今回は、ツルムラサキの育て方をご紹介したいと思います。
- ツルムラサキを育てるコツは?
- 家庭菜園初心者なので何を用意したらいいかわからない
という方におすすめの内容です。
今回はツルムラサキをご紹介するのですが、私はツルムラサキにすごく愛着があります。
なぜかというと、JICAの青年海外協力隊・野菜栽培隊員として中米パナマで野菜の育て方を教えていた時にツルムラサキの普及に力を入れていたからです。
なぜツルムラサキを普及していたのかというと、育てやすく、種がとれるので苗が増やしやすくて、栄養価が高いからです。
なので日本の家庭菜園でもおすすめです。
ツルムラサキを育てるのに必要なもの
ツルムラサキを育てるのに必要なものを紹介します。
ツルムラサキの苗
まずはツルムラサキの苗です。
ホームセンターなどで売っています。
種から苗を育てることもできます。
苗を作らずに種を直接播いてもOKです。
種から苗を作るのが難しい野菜もありますが、ツルムラサキはすごく簡単に育つので種からもおすすめです。
ツルムラサキは種がたくさん採れて苗が増やせます。
なのでたくさん苗を買う必要はありません。
容器
容器についてですが、私はこれぐらいのサイズの植木鉢を使います。
ツルムラサキは植木鉢、プランター、畑などいろんな場所で栽培ができます。
基本的には土の量が多い方が栽培が簡単です。
場所の制限がなければ畑や大きなプランターを購入してください。
狭い場所なら小さな容器でもOKです。
鉢底石、園芸培土、肥料など
色んな野菜に共通しますが、鉢底石、野菜栽培用の園芸培土を使います。
私は今回は花用の園芸培土を使いますが、これはダイソーの「花の土」です。
ダイソーの培養土の比較実験で比較したらこれが良さそうでした。
あとは元肥が入っていなければ肥料を入れて下さい。
支柱
ツルムラサキは名前の通りつる性植物です。
なのでこのような支柱を使いましょう。
支柱を何本か立てて組むか、支柱にネットをつけても構いません。
植え付け作業
それでは植え付け作業をやっていきましょう。
まず植木鉢、もしくはプランターなどを用意して下さい。
排水性を良くするために鉢底石を入れます。
今回はこの「かる~い鉢底石」を使います。
鉢底石をこのくらい入れましょう。
この上に野菜栽培用の園芸培土を入れます。
※結局、ダイソーの「観葉植物の土」と「花の土」を両方使いました。
ふちから3cm~5cmくらい土の量を減らしてあります。
そうしないと水やりをした時に土が外に流れ出てしまうので、土は少なめにしましょう。
次は植える穴を開けましょう。
植え穴に苗を植えます。
苗をこの様に指で挟んでひっくり返します。
これを植えます。
こんなふうに植えられました。
しばらくはこのまま育てていても良いんですが、ついでに支柱を立ててしまいましょう。
支柱を立てる
支柱は園芸用の支柱を使います。
これをこの様にしっかりと挿します。
あとはツルがもうちょっと伸びてきたら支柱に固定します。
8の字結びというやり方で固定するのがおすすめです。
植え付けた後
植え付けた後は水をたっぷりとあげます。
この容器の下から水が出るぐらいまであげて下さい。
あとは土の表面が乾いたら水をあげるようにして下さい。
しばらくはこの土に含まれている肥料分でこの野菜はうまく育ちますが、一か月くらい経ったら追肥しましょう。
化学肥料でも有機肥料でも構いません。
それぞれ肥料によって使う量は違うので、肥料ごとの使用量を守ってあげて下さい。
収穫の仕方
収穫の仕方ですが、葉だけを摘み取ってもいいし、脇芽を茎ごと収穫してもOKです。
私がパナマに居た時はツルムラサキを使ったオムレツを普及していました。
ツルムラサキの味はホウレンソウに似ています。
ホウレンソウの代用品として料理使って頂ければ良いと思います。
ツルムラサキは花が咲いて実がなります。
その実から出た種を次の苗作りに使えますので、種を取って育ててみて下さい。
ツルムラサキの育て方と支柱立て、収穫方法まとめ
ツルムラサキはほうれん草とモロヘイヤを足したような味で、栄養価が高いといわれています。
育てるのが簡単なので、家庭菜園向けです。
ぜひ育ててみて下さい。
こちらの動画でも紹介しています。