今回はAmazonの宅配に使われている袋を使って、ズッキーニを袋で栽培する方法を紹介します。
普段ゴミとして捨ててしまうものが再利用できるやり方なので、ぜひ試してみてください。
今回はAmazonの袋を使いますが、植木鉢やプランターでの育て方も説明しています。
ズッキーニを育てたいと思っている方はぜひ最後までご覧ください。
ズッキーニってどんな野菜?
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今回育てるのはズッキーニという野菜です。
ズッキーニの見た目はキュウリみたいな感じですが、ツルはありません。
ツルはありませんが、茎がかなり長くなります。
それから葉っぱもかなり大きくなります。
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苗だと小さいですが、これくらいまで葉っぱを広げます。
なのでベランダで栽培する場合は、かなり広いスペースが必要です。
畑で栽培する場合、株間は少なくても1mほど開けてください。
気をつけないと、ズッキーニが通路などに倒れて作業の邪魔になってしまいます。
ズッキーニは5月ぐらいに苗が出回るので、それを購入して植えるのがオススメです。
※関東地方の販売時期です。
収穫は大体7~8月です。
ズッキーニは美味しいですし、育てるのも簡単です。
栽培する際の注意点は
- 株がとても大きくなる
- 虫が来ない環境では人工授粉の必要がある
という点です。
ズッキーニの受粉については最後に詳しく説明します。
Amazonの宅配袋を使ったズッキーニの袋栽培で必要な道具
Amazonの宅配袋を使ったズッキーニの袋栽培で必要なものを紹介します。
ズッキーニの苗
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まずはズッキーニの苗を用意してください。
ズッキーニは実が黄色いものや緑色のものなど、品種がいくつかあるのでお好みのものを用意してください。
もちろん種から苗を作っても構いません。
Amazonの宅配で使われている袋
今回は袋栽培をするのでAmazonの宅配で使われている袋を使います。
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Amazonで買い物をすると、ダンボールかこのような袋に入って届きます。
買った物によってダンボールが袋か分かれるので、どちらが届くのかはわかりません。
袋の場合は、この大きな袋か小さな袋が届きます。
袋栽培で使う場合は、開け口を真っ直ぐ綺麗に開いて使ってください。
Amazonの宅配袋には種類があります。
今回使う袋は外側が白で内側がグレーになっており、プチプチシートが貼り付けられています。
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大きさはこれぐらいのサイズで、土の量が15Lくらい入ると思います。
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Amazonの宅配ではこのような小さな袋も使われます。
外側が白で内側が黒、内側にはプチプチがありません。
この小さな袋も栽培には使えますが、ズッキーニを育てるには小さすぎるので今回は使いません。
小さな野菜や葉物野菜を育てる場合には使えると思います。
この小さな袋は、二十日大根や葉物野菜など栽培期間が短いものに使用してください。
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今回はプチプチが付いた大きな袋を使います。
おそらく大きな袋の方が丈夫でですし、プチプチがあるので断熱性もあると思います。
野菜栽培用の園芸培土
土は野菜栽培用の園芸培土を使ってください。
ホームセンターやネット通販で購入できるものでしたら、どんなものでも構いません。
追肥で使う肥料
基本的には、培養土には元肥と呼ばれている肥料分が入っているのでそのまま使ってください。
最初は肥料は必要ありません。
ただし栽培している途中で何度も追肥(肥料を与える)をする必要があります。
有機肥料や化成肥料など、野菜用のものならどんなものでも構いません。
ズッキーニは栽培期間が長く肥料の消費もかなり激しい植物です。
なので、月に2回ぐらいは追肥してください。
追肥しないと植物が上手く育ちません。
仮支柱とビニールタイ
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苗木は風で折れやすいので、今回は仮支柱として割り箸と支柱を止めるための園芸用のビニタイを使います。
ドライバー
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あとは袋栽培の袋に穴を開けるためのドライバーを用意してください。
培養土が入っている袋をそのまま使う場合
Amazonの袋を使わずに培養土が入っている袋をそのまま使う場合に必要なものを紹介します。
容量が20Lぐらいの培養土
Amazonの袋を使わずに培養土が入っている袋をそのまま使う場合は容量が20Lぐらいの培養土がおすすめです。
ズッキーニはかなり大きく育つので、葉っぱからの水分の蒸散量も多いです。
土の量もたくさん必要になります。
もし、小さな容器で栽培してしまうと地上部もあまり大きくなりません。
それから水やりの頻度がかなり多くなってしまいます。
なので袋栽培をする場合は、土の量は20Lぐらいのものを用意してください。
プランターや植木鉢を使う場合
プランターや植木鉢で育てる場合に必要なものを紹介します。
土が20Lくらい入る容器
プランターや植木鉢で育てる場合も同じです。
