【リボライス】コメを再生栽培する方法!ペットボトルで稲をかんたんに育てよう【リボベジ】

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今回は、スーパーのお米の再生栽培をペットボトルで行う方法についてご紹介します。

  • 再生栽培に興味がある
  • ベランダや庭で手軽にお米づくりに挑戦してみたい

という方におすすめの内容です。

再生栽培というのは、スーパーで売っている野菜の一部から苗を作り再生させて育てる栽培方法です。

これまでにもいろんな野菜の再生栽培をしてきましたが、今回は野菜ではなくお米です。

スーパーで売っているお米から稲を育てて収穫するまでを目指します。

題して、リボライス!

今回は収穫まではいきませんが、お米から稲を作り、田植えまでをご紹介します。

(後日ちゃんと穂ができてお米ができました)

目次

お米の再生栽培に必要な材料

材料を紹介します。

まずスーパーで売っているお米が必要になります。

ただし!

このようなお米では稲は育ちません。

なのでこのお米ではなく、こちらの玄米を使います。

精米された白いお米ではなく、茶色い玄米を用意して下さい。

こうやって見比べると色が違います。

白米は精米するときに胚と呼ばれている芽の部分を取り除いています。

精米して胚芽がないお米は再生できません。

玄米は胚(芽)が残っているので、再生栽培に使えます。

一時期、発芽玄米が流行りましたよね。

あれは玄米から芽が出ることを利用した食べ方です。

それから通常、稲を栽培するときにはこのような籾(モミ)から栽培します。

籾というのは精米工程で玄米の手前の段階で、籾殻の中に玄米が入っている状態です。

あと必要なものは、

  • 小さなプラスチック製容器
  • 黒土、赤玉土、鹿沼土(もしくは田んぼの土)
  • 少量の化学肥料(1g程度)
  • ペットボトル(もしくはバケツ)

