落花生の簡単な育て方(プランターと畑)種まきと苗の植え付けから肥料まで

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今回は、家庭菜園でのラッカセイの簡単な育て方について紹介します。

プランターや植木鉢で育てる方法をメインに紹介しますが、庭や畑で畝を使った育て方も同時に紹介します。

  • 実際に家でラッカセイを育ててみたい。
  • ラッカセイってどんな風に育つの?
  • 何を準備すればいいの?

このような疑問や要望がある方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

ラッカセイの特徴

ラッカセイには普通の野菜や豆とは違った特徴があります。

まずはその特徴について紹介します。

特徴1.独特の実のなり方

普通の野菜であれば、花が咲いたらそこに実がなりますが、ラッカセイの場合は、花が咲いたらその花は散ってしまい、その跡から突起物が生えてきます。

この突起物は子房柄(しぼうへい)と呼ばれるもので、それがぐんぐんと地面に向かって伸びていき、最終的に土の中に刺さります。

その土の中に刺さった子房柄が膨らみ、豆になります。

この様子はとても面白いので、ラッカセイを育てたことがない方は、ぜひ一度育ててみてください。

特徴2.病害虫に強く育てやすい

ラッカセイは病気や害虫が発生しにくい植物です。

栽培自体もとても簡単なので、家庭菜園初心者の方にもおすすめです。

但し、特徴1で紹介した独特な子房柄の伸び方を考慮して、少し広い面積を用意する必要があります。

畑などで育てる場合には少し畝を広く作ったり、プランターや植木鉢などで育てる場合には、広めの容器を用意するようにしましょう。

また、栽培の途中で追肥や土寄せをする必要がありますので、注意してください。

ラッカセイ栽培の流れ

次にラッカセイ栽培の大まかな流れを説明します。

1.植える場所と土を準備する

プランターで栽培する場合、65cmくらいのプランターであれば2株ほど栽培できると思います。

植木鉢で栽培する場合、最低でも10号(直径30cm)くらいのサイズを準備してください。

畑に播く場合には、あらかじめ石灰を撒いて土壌酸度を弱酸性にし、元肥も追加してください。

元肥の量は他の野菜よりも少なめにしましょう。

植木鉢やプランターの場合には、市販の園芸用培養土を使うのがおすすめです。

自分でオリジナルの培養土を作る場合には、元肥の量を他の夏野菜よりも少なめに調整してください。

また、苗の成長に伴い追肥や土寄せを行うことを考慮して、土を入れる量は容器の半分から6割程度の高さに抑えておくのがポイントです。

はじめから容器に満杯の土を入れないように注意しましょう。

2.種まきの時期と方法

関東地方の気候を想定した場合であれば、種まきは5月から6月頃に行うのがベストです。

一般的にはラッカセイは種を直播きするのが良いとされています。

直播きとは、苗を作らずに種をそのまま育てる場所に播く方法のことです。

直播きしない場合には、購入した苗を植木鉢やプランターに直接植えても構いません。

畑やプランターの用意ができている場合には、ラッカセイの種を直播きしてください。

鳥に食べられないように不織布をかけるようにしましょう。

畑の畝に植える場合には40cmくらい間隔を開けて1か所に3粒ほど種を播いてください。

いずれの場合も土をかぶせて水やりをすれば、数日経つと芽が出てきます。

3.苗の植え付け

直播きをしない場合には、種から育てた苗または購入した苗をプランターや植木鉢に植え付けてください。

今回はプランターや植木鉢以外の容器を使用した例として、袋栽培を紹介します。

今回使用するのは、深さ直径とも35cmほどあるAmazonの郵送袋です。

前述の通り、ラッカセイは独特な実のなり方をする都合上、株元からいろいろな方向に伸びた子房柄がきちんと刺さるようにある程度の広さのある容器が必要になります。

そのため、最低でもこのぐらいのサイズの容器を準備するようにしてください。

ちなみにラッカセイの生育がいい場合には、このサイズでも足りないこともあり得ます。

今回はこのAmazonの郵送袋に土を入れて苗の植え付けを行いました。

市販の培養土を使うのがおすすめですが、今回は野菜を栽培した土を再利用したため、元肥を追加しています。

元肥料を入れる量は、他の夏野菜より抑えめにしてください。

新品の培養土を使う場合には、元肥を入れる必要はありません。

準備した苗の中から、生育がいいものを一株選んで残りは間引いて取り除きます。

間引きした苗がもったいないと感じる方は、別の場所に植え替えてもらっても構いません。

今回は生育のいい1株を選び、下の写真のように植え付けしました。

4.追肥と土寄せ

そのまましばらく栽培していくと、数週間後には花が咲きます。

花が咲いたタイミングで追肥をして土寄せを行います。

畑や庭で育てている場合には、周りの土を株元に集めてください。

プランターや植木鉢、袋などで栽培している場合には、培養土を容器に足してください。

土の量は、株元が埋まるくらいまで土を足してください。

こうすることで、花が咲いた部分の根本から伸びてきた子房柄を、うまく土で受け止めることができます。

品種や生育状況によっては、今回の容器でも小さすぎて、伸びた子房柄が外にはみ出してしまう可能性もあります。

その場合には、はみ出した子房柄がきちんと土に刺さるように、容器の外側に同じように土を入れた別の容器を用意する方法もあります。

5.収穫

順調に成長したラッカセイは、9月から10月頃に収穫できるようになります。

収穫のタイミングは下葉が黄色く変色し枯れ始めてからです。

何本か子房柄の先を抜いて確認し、前ができていることを確認してから収穫するようにしましょう。

収穫の方法は、株元からズボッと子房柄を丸ごと引き抜くだけです。

家庭菜園でのラッカセイの簡単な育て方のまとめ

今回は、家庭菜園でのラッカセイの簡単な育て方を紹介しました。

他の野菜や豆とは違うラッカセイならではの特徴や、育て方のポイントなども理解していただけたかと思います。

畑や庭はもちろん、プランターや植木鉢だけでなく、今回紹介した袋栽培でもラッカセイを簡単に育てることができます。

この記事の内容を参考に、ぜひみなさんもラッカセイを育ててみてください。

動画でも紹介していますので、ぜひご覧ください。

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