土の量が少ないとあまりうまく育たないので、土の量がたくさん入る容器を用意してください。
1株に対して土の量は20Lぐらい入ると安心です。
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ここにあるバケツは土の量が8Lしか入りません。
なので、このバケツよりもっと大きな容器を用意してください。
鉢底石
プランターや植木鉢を使う場合は、鉢底石を使ってください。
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鉢底石はこのような商品で、軽いタイプやネットに入ったものがあります。
ネットに入っている鉢底石は再利用しやすいのでおすすめです。
Amazonの宅配袋にズッキーニを植える方法
ここからは、Amazonの宅配袋にズッキーニを植える方法を紹介します。
Amazonの宅配袋に土を入れる
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まずはAmazonの宅配袋に土を入れます。
上の部分を5cmぐらい空けてあります。
こうしておけば水やりをしても土が外に溢れることがありません。
なので必ず5cmくらい空けておいてください。
植木鉢やプランターで育てる場合も同じです。
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袋のフチは外側に折り曲げてあります。
フチを折った方がフチの耐久性が上がると思うのでこうしています。
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側面は少し横から潰して立っているような状態にしてあります。
袋の底に細いドライバーで穴を開ける
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次に袋の底に細いドライバーを使って排水用の穴を作ります。
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少し持ち上げて底の部分にも穴を開けてください。
反対側も開けます。
ズッキーニの苗を植え付ける
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中央に植え穴を開けて苗を植え付けます。
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苗をポットから外すときは、株元を上に引っこ抜くのではなくてひっくり返して指で挟んでポットを上に外すようにしてください。
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苗を植え穴に入れて、隙間に周りの土を寄せます。
基本的にはポットの土の高さと土の高さが同じになるようにしてください。
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株元から根っこが出ているので、この付近までは土を入れてあげてください。
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芽がある部分は絶対に土で埋めてはいけません。
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それから少し押して土と根を密着させます。
仮支柱を立てる
次に仮支柱を立てます。
このままだと強い風が吹いた時に植物が揺れて根っこが切れたり、うまく根が生えないことがあります。
なので、仮支柱を立てて風で折れないようにしましょう。
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割り箸を株元に刺します。
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このような園芸用のビニールタイを使ってください。
ビニールタイが無い方は普通の紐でも構いません。
8の字結びという方法で固定します。
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まず輪っかを作ってそれを植物にかけねじって、割り箸に固定します。
このようにしておけば強風が吹いても、植物あまり動かなくなります。
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仮支柱は植え付けてから1週間から10日ほど経ったら外してください。
それ以降は根がしっかり張っているので、仮支柱は必要ありません。
ズッキーニ自体は基本的には支柱は使わずに育てます。
このままどんどん茎が長くなっていきますが、トマトのように真っ直ぐには伸びません。
自分の重さに耐え切れなくなり横に倒れます。
なので、真っ直ぐ伸びてから横に這っていくような形になります。
真っ直ぐな支柱を立てると重さに耐えられずに折れてしまうので、真っ直ぐな支柱は立てないで下さい。
もし支柱を立てたい場合は必ず斜めに立ててください。
そうすれば、地面に這っていった時に支柱をつけることができます。
札に植え付けた日付を書く
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品種名を忘れないように苗についていた札は刺しておきましょう。
その札に植え付けた日付も必ず書いておいてください。
水をあげる
植え付けが終わったら、後は水をたっぷりかけてください。
上から普通に水道水をかけて、下の穴から水が出てくるまであげてください。
あとは土の表面が少し乾いたり、葉っぱが少し萎れたと思ったら水をたっぷりあげてください。
直射日光が当たる場所に置く
