家庭菜園のトマトとミニトマトの育て方!初心者でも簡単に実践できる栽培方法

実はトマトとミニトマトは、ほとんど同じ育て方で栽培できます。

  • トマトを育てるのは難しそう…
  • 畑かプランターのどちらに植えるのが良いの?
  • 植木鉢でも栽培できる?
  • どの品種が育てやすいの?
  • わき芽がどれかわからない…

という疑問をお持ちではありませんか?

そこでこの記事ではそんな家庭菜園でトマトを育てたいというお悩みを、プロの観点から解決します。

具体的には、

  • おすすめの品種
  • 栽培スケジュール
  • 育て方とコツ
  • わき芽から苗を増やす裏技

の順番にご紹介していきます。

3分くらいで読めますし、初心者の方でも実践できる簡単な方法なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

おすすめのトマト品種

  • 大玉トマトは桃太郎
  • 中玉トマトはフルティカ
  • ミニトマトはアイコ

大玉トマト

大玉トマトなら、桃太郎。

中玉トマト

中玉トマトなら、フルティカ。

ミニトマト

ミニトマトなら、アイコ。

種から育てる?苗を買う?

家庭菜園向け
苗を買うのがおすすめ

家庭菜園の場合には、種から育てるよりも苗を買うことをおすすめします。

なぜかというと、種は1パックの量が多すぎますし、苗作りの手間が省けるからです。

苗なら1株単位で買えるので、プランター栽培や小さな庭での栽培にもぴったりです。

種と苗を買えるお店

  • ホームセンター
  • ネット通販

種と苗を買う場所は、ホームセンターかネット通販がおすすめです。

ホームセンターなら、自分の目で苗の状態を確かめて、状態が良い苗を選べるのが利点ですね。

良い苗の見分け方は、葉の枚数が8枚ほどの苗です。

ネット通販なら、いろんな品種が選べますが、苗の状態を確認できないのがデメリットです。

接ぎ木苗

  • 一般苗は病気に弱い
  • 接ぎ木苗は病気に強い

トマトの苗は、接ぎ木をされているものとそうでないものがあります。

接ぎ木とは、茎を切断して二種類の品種をくっつける技術です。

接ぎ木をすると、病気に強くなり、しかも美味しい果実を実らせます。

普通の苗よりも接ぎ木苗の方が値段が高いですが、接ぎ木苗の方が育てやすいのでおすすめです。

トマトの栽培スケジュール

手順1
3月種まき
種をポットに播きましょう
手順2
4月苗を育てましょう
苗を育てましょう
手順3
4月畑かプランターを準備
畑かプランターを準備しましょう
手順4
5月苗を植える
苗を植えましょう
手順5
5月日々の世話
水やりや葉かきをしましょう
手順6
6月わき芽から苗作り
わき芽から苗を作りましょう
手順7
6月収穫
実を収穫しましょう

種を播く時期は春

  • 春(3月、4月)

トマトの種を播くのは、3月中旬以降が良いでしょう。

遅霜に当たると枯れてしますので、注意してください。

苗を植える時期は春

  • 春(4月、5月)

苗を植えるのは、4月から5月にかけてがおすすめです。

収穫できる時期は初夏から夏

  • 初夏から夏(6月、7月、8月)

収穫できるのは、初夏から夏にかけてです。

栽培が順調に進んだり、わき芽から苗を作ると秋にも収穫ができるかもしれません。

トマトとミニトマトの育て方とコツ

種の播き方

  • セルトレイに播く
  • ポットに播く

トマトを種から育てたい場合には、セルトレイかポットに播きましょう。

種を播いてから植え付けられる苗が育つまでの流れは、こちらです。

  1. セルトレイかポットに野菜栽培用培養土か種まき用培養土を詰める
  2. 水をかけて培土を湿らせる
  3. 真ん中に5mmくらいの窪みを作る
  4. 窪みにトマトの種を置く
  5. 種の上に少しだけ培養土をかける
  6. 二日に一回くらいの頻度で水をまく
  7. 芽が出てきたら土が乾いたら水を与える
  8. 薄めの液肥を作って週に一回かける
  9. 葉が大きくなったら、苗同士の間隔を広げる
  10. 葉っぱの枚数が8枚になるまで育てる

