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いちごを植物工場で水耕栽培する方法!室内で土を使わずに液体肥料とLEDでイチゴを育てよう

今回は、イチゴを植物工場で水耕栽培する方法について紹介します。

  • 自宅でイチゴを育ててみたい。
  • 水耕栽培栽培に挑戦してみたい。
  • 植物工場ってどうやって管理するの?

このような疑問や要望がある方は、ぜひ最後までお読みください。

植物工場で育てるおすすめのイチゴの品種

今回実際に育てたイチゴの品種は「よつぼし」という品種です。

よつばしは種子繁殖型の品種で、種から苗を作ることができます。

なぜこの品種を選んだかというと、普通の品種の場合、ランナーからしか苗が作れないので、植物工場で育てるには少し都合が悪いからです。

種子繁殖型のよつぼしであれば種から苗を育てられるので、その問題を解決できます。

よつぼしの種まきの様子

では実際に種まきからはじめてみましょう。

今回種まきを行ったのは9月です。

写真のように細かく切ったスポンジの真ん中に少し穴を開け、そこに種を播いていきます。

種を播いたスポンジはプラスチックのトレイの中にいれておきます。

スポンジの高さの半分ぐらいの高さまで水を入れたら、LEDの下に置いておきます。

一番最初は、上から霧吹きで種に水をかけておきましょう。

一晩水に浸けておいても構いません。

これで種まきは完了です。

よつぼしの苗の様子

種を播いたあと、よつぼしの苗がどのように育っているかを紹介します。

下の写真が水耕栽培で育てているよつぼしの苗の様子です。

既にいくつかの苗は本葉が出ていることが確認できます。

スポンジの培地に付着している緑色のものは藻です。

根っこの様子がこちらです。

よつぼしは種から苗を育てられるので、このような水耕栽培で育てるのにとても向いています。

苗の植え付けの様子

今度は種から育てた苗を水耕栽培の容器に植えて、ミニ植物工場の環境下におきます。

下の写真がその様子です。

サニーレタスやサンチュと一緒に育てているので少しわかりづらいですが、指で指している苗がよつぼしの苗です。

ミニ植物工場の全体像

ここでは、現在栽培しているミニ植物工場の全体像を紹介します。

実際の全体像はこのような感じになっています。

メタルラックに植物の苗を並べ、LEDや扇風機、エアーポンプなども設置しています。

ミニ植物工場の詳細については、下の動画で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

その後のよつぼしの苗の生育状況

9月に種まきをしたよつぼしの苗の12月下旬頃の生育状況がこちらです。

3か月ほどでこのぐらいまで苗が成長しました。

写真の中央に写っている苗が、一番生育状況のいい苗です。

左上にひょろっとランナーが伸びてきているのがわかります。

その都度切ってはいるのですが、このように何度も生えてくるという状況です。

このように葉やランナーは出ていますが、この時点ではまだ花は出てきていません。

また、屋外で育てた野菜を屋内に移して一緒に栽培していたことなどもあり、この苗にはアブラムシが発生してしまいました。

屋内のみで育てている場合は、このような事は起こらないと思います。

このように害虫が発生するような環境の場合は、防除をしっかりと行いましょう。

根っこの状態がこちらです。

このように根っこもとても元気に育っています。

最初はもっと綺麗な白色でしたが、液肥を適当にやっていたところ、苗の活性が落ちたのか、または低温の影響か、写真のように根がクリーム色っぽく変色してしまいました。

こちらは生育が悪い苗の根っこの様子です。

ちょっと褐色になっているのが確認できます。

通常、ポットなどで土に苗を植えて育てている場合には、このように途中で根っこを観察することはできません。

このように栽培中の根っこをしっかりと観察できるのは、水耕栽培ならではです。

よつぼし×水耕栽培×ミニ植物工場の管理状況

先ほど紹介したよつぼしの苗を植え替えた後の管理状況について説明します。

水耕栽培用の容器に植え替えをしてLEDの下に置き、水を入れた容器に時々ハイポニカ液体肥料を入れて育てました。

種まきを行った9月から、先ほどの状態まで苗が成長するまでのECは500~1200μS/cmの間ぐらいで推移しています。

容器の水位が下がったら水を足し、ECが下がったら液肥を足すという作業をしっかり行いましょう。

また水中には酸素供給のために、エアーポンプの先にエアーストーンを設置しています。

ちなみにLEDとエアーポンプについては昼間のみ作動させており、夜間は消しています。

温度の管理については、エアコンは特に使用しておらず、12月下旬の時点で夜間はおそらく5℃~10℃の間、日中は15℃~20℃ぐらいの間で推移しています。

実は今回、同じ部屋で他の野菜を育てたり、イチゴの品種改良を並行して行っており、イチゴの水耕栽培のみに焦点を当てておらず、ベストな環境下で栽培できたとは言えない状況でした。

そのような状況でもあっても、このようにある程度上手く育てられることがわかります。

このまま順調に苗が育てば、イチゴを収穫することができます。

イチゴを植物工場で水耕栽培する方法のまとめ

今回は、イチゴを植物工場で水耕栽培する方法を紹介しました。

イチゴの水耕栽培に適した品種や、作業の手順、苗の管理状況などがおわかりいただけたのではないでしょうか?

動画でも紹介していますので、ぜひご覧ください。