ズッキーニなどの夏野菜は強い光を好むので、必ず直射日光が当たる場所に置いてください。
日陰では上手く育ちません。
ズッキーニは病気や虫が付きます。
白い粉がふいたような状態になったら、うどん粉病です。
それからウリハムシやアブラムシという虫がよく付きます。
病気や虫の対策はこちらの動画で詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。
劣化防止のため段ボールなどで囲う
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Amazonの袋は二重構造で内側にプチプチがあるので耐久性が強く、1シーズンは持つと思います。
ただ持ったとしても1シーズンだけです。
もし太陽の光で劣化してくるようなら段ボールや板などで光を遮るようにしてください。
太陽光が直接当たるとプラスチックは劣化して破れやすくなります。
また太陽光が直接当たると中の土の温度が上がりやすいので、できれば段ボールなどで囲ってあげた方がいいです。
ズッキーニを植えた後の管理方法
ここからは、ズッキーニを植え付けた後の管理方法を紹介します。
植え付けから1ヶ月後に追肥をする
植え付けてから1ヶ月ほどは土の中に含まれている元肥が効いています。
なので、水だけを与えてください。
1ヶ月ほど経つと肥料分が切れてくるので、追肥を与えてください。
有機肥料でも化学肥料でも構いません。
市販の肥料を使っていただければ、そこに使用量が書いてあるのでそれを守って使ってください。
株から少し離れた部分に埋めていただければ大丈夫です。
葉っぱの色で株の栄養状態をする
株の栄養状態は葉っぱの色を見ると簡易的な診断ができます。
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このような色は緑色が薄く少し黄緑色になっています。
これは肥料が切れている状態を表しています。
今回購入した苗はかなり栄養不足の状態です。
なので、葉っぱの色が薄くなったら、必ず追肥してください。
逆に葉っぱの色が緑色が濃い場合には追肥は必要ありません。
ただし葉っぱの色は品種などによって違うので、その点は少し注意してください。
あくまでも参考程度にお考えください。
古い葉っぱは取り除く
栽培していて葉っぱが古く枯れてきたら、その葉っぱは取り除いてください。
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このように変色してしまった葉っぱは、株元から摘み取ってください。
ズッキーニの人工授粉の方法
ズッキーニは受粉しないと実が大きくなりません。
受粉しなくても小さな実はできますが、大きくならずに途中で腐ります。
野菜を育てている畑で栽培する場合は、ミツバチなどいろんな虫が受粉をしてくれます。
なので野生の虫がたくさん飛んでいる畑では、わざわざ人工授粉しなくても実がなることが多いです。
ただ、都会のベランダなど野生の虫が少ない場所では人工授粉しないと大きな実は収穫できません。
ズッキーニの雌花と雄花の見分け方
ズッキーニには雄花(オスの花)と雌花(メスの花)があります。
メスの花の根元には小さな実のようなものがついています。
実のようなものが付いていないのが雄花です。
朝早い時間帯に人工授粉するのがコツ
雄花の花粉を雌花の雌しべにつけることで人工授粉ができます。
雄花の花粉を朝早くに取って、朝早くに人工授粉するのがコツです。
生育初期の実は小さいうちに収穫する
ズッキーニだけに限らず、実がなるタイプの野菜全般に共通する注意点です。
実は小さいうちに摘み取ってあげてください。
あまり実を大きくすると、株への負担が大きくなってしまいます。
特に生育初期(1〜2個目)に採れる実は、できるだけ小さいうちに収穫してあげてください。
ズッキーニは最初に雄花がたくさん咲く
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今ここにあるのはおそらく全て雄花です。
ズッキーニは植え付けてから最初は雄花がたくさん咲きます。
次第に雌花が出てきます。
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この花のように花の下に実が付いていなければ雄花です。
雌花は、花の下に小さな実のような部分がついています。
一株だけで受粉がうまくできない場合には、2株以上植えておくと受粉がうまくできるのでオススメです。
ただし2株以上育てる場合には、広いスペースが必要になります。
実の先端についている花は摘み取る
受粉がうまくいったとしても花が実の先端に残っていると、そこから腐りやすいです。
なので花が実についている場合は、その花を摘み取ってください。
【袋栽培】ズッキーニの育て方!Amazonの郵送袋をリサイクルして袋栽培【植木鉢やプランター栽培にも使える】まとめ
今回をズッキーニの袋栽培のやり方を紹介しました。
今回はAmazonの袋を使いましたが、園芸培土が入っている袋をそのまま使っていただいても構いません。
野菜の袋栽培のやり方はこちらの動画で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
ズッキーニは植木鉢やプランターでも栽培できます。
その場合には大きな容器を使ってください。
一株で少なくとも20Lは入る容器がおすすめです。
あまり容器が小さいとズッキーニはうまく育てられません。
それからズッキーニは頻繁に追肥をしないとうまく育てられません。
なので2週間に1回ぐらいは追肥をしましょう。
こまめに追肥するのがうまく育てるコツです。
ぜひ皆さんもAmazonの宅配袋を使ってズッキーニを育ててみてはいかがでしょうか?
今回紹介した内容は、こちらの動画でご覧になれます。