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トマトを植木鉢やプランターで育てる方法!苗の選び方から家庭菜園で簡単にミニトマトも栽培できる

今回は植木鉢を使ったトマトの栽培方法を紹介します。

  • どんな苗を選べばいいの?
  • いつ頃植えるのがいいの?
  • 何を準備して、どのように育てればいいの?

このような疑問や要望がある人は、ぜひ最後までお読みください。

トマトの苗の選び方

まずはホームセンターなどでトマトの苗を購入しましょう。

今回は一例として大玉トマトの「桃太郎」とミニトマトの「アイコ」という2品種を紹介します。

苗の選び方としては、8枚目ぐらいの葉っぱが出てきたもの、またはツボミか花が出てきたものを選ぶとよいでしょう。

写真のような状態の苗が、トマトの苗を植えるのに一番適している状態です。

また、トマトについては自分で種から苗を育てるよりも、苗の状態で買ってきて植えるほうが楽なのでおすすめです。

写真のような状態の苗の場合、お店で売れ残ってしまったまま適切な処置がされておらず、育ち過ぎてしまっていることが考えられます。

ここまで育ってしまうとわき芽も多く、エネルギーのロスも多くなってしまうため、おすすめしません。

葉っぱが8枚あってツボミが出ている苗が置いてあるのであれば、迷わずそちらの苗を買うようにしましょう。

トマトの苗の植え付けの時期

トマトの苗を植える時期については、4月から6月ぐらいが良いと言われています。

一般的にはゴールデンウィーク前後の5月に植えることが多いですね。

但し、同じ4月から6月であっても、お住いの地域によってかなり気温などの差があります。

苗を植える際は、上記の期間に拘らず最高気温が20~25℃くらいになる時期が植え付けに最適と言われていますので、参考にしてみてください。

例えば、お住いの地域が3月に適温になるようであれば、3月に植えてもいいですし、7月頃が適温であれば、その時期に植えて少し遅めに収穫を楽しむのもいいでしょう。

トマトの苗の植え付けに準備するもの

実際にトマトの苗を植え付けに必要なものを1つずつ紹介していきます。

植木鉢(容量8リットル程度のもの)

植木鉢については、容量4リットル程度(例:直径20cm×深さ16cm程度)の小さめのものでも栽培できなくはありません。

ただ水の消費量が多い夏場などのことを考えると、一度にたくさん水やりができる容量8リットル程度(例:直径24cm×深さ24cm程度)の植木鉢を選ぶと良いでしょう。

そうすることで、夏場以外の時期には2~3日に一回の水やりで育てることができるため、水やりの手間を省く事ができます。

また土の量については、トマトの場合、一株あたり最低でも4~5リットルの土がないと栽培が難しいです。

その点から考慮しても、やはり容量8リットル程度の植木鉢を選んでおいたほうが良いでしょう。

2株一緒に植えたい場合には、大きくて長いプランターを選ぶのもありです。

培養土

ホームセンターなどで市販されている一般的な培養土で大丈夫です。

野菜用、花用、トマト用など様々な種類が売られていますが、どの商品を選んでもそこまで違いはありあせん。

お店に自分で買いに行った場合、特にまとめて量が必要な場合には重くて運ぶのが大変になってしまうので、その場合はインターネットで購入するほうが便利かもしれません。

鉢底石

培養土だけで苗の植え付けをした場合、排水性が悪くなり根腐れなどの原因になります。

トマトを栽培する際にも排水性を改善するために、必ず鉢底石を使いましょう。

容器の容量の10%くらいは鉢底石を入れてください。

肥料(IB化成)

