トマトの鉢上げのやり方とタイミング、野菜の苗作りに共通するコツと方法

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今回は、トマトの鉢上げのやり方をご紹介したいと思います。

  • 野菜を種から育てたい
  • 鉢上げって何?
  • トマトの鉢上げやタイミングは?

という方におすすめの内容です。

目次

野菜の鉢上げとは何か?

鉢上げとは、発芽させる容器から育苗する容器へ苗を植え替えることです。

なのでホームセンターなどで、このようなトマトの苗を買った場合、鉢上げは必要ありません。

もうすでにポットへ植わっている状態なので、このポット苗をそのまま畑やプランターなどに植えてください。

トマトを苗ではなく種から育てたい人、種から育てている人は「種まき→鉢上げ→育苗→植え付け」が基本です。

野菜の種の播き方はこちらで詳しく説明しています。

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トマトの育て方はこちらで詳しく説明しています。

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トマトの鉢上げ作業

それではトマトの鉢上げ作業を説明していきます。

まずトマトの種を買ってください。

トマトの種を買ったら、一晩水に漬けたりして次の日播きます。

播く場所ですがポット代わりの小さいプラカップや、鉢上げを省くためにポットに直接播く方法もあります。

もしくはセルトレイ(連結ポット)に播いたり、苗床に条播きなどで播くというやり方があります。

このようなポットやプラカップに2粒ずつぐらい種を播いた場合は鉢上げは不要です。

もう既に鉢で育てているからです。

セルトレイや苗床に播いたら鉢上げという作業が必要になります。

なぜ鉢上げをするのか?

なぜ鉢上げという作業が必要になるかというと、このままセルトレイや苗床で育て続けたらどんどん大きくなって葉同士が重なり合って光を求めて草丈が高くなります。

その状態が徒長と言われている状態です。

背が伸びると嬉しいですが、横に葉が大きく広がらず、ひょろ長くなってしまうというのは良くない状態です。

例えば、ここでパクチーの種を播いて芽を出させたんですがその後忙しくて鉢上げ作業をサボっていました。

そうしたら徒長しました。

こんな感じに茎がひょろ長く伸びています。

これは単純にずっと植え替えをしなかっただけではなくて、光が弱かったことも影響しています。

なのでこのように、ひょろ長い苗にしないためにも鉢上げという作業をしましょう。

こんな風に発芽させてから、生育が良い芽だけを選んで鉢上げします。

うまく育てると、こちらの購入した苗のような状態になります。

一番最初の花が咲くころに植え付けをします。

鉢上げ作業の手順

それでは今回はこちらの発芽した苗を使って鉢上げ作業を説明します。

今回使ったこちらの種は普通の市販の種ではなくて、スーパーで売っているトマトの実から種を取って播きました。

こちらは再生野菜と呼ばれているやり方です。

トマトの再生野菜のやり方はこちらで詳しく説明しています。

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トマトの苗を鉢上げする容器ですが、一般的にホームセンターなどで売られている黒丸ポットと呼ばれている直径7.5cmか9cmくらいがおすすめです。

例えばこれは黄色い色ですが、これの黒バージョンやいろんな色があるのでこのようなものを使うのがいいと思います。

土は野菜用の園芸培土が入っています。

ただしポリポットが手に入らなければ、スーパーやコンビニで買えるプラコップで代用できます。

これの底に穴を開けて下さい。

そこに園芸培土やもしくは地面の土などを入れて、植え替えるということもできます。

このようなポットもしくはカップに土を入れるときには、土の量は縁から3cm下までにしてください。

そうしないと水やりをしたときに、中の土が外に溢れ出てしまいます。

土がフワフワだと水やりをしたときに土が減るので、軽く指で鎮圧します。

容器の中心に1本ずつこちらのトマトの苗を植えます。

鉢上げ作業では、先が尖ったピンセットもしくは先が丸いピンセットを使うと作業がやりやすくなります。

こちらに発芽したトマトの苗があります。

これぐらいの大きさです。

これは子葉と言われている小さい赤ちゃんの葉っぱです。

ここから本葉と言われる新しい大人の葉っぱが出てきます。

本葉が出始めるころに鉢上げしましょう。

この中で生育が悪い株は間引きします。

発芽した後に選抜をかけることができます。

これがわざわざ一度種を播いて鉢上げをするメリットです。

種播きと鉢上げを一緒にして最初から直接ポットに播けば鉢上げは不要で楽ですが、鉢上げをすると良い苗だけ選抜することができます。

それからこの時に苗を引っ張ってしまうと、根が短く切れて使えません。

なので引っ張らないで下さい。

必ずピンセットなどを使って土をほぐして、できるだけ根を切らないようにします。

取れました。

こんな風に、根をできるだけ切らないように長い根を残して下さい。

苗が取れたらこちらをポットに植えます。

セルトレイの場合は土ごと抜いてポットに植え替えます。

ポットの中心に穴を開けます。

根を入れます。

セルトレイの場合は土ごと入れます。

このように入れられたら、指で軽く抑えます。

これでOKです。

こんな感じで何本かやってみます。

根は上から引っ張るというよりは、下から持ち上げるような意識で取って下さい。

それから、種が外れずに困っていたら助けてあげて下さい。

こんな風に長く取れました。

こんな風にたくさん苗が取れたのでこれを全部植えていきます。

こんな感じで鉢上げ作業が終わりました。

あとはすぐに水をたっぷりとあげてください。

野菜用の園芸培土を使った場合にはおそらく元肥が含まれているのでここに肥料を上げる必要はありません。

もし元肥が入っていなければ入れて下さい。

苗は太陽光がよく当たる場所で管理して下さい。

そうしないと苗が徒長してしまいます。

それから今は苗が小さいのでこれぐらいの距離感で置いておいても良いですが、これから苗が大きくなったらポットとポットの間隔を広げて下さい。

葉が重ならない間隔にして下さい。

そうしないと葉が重なり合って苗が徒長してしまいます。

この苗が順調に大きくなって一番最初の花が咲いた時期に、苗を畑もしくはプランターに植えて下さい。

野菜の苗の鉢上げのやり方とタイミングまとめ

今回はこちらのトマトの鉢上げ作業を説明しました。

種を播いたらこんな風に鉢上げをして育ててあげて下さい。

そうするとこんな感じの苗ができます。

これがトマト栽培の一連の流れです。

今回はトマトを例にして説明しましたが、鉢上げ作業は他のいろんな野菜に応用できます。

なのでいろんな野菜で鉢上げ作業をやってみて下さい。

こちらの動画でも紹介しています。

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