苗を買うとこの工程が省略できるので、とても簡単です。

苗を植える場所

  • プランターや植木鉢

家庭菜園でトマトを育てる場合には、庭や畑で育てるかプランターや植木鉢で育てるのが一般的ですよね。

庭や畑よりもプランターや植木鉢の方が簡単なので、初心者の方にはこちらをおすすめします。

庭や畑に植える場合の準備

  1. 前年に土の病気が発生していたら土壌消毒
  2. 苦土石灰で土壌のpH調整
  3. 元肥として完熟堆肥か化学肥料を散布
  4. 耕す
  5. 畝立て
  6. ビニールマルチを張る

地面で育てる場合には、土作りをしないといけません。

もし前年に土の病気が発生していたら、土壌消毒をしましょう。

日本の土壌は酸性のことが多いので、苦土石灰を散布してアルカリ側へ近づけましょう。

トマトの根が好むpHは6.5前後です。

肥料は完熟堆肥か粒状の化学肥料がおすすめです。

畝立てをすることで、水はけが良くなって作業もしやすくなります。

ビニールマルチを張ると、泥の跳ね返りがなくなり、土の水分が一定に保て、雑草も生えなくなります。

プランターや植木鉢に植える場合の準備

  1. プランターか植木鉢に鉢底石を入れる
  2. 鉢底石の上に培養土を入れる
  3. 培養土に元肥が含まれていなければ、完熟堆肥か化学肥料を入れる

プランターや植木鉢に植える場合には、鉢底石と培養土を入れるだけでOKです。

もし培養土に元肥が含まれていなければ、完熟堆肥か化学肥料を入れましょう。

地面で育てるよりもプランターや植木鉢で育てる方が楽なので、特に初心者の人にはプランターか植木鉢をおすすめします。

苗を買ってからの管理

  • 葉の枚数をチェック
  • 蕾や花の有無をチェック
  • 水やりをする

葉の枚数をチェック

ホームセンターかネット通販で苗を買ったら、まずは葉の枚数をチェックしましょう。

トマトやミニトマトは葉の枚数で植えるタイミングを判断します。

葉の枚数が8枚以上、もしくは蕾や花が着いていたら、植え付けに最適です。

葉の枚数が8枚以下だったり、蕾や花も出ていなければ、もう少しポットのまま生育させましょう。

水やりをする

ポットは土の量が少ないので、乾きやすいです。

表面の土が乾いたら、ポットの底から水が溢れるまで水を与えましょう。

苗を植えるときのポイント

  • 根鉢は崩さない
  • 植える向きに注意
  • 仮支柱を立てる

根鉢は崩さない

苗を植えるときには、苗を抑えながらポットを逆さまにして、苗をポットから抜き取ります。

このときに根が張った土を、できるだけ崩さないようにしてください。

なぜかというと、根に傷がつくとそこから病原菌が入りやすくなるからです。

植える向きに注意

トマトやミニトマトは、花が出る方向が決まっていて、最初の花と同じ方向にそれ以降の花も出ます。

なので、最初の蕾や花が出る方向さえわかれば、二番目以降の花が出る方向もわかります。

そこで畑や庭に植えるときには、最初の蕾や花を通路側に向けて植えましょう。

花が通路側に向いていると、通路側に実がなるので収穫が楽にできます。

仮支柱を立てる

苗を植え付けたら、仮支柱を立てましょう。

トマトやミニトマトは支柱を使わないと、茎が折れたり地面に這ってしまいます。

仮支柱は50cm程度の棒であれば、なんでもOKです。

この棒を蕾や花とは反対側で、地面や培土に挿しましょう。

そうすれば実が棒に当たって傷つくこと予防できます。

また、地面や培土に挿し込むときには、株元から5cmほど離して挿してください。

なぜかというと、株元ギリギリに挿し込むとたくさんの根が傷ついてしまうからです。

支柱とトマトの茎は、ビニタイやビニールヒモを使って固定しましょう。

8の字になるように間で捻って縛ってください。