元肥が入っている培養土を使用した場合であれば、最初から肥料を使用する必要はありません。

しかし、植え付けから1ヶ月程すると元肥の効果はなくなってしまうので、追加で肥料を入れてやる必要があります。

そこでIB化成を2〜3粒投入することで、トマトの苗の成長を助けることができます。

葉の色などから判断して、2〜3粒で足りないようであれば追加しても大丈夫です。

IB化成も1ヶ月程度で効果がなくなるので、1ヶ月に1回を目安に、苗の成長具合に応じてIB化成を投入してください。

IB化成は化学肥料ですので、有機肥料が使いたいという人は完熟堆肥などの有機肥料を代わりに使用しても構いません。

その場合も月に1回程度、一掴みぐらいの量を投入してください。

トマトの苗の植え付け手順

今回は最初に紹介した桃太郎という品種の苗を使って植え付けを説明していきます。

1.鉢底石と培養土を入れる

まず使用する植木鉢の容量に対して10%くらいの鉢底石を入れます。

鉢底石を敷き終えたら、今度は8分目ぐらいまで培養土を入れます。

2.ポットから苗を取り出す

次に植え付けするトマトの苗をポットから取り出します。

この際、茎を持って引き抜くと根っこが切れて苗が駄目になってしまうので、絶対にやらないでください。

苗を取り出す際は、まず茎を人差し指と中指の間に通し、手のひらがポット全体に被さるような形を作ります。

そのままの状態で苗をポットごと逆さまにひっくり返し、土や根っこと一緒に丸ごと取り出してください。

なかなか出てこない場合は、ポットを外から優しく揉んであげると簡単に取り出す事ができます。

その時に土がほぐれて根っこが切れないよう注意してください。

切断面から病原菌などが侵入し、苗が病気にかかりやすくなってしまうためです。

うまく苗が取り出せたら、鉢底石と培養土を入れた植木鉢の中に置きます。

3.培養土を足す

先程取り出したトマトの苗を置いたら、苗の土の高さと同じ高さまで培養土を足します。

苗よりも極端に高い位置や低い位置にならないよう土を足す量に注意してください。

苗と同じ高さまで土を足したら、軽く叩きながら土を馴染ませます。

この時に必要以上に強く叩いたり、ギュッと押し固めたりする必要はありません。

最終的に土が馴染んだ時点で、植木鉢の縁から土まで少なくとも約5cmくらいは高さが出来るように土の量を調節してください。

土が植木鉢の縁ギリギリまであると、水やりのたびに土が溢れてしまうからです。

4.支柱を立てる

支柱となる棒状のものを用意してください。

今回は支柱として苗よりも少し長い竹の棒を使います。

この段階では仮止めで使用するだけでなので、それほど長いものを用意する必要はありませんが、最終的には苗の成長に合わせてもう少し長いものが必要になります。

もし支柱がない状態で苗が成長していくと、トマトは自分の重さを支えきれずに地面を這うように横へ横へと伸びていってしまいます。

そうなると、太陽光を効率よく吸収できなくなったり、病害虫が発生しやすくなるなどの弊害が起こる可能性が高くなります。

さらにはせっかくトマトの実が出来ても、地面に当たって潰れてしまう危険性もあり、上手く育てることができなくなります。

キレイなトマトを収穫するためにも、トマトの苗がまっすぐ上に伸びて成長出来るよう、支柱を立てることが重要です。

支柱を立てる位置ですが、どこに立ててもいいというわけではありません。

トマトは花がつく方向が決まっています。

最初に花が出た方向と同じ向きに2つ目以降の花がつく傾向があります。

トマトの苗が8枚目の葉が出てツボミが出たタイミングが植え付けに適しているというのは、この花の芳香をあらかじめ確認できるからというのが理由の1つでもあります。

今回のように植木鉢で栽培する場合はそこまで気にしなくても大丈夫です。

しかし地面に植える場合は、収穫作業などへの影響も出てくるため、花の向きをしっかりと確認しておくことがより重要となります。

支柱を立てる位置は、花が出た位置と反対側に立てるようにしましょう。

花と同じ方向に支柱を立てると、収穫の時に邪魔になったり、実を傷つけてしまう可能性があります。

また支柱を苗に密着させて立ててしまうと、支柱が根っこに突き刺さり苗を傷めてしまう危険があるので、少し離して立ててください。

5.支柱と苗を固定する

支柱を立てたら、紐などを使って支柱と苗を固定します。

紐状のものであればなんでも構いませんが、今回は食品の袋を縛るのに使われているビニタイを使用します。

支柱と苗の茎の間にビニタイを通し、8の字を作るような形で固定していきます。

支柱と茎を強く密着させる必要はないので、ビニタイと茎の間にある程度隙間を残した状態で、8の字に結んで固定すれば大丈夫です。

ビニタイと茎の間を密着させてしまうと、茎が成長して太くなったときに茎を締付けてしまうため、ゆとりをもって固定するのがポイントです。

目安としては、茎は最終的に現時点の5倍ぐらいの太さになるので、それを見越してある程度の隙間を作っておくことが重要です。

葉っぱ3枚に1箇所ぐらいの間隔で同じように支柱と茎を固定していきます。

これで苗の植え付けは完了です。

6.水やりをする

苗の植え付けが出来たら、水やりをしましょう。

植木鉢の下の受け皿に水が出てくるぐらいまでたっぷりと水をやります。

水やりの頻度としては、土の表面が乾いたら水やりをするようにしましょう。

水やりの際は、必ず鉢の底を確認し、毎回下から水が出てくるぐらいたっぷりと水をあげてください。

下から水が出てこなければ、水やりの量が不十分ということになるので注意しましょう。

また、土の表面がまだ湿っている状態で水やりをすると、水のやり過ぎになるので気をつけてください。

もし、雨に当たる場所や地面などで栽培する際は、泥の跳ね返りで苗が病気に感染しやすくなるので、それを防ぐために雑草やビニールなどを土の上に敷いて対策をしましょう。

一方で屋根がある場所で栽培をする場合、日射が足りずに光合成が不十分な状態に陥ることがあります。

トマトは日光をとても好む植物です。

屋根がある場所でトマトを育てる場合は、できるだけ長時間直射日光が当たる場所を選んで栽培しましょう。

植木鉢を使ったトマトの栽培方法のまとめ

今回は植木鉢を使ったトマトの栽培方法を紹介しました。

今回は家庭菜園として主に室内でのトマトの栽培方法を紹介しましたが、苗の選び方や植え付けの仕方、その後の栽培方法などは、地面に植える際にも共通した内容がほとんどです。

植木鉢ではなく、畑などの地面でトマトを栽培しようと思っている人も、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。

動画でも紹介しているので、ぜひご覧ください。