今回は、枝豆とオクラの間引きのやり方をご紹介したいと思います。
- 間引きって何?
- 枝豆やオクラを育てたい
- 土寄せのやり方を知りたい
という方におすすめの内容です。
今ここにはオクラが発芽しています。
5つオクラが発芽していますが、3つだけ残します。
2つ取ります。
こんな風に複数の芽もしくは株の中から、必要なものだけを残してそれ以外を捨てることを間引きといいます。
なぜ間引くのか?
なぜ間引くのかというと、例えばいまここに5つ播きましたがその内葉っぱの状態が健康そうな苗は5つのうち4つで、葉っぱの形がおかしいものが1つあります。
もしここに3つ育てたいからといって3粒だけ播いていて、その内の1つが葉っぱの形がおかしく生育の良くなくて、結局2株しかうまく育たないということになってしまいます。
そういうことがないように、わざと多めに蒔いて良いものを選りすぐる。
本当にいい株だけを選抜するというやり方をします。
そうした方が、非常に良い株だけを育てられますよね。
よりこの土地からの収穫量を最大限にするというやり方を野菜栽培ではやります。
こちらも見てみましょう。
ここも5つ播いて、5つ芽が出てきました。
それから5つ蒔いても5つ芽が出てくるとは限らないです。
3つしか芽が出ない、4つしか芽が出ないなどもありえます。
この株ちょっとおかしいですね。
葉っぱがおかしくなっています。
この株は他のに比べて葉っぱがちょっと小さいですよね。
なのでこの5つでどれを残すかと言われたら、この2つを取ってしまってこちらの3つを残します。
こんな風に間引きの選抜を行います。
間引きのデメリット
間引きにもデメリットがあります。
まず種代がたくさんかかってしまいます。
最初から3つ育てるのであれば3つだけ播けばいいのに、5つ播いたせいで2つ分の種代が余計にかかってしまいます。
それと取り除く手間もかかります。
そういう面倒くささも出てきます。
その辺はデメリットですね。
ただやはりデメリットを上回るメリットがあるため間引きはオススメです。
オクラの間引きのやり方
株を何個残すのかを決める
オクラの間引きのやり方ですが、まず何個残すのかを決めます。
今回で言ったら3つ残すと決めているので、この3つを残すというのが決定です。
もし5つ全てが綺麗な場合はどうするのかというと、良い状態の中から更に生育が良いものを選びます。
あとは距離感です。
3つが重なって近くにあったらそのうちの間のものを抜いて点在させる。
距離を離して育てるようにしたりします。
間引いた苗の活用術
それから間引いた苗をそのまま捨ててしまっても良いですが、もしプランターや土地があいていたら植え替えることもできます。
そういう場合には根っこを周りの土ごとを引き抜いて移植するようにしましょう。
ただ問題としてはそれをやると残している株の根っこを痛める危険性があるので、そういう必要がなければただ単純に引き抜いてしまって捨てるという風にしてください。
ただ引き抜いて捨てる、これが簡単なやり方です。
土寄せをする
この2つを間引いて、この3つを残しました。
間引きが終わったら土寄せをしていきましょう。
枝豆の葉っぱを食べた犯人
枝豆の葉っぱを食べた犯人が見つかりました。
ここにいる青虫です。
こいつがどうやら食べているようです。
こいつはこの世からいなくなってもらおうと思います。
他にもいそうです。
他にもいました!!!
こいつも次の輪廻転生までお休みしてもらおうと思います。
けっこう食べられていますね。
こんな風に葉っぱを食べる虫っていろんな種類がいるんですが、けっこう青虫のことが多いので葉っぱを探してみるのが一番最初にするべきことかなと思います。
もしいなかったら、ヨトウムシとかそういう可能性があるので土の中を探してみてください。
絶対他にもいそうです。
2匹だけじゃなさそうです。
また作業していて見つかったら輪廻転生の世界に送り込もうかなと思います。
枝豆の間引きのやり方
次は枝豆の間引きについてご説明したいと思います。
何個残すのかを決める
枝豆を一ヶ所に4つ播きました。
これは4つちゃんと出てますね。
例えばここみたいに、4つ播いたのに3本しか芽が出てないとかがあったりします。
こういうことが起こるので2株育てたい場合でも、2株播くのではなく4つ播くということが必要です。
今回、間引いて2つだけ残します。
例えばここのでしたら、4株で2つに残します。
そうなった場合どれを間引くかというと、まずは一番生育が悪いものをとります。
次に、残りの3つは正直どれでもいいです。
どれでもいいですが、草丈高いものもとります。
草丈低めの2つを残しました。
それからここも4つ出てますね。
それを2つにします。
これと、虫に食われているのでこれにします。
間引きは生育を見て決めるのが一番です。
あとは他の株との距離感も確認しましょう。
ここはどれでもよい感じなので、間の2本を抜いて両端の2本を残す感じにしました。
生育はほぼ一緒だったので距離感で。
間引いた苗
これは間引いたやつです。
間引いたものは捨てるだけって感じです。
他のところも間引いていきましょう。
土寄せをする
間引きと一緒にしたいのが土寄せです。
根っこと土を引き抜いたので、土がかなりスカスカで柔らかくなっていてすごく不安定な状態になっています。
このままだと倒れてしまったり、うまく生育しない可能性があります。
なのでここに土をしっかりと押し固め、発根を促すために土寄せを行います。
こんな感じです。
落花生の間引きのやり方
こちらは落花生があります。
それぞれ2つぶずつ蒔きました。
なのでそれぞれ2つ出たら1こずつ間引いて、1つだけ残そうと考えていました。
そうしたら、4つ蒔いたのに2つしか出なかったんですね。
それぞれ1つずつしか芽が出ていません。
本来は間引きをする予定だったのですが、間引きをしなくて良くなりました。
ここを見てください。
地面が割れてきているから、ここから芽が出てきそうですよね。
ちょっとほじくってみま……
あっ!!
何か出てます。
こんな風に遅れて芽を出そうとしているところでした。
これは出てきたとしても生育が遅いため、今回はこの段階での間引きにしたいと思います。
こんな風に、落花生も生育が良い方を残し片方を間引くのがオススメです。
こっちは出てきていないですね。
種は100%発芽しないんです。
それぞれ野菜によって違いますが発芽率というものがあって、98%くらい出るものもあれば6割7割しか発芽しない種もあります。
なので1株育てたいから1つぶ蒔くのではなく、2つぶ、3つぶ蒔く方がオススメです。
ただこれは野菜によっても違うので、野菜ごとに作り方は違います。
それから落花生の場合も土寄せをしましょう。
周りから土を集めて株元に寄せてあげましょう。
土寄せの作業は定期的に行いましょう。
枝豆とオクラの間引きと土寄せのやり方まとめ
今回は野菜の間引きと土寄せについてご説明しました。
種を多めに播いて苗を間引くことで、面積あたりの生産性を上げられます。
土を株元に寄せることで、株元が安定し発根量が増えます。
こちらの動画でも紹介しています。