また、茎よりも広い輪を作って、余裕をもたせて縛るようにするのがポイントです。

なぜかというと、きっちりと縛るとトマトの茎が成長して太くなったときに、そこがギュッと締めれるからです。

苗を植えた後の世話

  • 水やり
  • 本支柱を立てる
  • 追肥
  • わき芽取り
  • 収穫
  • 保存
  • 食べ方
  • 葉かき
  • 病気と害虫対策

水やり

プランターの場合には、土の表面が乾いたら水を与えましょう。

水を与えるときには、プランターの底から溢れるまで与えてください。

地面に植えている場合には、基本的には水やりは必要ありませんが、植えてから数日間と雨が極端に少ない場合にはジョーロで水をあげましょう。

本支柱を立てる

トマトの苗が仮支柱と同じ高さまで育ったら、本支柱を立てましょう。

仮支柱を抜いて、同じ場所に本支柱を挿し込みます。

本支柱は最低でも長さが100cm以上のものを用意しましょう。

土に20〜30cmは挿し込むので、長めのものが必要です。

支柱には竹や木の棒も使えますが、園芸用の支柱がおすすめです。

最近では伸長する支柱も売っていて便利ですよ。

本支柱も仮支柱と同じように、8の字で余裕をもたせて縛りましょう。

追肥

実の収穫が始まったら、追肥をしましょう。

完熟堆肥か化学肥料がおすすめです。

わき芽取り

トマトもミニトマトも、葉と茎の間からわき芽が出てきます。

わき芽を残しておくと養分が分散してしまうので、すべて取りましょう。

二本仕立てという仕立て方をする場合には、根元のわき芽を一つだけ残しておきます。

しかし、初心者の方には最も簡単な一本仕立てがおすすめです。

一本仕立ての場合には、頂点の芽以外のすべてのわき芽を取ります。

収穫

実がヘタまで赤くなったら、収穫します。

保存

実を収穫したら、冷蔵庫に入れて保存しましょう。

食べ方

家庭菜園では完熟で収穫できます。

その美味しさをシンプルに味わうために、冷やしトマトやサラダで食べるのがおすすめです。

葉かき

実を収穫したら、その房より下にある葉をすべて取り除きます。

なぜかというと、房よりも下にある葉からはそれより上に養分が供給されないからです。

そのまま葉を残しておくと、風通しが悪くなり病原菌や害虫が着いてしまいます。

病気と害虫対策

トマトやミニトマトで問題になりやすい病気は、根腐れ病やウイルス病です。

トマトやミニトマトで問題になりやすい害虫は、コナジラミやアブラムシ、ハモグリバエです。

わき芽から苗を増やす裏技

ポットに培養土を詰める

直径8cmほどの黒ポリポットを用意して、そこに培養土を8分目まで詰めます。

培養土は野菜栽培用のもので構いません。

種苗法に注意

トマトのわき芽を使った苗作り
  • 家庭菜園なら、品種登録に関係なくわき芽を使った苗作りがOK
  • 農家は、品種登録されていない品種のみOK

家庭菜園では、品種登録された品種でも品種登録の期限が切れた品種でも、自分で育てるためにわき芽から苗を増やしてOKです。

しかし、増やした苗を有料で販売することは、品種登録された品種でも期限が切れた品種でも、禁止されています。

また品種登録の期限が切れた品種の場合には、無料での譲渡に限り認められています。

それから、実を販売すると家庭菜園ではなく農家というカテゴリになり、種苗法の適応が変わるので注意しましょう。

農家の場合には、品種登録されたトマトのわき芽を使って苗を作る行為は禁止されています。

家庭菜園向けトマトの育て方まとめ

今回は家庭菜園の初心者向けのトマトの育て方を紹介しました。

家庭菜園でトマトを育てると、完熟した美味しいトマトを食べられます。

わき芽を使った苗作りも簡単にできるので、ぜひトマト栽培に挑戦してみてください。