それから肥料も必要です。
一番最初は培養土に肥料分が含まれているので肥料は必要ありません。
これから追肥という作業をする時に必要になります。
もし、元肥が含まれていない土を使う場合は、予め肥料を入れてください。
化学肥料でも有機肥料でも構いません。
キュウリのプランター栽培に必要なもの⑥リング支柱
それから今回は支柱を使います。
主に朝顔やツル性の植物の栽培に使われているものです。
支柱を使うメリットは、非常にコンパクトに栽培ができることです。
なので、狭いベランダで育てる場合には支柱がおすすめです。
キュウリのプランター栽培に必要なもの⑦園芸用ネット
庭や広いベランダで栽培をする時には、ネットを使って栽培してください。
園芸用の支柱をプランターに挿して、そこにネットをつけることで栽培ができます。
支柱の立て方はこちらの動画で解説します。
キュウリのプランター栽培に必要なもの⑧その他4点
あとは
- グローブ
- 割り箸
- 園芸用のヒモ
- マジック
以上の4点があれば始められます。
植木鉢にキュウリを植える手順
では、プランター・植木鉢にキュウリを植えてみましょう。
キュウリを植える手順①植木鉢に鉢底石を入れる
まずは植木鉢の準備をします。
今回は植木鉢を使いますが、プランターでも同じように栽培できます。
まずは植木鉢の底に鉢底石を入れます。
鉢底石はバラバラのものでもいいですが、ネットに入っているタイプを使うと後で土と鉢底石を分けやすいのでオススメです。
植木鉢の底に鉢底石を入れました。
キュウリを植える手順②植木鉢に培養土を入れる
植木鉢の底に入れた鉢底石の上に野菜栽培用の園芸培土を入れます。
ここまで野菜栽培をの園芸培土を入れました。
縁から3〜5cmくらい下までにしてください。
土を上まで入れると、水やりをした時に土が外に溢れてしまいます。
なので、土は9分目ぐらいまで入れてください。
キュウリを植える手順③キュウリの苗を植え付ける
中心の部分に少し穴を開けてキュウリの苗を植えつけます。
まずは中心を少し掘ります。
こちらが今回使用するキュウリの苗です。
今回はうどんこ病に強いといううどんこつよしという品種を選びました。
こちらは種です。
キュウリの栽培では、特にうどんこ病という病気の発生が問題になるのでこちらの品種を選びました。
キュウリのうどんこ病の対策はこちらの動画で解説しているので、ぜひご覧ください。
植え付ける時は茎を持って上に引っ張らないでください。
茎が切れてしまうことがあります。
このように指を入れて、ひっくり返して抜きます。
抜いた苗を、先ほど掘った穴に入れます。
ポイントは、ポットの土の高さと容器の土の高さを合わせることです。
そうしたら土を戻し、軽く押さえてください。
こうすることでポットの土と植木鉢の土が密着して根っこの活着が良くなります。
これで植え付け作業は終わりです。
キュウリを植える手順④支柱を立てる
次に支柱を立てます。
支柱はホームセンターや100円ショップ、アマゾンで購入できます。
こちらのサイズが大きければ大きい程、栽培はやりやすくなります。
ただ、狭いベランダで育てる場合は邪魔になってしまうので、栽培する場所によって大きさを選んでください。
このように差し込みます。
底まで深く差し込んでください。
リング支柱が設置できました。
キュウリは支柱に沿わせてぐるぐると栽培します。
おそらく支柱の高さが足りなくなるので、細い支柱をたします。
細い支柱を足して、その支柱の上に伸ばしていきます。
この栽培方法はミニトマトの栽培でも使えます。
ミニトマトをリング支柱にぐるぐるに這わせていく方法です。
ミニトマトの支柱の立て方はこちらの動画でご紹介してます。
キュウリを植える手順⑤仮支柱をする
このままだとキュウリが風で倒れたり、すぐに支柱までツルを伸ばさないので仮支柱を立てます。
細い園芸用の支柱を持っている方は斜めに付けて下さい。
細い園芸用の支柱が無い方は割り箸などでも代用できます。
細い棒状のものでしたら何でも構いません。
まずは、仮支柱をキュウリの根本に差し、支柱と仮支柱を紐や園芸用の針金で固定します。
次にキュウリと仮支柱を8の字結びで結びましょう。
一度小さな輪っかを作り、ねじってから支柱に固定します。
これでいいです。
このつるが伸びて支柱にまとわりつき、また伸びていってくれます。
キュウリを植える手順⑥水をあげる
植え付け作業終わったら水をたっぷりあげましょう。
植木鉢の底から水が出てくるまで、しっかりあげてください。
キュウリを植える手順⑦植えた日と品種を書いた札を差しておく
最後に品種名を忘れないようにするため、札に品種名と植えつけた日付を書いて差しておきましょう。
これで植え付け作業は終わりです。
この後の管理方法はこちらの動画で紹介しています。
キュウリをプランターや植木鉢に植えた後の管理
キュウリを植え終わった後の管理方法についてご説明します。
キュウリの葉っぱが5枚出てくるまでは脇芽を取る
キュウリ栽培のポイント少しだけ説明しておくと、しばらくはこのまま栽培して大丈夫です。
葉っぱ5枚目ぐらいまでは、葉っぱの根元から発生する脇芽を取ってください。
6枚目以降の脇芽は取らなくていいです。
キュウリのうどんこ病対策
葉っぱの上に白い粉みたいなものが発生したら、それがどんこ病という病気です。
うどんこ病が発生したら殺菌剤などを使わなければいけません。
少量だけ葉っぱに出た場合は、その葉っぱを摘み取ることで感染拡大を防ぐことができます。
キュウリの収穫
一番最初に実ったキュウリをスーパーで売ってるような大きさまで育てると、株に負担がかかってしまいます。
なので、小さいうちに収穫してください。
キュウリは収穫のタイミングを1日逃しただけで、かなり巨大化してしまいます。
小さいうちに収穫するのを心がけてください。
キュウリは光が好き
キュウリは強い光を好む野菜なので、必ず直射日光が長時間当たる場所で管理してください。
キュウリは光が弱いと上手く育ちません。
キュウリの追肥するタイミング
最初は培養土に含まれている元肥の肥料分でうまく育ちますが、1ヶ月ぐらいすると肥料分がどんどん無くなっていきます。
そうしたら、追肥をしてください。
追肥は化学肥料でも有機肥料でも構いません。
肥料によって強さが異なるので最適な量が違います。
使う肥料に書かれている使用量を守って使ってください。
キュウリの水やりは夏なら1日1~2回
苗が小さいうちは水の消費量も少ないので、土の表面が乾いたら水をあげるようにしてください。
苗がどんどん大きくなっていくと葉っぱの面積も広がり、水の使用量も多くなります。
キュウリは水が多い方がよく育つので、土の表面が乾いたら必ず水をあげてください。
夏は1日に1~2回水やりをすることになると思います。
【ベランダ菜園】きゅうりをプランター植木鉢で育てる方法!ベランダ菜園向けのリング支柱栽培まとめ
プランターや植木鉢に植えて栽培をすれば、狭いベランダでもキュウリの栽培ができます。
ぜひ参考にプランターや植木鉢でキュウリを育ててみてください。
キュウリが大きくなってきたら、途中で支柱を継ぎ足すことを忘れないでください。
今回の内容はこちらの動画でご覧になれます。