これくらいのものが揃えば始められます。

お米の再生栽培を始める時期

お米の再生栽培を始める時期ですが4月から6月頃に始めるのががおすすめです。

※南北の長さを考慮して6月までにしました

日本では5月から6月に田植えをするので、それに合わせて栽培を始めるとやりやすいと思います。

お米の再生栽培の年間スケジュール

お米の再生栽培の年間スケジュールをお伝えしておきます。

4月から6月頃に種まきをします。

5月から6月頃に田植え作業をします。

収穫できるのは9月から10月頃です。

お米を再生栽培する方法

それでは作業を始めましょう。

芽出し

芽出しの作業をやります。

左から、精米したお米・玄米・籾です。

玄米はスーパーやネット通販で買えます。

玄米を少しだけプラカップなどに入れます。

水道水を注ぎます。

こんな感じでOKです。

この状態で3日くらい経つと芽が出てきます。

水道水は毎日交換します。

2日目か3日目くらいから小さな芽が生えてきます。

そうしたら準備はOKです。

今回のように玄米から育てると、途中で腐る可能性もあるので植えたい本数よりも多めに水に浸してください。

2Lペットボトルで栽培できるのは2~6本くらいなので、20粒を水に浸せば十分です。

水に浸けてから3日経ったものをお見せします。

左が、今水に浸した玄米です。

右が、水に浸して3日経った玄米です。

このように小さな芽が出ています。

これが稲の葉っぱになります。

だいたいこれくらい伸びたら種まきをしましょう。

種まき

次に使うのはプラスチック製の平らな容器です。

どんな容器でも構いません。

底に穴が開いていないものを用意して下さい。

それから土は園芸用の黒土というものです。

黒土はホームセンターやネット通販で買えます。

それから地面の土や田んぼの土でも構いません。

土の厚さが2~3センチだけ土を入れます。

こんな感じでオッケーです。

次に水道水を入れて混ぜます。

混ぜます。

水が混ざりました。

このように余った水は捨ててください。

このような状態になればOKです。

次にピンセットで発芽した玄米を土の上に並べます。

芽が長く伸びたものを選んで置いていきます。

並べ終わりました。

そうしたら、玄米の上に少しだけ黒土をかけます。

このまま一週間ほど栽培します。

2日後くらいすると白い芽が上に伸びてきます。

そうすると色が変わって緑色になります。

根も生えてきて土の中に伸びます。

土が乾きそうになったら水を足しましょう。

最初は肥料なしでOKです。

ここから一週間経ったものをお見せします。

種まきから一週間ほどで葉が伸びてきました。

高いものだと10センチ、低いものだと3~4センチくらいの高さに育っています。

根っこの状態も見てみましょう。

一株抜いてみました。

こんなふうに根が長く伸びています。

それから葉が一枚出ています。

ここに玄米が残っています。

すごいですよね。

本当に玄米から葉と根が生えました。

この苗をさらに一週間育てると、これくらいの大きさになります。

背が高くなり2枚目の葉も出ています。

高さは12~15センチくらいです。

こちらの苗の状態も見てみましょう。

種まきをしてから2週間ほど経った苗です。

根っこもかなり長く伸びています。

これくらいか、もしくはもう少し大きくなったら田植えをしましょう。

玄米から苗へ育成した様子

生育の順番を説明します。

玄米からスタートします。

水に浸けて発芽した玄米です。

種まきしたあとの芽です。

さらに育てた苗でです。

さらに育てた苗くらいの大きさか、葉が2~3枚になったら田植えをします。

栽培容器を作る

次に栽培容器を作ります。

お手軽に栽培するためにペットボトルを使います。

2リットルがおすすめです。

ペットボトルを縦に使う方法もありますが、私は横向きで使います。

こことここに穴を開けて、一株ずつ育てます。

横に寝かして使うので、必ずキャップはつけてください。

今回はお手軽に栽培するためにペットボトルを使いますが、バケツでも栽培ができます。

バケツを使う場合は10~15リットルのサイズを用意してください。

それでは作業を始めます。

まずマジックペンで印をつけます。

印がつけ終わりました。

印の部分をハサミやカッターで切ります。

刃物を扱うときは手を怪我しないように気をつけてください。

お子さんの自由研究にも良さそうですが、必ず大人が一緒に作業してください。

このように穴が開きました。

これで栽培容器の準備はOKです。

底には穴を開けないでください。

土の準備

次は土を準備します。

黒土、赤玉土、鹿沼土の三種類の土を使います。

黒土を6割くらい使い、残り4割を赤玉土と鹿沼土を混ぜるという感じです。

それから肥料は化学肥料を使ってください。

ペットボトルやバケツで栽培する場合には有機肥料がうまく分解できないので、必ず化学肥料を使いましょう。

小粒の化学肥料がある方はそれを3~5gほど使ってください。

私は代用品として大粒の肥料を使います。

こちらを潰して粉にして使います。

NPKが10:10:10の肥料です。

今回はこれを一粒分(1g)を粉にして土に混ぜて使います。

それから土は、地面の土や田んぼの土でも構いません。

しかし野菜栽培用の園芸培土は使わないでください。

今回は2Lの容器なので、1.8Lくらいの土を使います。

では土を混ぜていきます。

こんな風に土を入れました。

これを混ぜます。

こんな感じでOKです。

ここに肥料も入れて混ぜます。

よく混ざったので、これをペットボトルの容器に入れます。

これくらい土が入ればOKです。

次に水を注ぎます。

このように、土全体が湿り気を持てばOKです。

田植え

次に田植えをしましょう。

一つの穴に稲を1本か2本植えます。

稲は分げつして茎の数が増えていきます。

ここに1本か2本だけ植えたとしても、その後に茎の数が増えて収穫する頃には何本もたくさん生えています。

なので欲張ってここに5本くらい植えるようなことはしないでください。

生育が良いものを選んで植え付けます。

苗を取るときは根を切らないように注意して、できれば土ごと植えましょう。

この苗を植えます。

こんな感じでOKです。

こちらの苗も植えます。

土に穴を開けて根を入れます。

田植え完了です!

植え付けが終わったら、水を足しましょう。

土の上に水を1センチの厚さで貯まるようにしてください。

水を足します。

これでOKです。

あとは直射日光がよく当たる場所に置きます。

それから水が減ったら必ず足してください。

常に土の上に少しだけ水が張っている状態をキープしてください。

この後は、中干や追肥などの作業があります。

このまま順調に育っていけば、9月か10月頃には稲刈りです。

稲作についての思い出話

私の稲作についての思い出話をちょっとだけします。

私の実家は棚田で水稲栽培をしていました。

なので水田で水稲を育てる方法はなんとなくわかっています。

そして青年海外協力隊でパナマに2年間行っていて、パナマでもお米栽培と関わっていました。

ひとつは、ホームステイ先が大規模な稲作をしていました。

あと私が所属していたのがパナマの農林水産省の地方分所で、そこに小さな水田があり、そこでも同僚と一緒に水稲を育てていました。

それから活動していたのは電気も水道もない山奥の村だったんですけれども、そこは山を切り開いて焼畑して、山の斜面に陸稲(水田ではなく畑で育てる稲)を育てていました。

そこは籾を直接地面に播く直播栽培でした。

山の斜面がお米畑、しかもいろいろ植える混植栽培です。

水田に慣れた日本人からすると不思議な光景でした。

もう一つ面白かったのは、山奥のお米を調べてみたらちょっとずつお米が違いました。

黒っぽかったり、長細かったり、ちょっと粘り気があったり、収穫時期がズレていたりして違っていました。

これは固定種とか在来種、伝統野菜などと呼ばれているものです。

これはすごく面白いなと思って、私はいろんな集落を周ってお米の特徴を調べました。

その時に野菜だけではなく、稲などの作物も面白いなと思って興味を持ちました。

それが回り回って、お米の再生栽培に活きているという感じです。

スーパーのコメを再生栽培する方法まとめ

今回は、スーパーのお米の再生栽培をペットボトルで行う方法についてご紹介しました。

このようにスーパーで売っている玄米とペットボトルを使えば、お米から稲を再生栽培できます。

とても簡単にできるので、ぜひやってみてください!

このペットボトルで収穫できるお米の量は、おそらくごはん茶碗で1/3杯分くらいにしかなりません。

それからここで収穫できた籾は、脱穀と精米をしないと食べられません。

稲を育てることで普段食べているご飯がどんな工程を経て作られているのかがわかると思います。

こちらの動画でも紹介しています。

三刀流の効果がある液体肥料の紹介

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