今回は、9月の家庭菜園でやるべき事をご紹介したいと思います。
9月は夏野菜がおわりかけていて、秋冬野菜がスタートした時期です。
私も早速色んな種を蒔きまして、すでに30種類以上の種を蒔きました。
これから秋冬野菜がたくさん収穫が出来そうで非常に楽しみです。
かつ、夏野菜はまだ一部残しております。
こういったタイミングの方が多いのではないでしょうか?
今月も家庭菜園の作業漏れがないようにチェックリスト感覚で見て頂ければと思います。
家庭菜園をされている方、ぜひ最後までご覧ください。
まずは夏野菜の作業の話をして、それから秋冬野菜のお話をしたいと思います。
夏野菜の収穫
まず夏野菜です。
ミニトマト、ナス、ピーマン、キュウリなどその辺りの野菜です。
もう収穫していると思いますので、収穫はどんどんやって行ってください。
私の場合、今収穫出来ているのはミニトマト、ナス、ピーマン、伝統野菜のぼたんこしょう、後はパプリカです。
その辺りが収穫出来ております。
特にナスは一回剪定をしまして、そこからまた芽が出てきて、これから秋ナスが楽しめるかなと思っています。
後はピーマン類はまだまだいけそうですね。
夏野菜の植え付けタイミング
実は今年植付けのタイミングをかなりずらしんたんですよ。
一番早い物は2月から夏野菜を育てていました。
ビニールハウスを持っているので、ビニールハウスの中で2月からミニトマト、ピーマン、ナスを育てていました。
それから5月のゴールデンウィークに合わせて育て始めた物もありますし、更に遅らせて6月ぐらいから育て始めた物もあります。
なので大体4ヶ月ぐらい差があるんです。
早めに植えた物は撤去をしておりまして、遅めに植えた物を今育てています。
こんな感じに植え付ける時期をずらしていただくと植える時期とかもずらせたり収穫量の波も小さくなります。
なので一気に採れすぎて食べきれない事がなくなるので良いと思います。
夏野菜の生育が悪くなってしまう原因
収穫をされていると思うんですが、中には生育が悪くなってしまう物もあると思います。
- 暑さ
- 長雨
- 台風
- 病気害虫
色んな原因で完全に枯れてしまったとか、完全に枯れたとまでは言えないけどだいぶ弱ってしまっている。
一時期たくさん収穫出来ていたのに、最近は収穫出来なくなったなとかあると思います。
そういった場合には、そこから回復をさせる方法が一つ。
もしくは、ここですっぱり栽培を辞めて秋冬野菜に切り替えるという方法があります。
夏野菜を回復をさせる方法
例えばここから回復をさせてあげたい場合には、普通に固形肥料を与えるのも良いんですが、葉面散布と言って植物の葉っぱから肥料分を吸収させるのもオススメです。
その場合には固形肥料ではなくて、液体肥料が必要になります。
例えば、リキダスみたいな感じの物です。
こういった物を使いますと葉から肥料分を吸収させることが出来て、即効性が普通の根から吸収させる物よりも早いのでより回復がさせやすいかなと思います。
ただ回復してきたと思った頃に寒さがきて枯れてしまうみたいなこともあるので、9月だったら諦めちゃっても良いかもしれません。
夏野菜を十分楽しめたからいいやっていう場合には9月でスパッと辞めて頂いて、今度は秋冬野菜を育て始めるようにしましょう。
9月に切り替えが出来れば間に合います。
この夏野菜をずっと続けて10月に入ったり11月に入ってから、よし秋冬野菜だと言っても中々育てられる野菜が減ってしまいます。
10月、11月でもまだ苗を植え付けられる野菜はあるにはありますがだいぶ数が限られてしまいます。
秋冬野菜をやりたいなと思っている人は9月にスパッと切り替えるようにしてください。
秋冬野菜は栽培の計画が大事
ではここからは秋冬野菜の説明です。
まず秋冬野菜って色んな種類があります。
まだ夏野菜を育てている方もいらっしゃると思います。
何も考えずに種や苗を買って植え付けちゃうと、後からこの野菜植え付ける場所がないみたいなことになります。
なので、あらかじめ計画は考えましょう。
ここにあの野菜を植えて、こっちにはあれを植えて、これは1月ぐらいで収穫が終わる。
これは来年の春になってからようやく収穫出来るなど、そういうのがあります。
例えばニンニクなんですけれども、ニンニクを植え付けたとしてこの秋はまだ収穫が出来ないです。
来年の春初夏ぐらいになってようやく収穫が出来るようになります。
結構場所を取る時間が長いです。
そういった物を育てる場合には気を付けないと、来年の春スナップエンドウを育てたいと思ってもニンニクがあるから育てられないという事が起きてしまいます。
逆に、ブロッコリーを育てようという事でブロッコリーを植えたとしたら今年の冬の間にはブロッコリーの収穫が終わるので来年の春のスタートがきりやすくなります。
なので野菜によって植え付けが出来る時期と、収穫の時期が違うので、栽培の計画を立てましょう。
そうしないと、後で育てたいと思った野菜が育てられないという事になります。
こちらの計画が決まったらバンバン種を買ったり、苗を買いしましょう。
9月のホームセンターの種と苗
9月になれば、ホームセンターに行くと秋冬野菜コーナーみたいなのが絶対あります。
大根や白菜の種がズラーっと並んでいたり。
じゃがいも、ニンニク、らっきょう、ネギみたいな感じで苗もたくさんあります。
ブロッコリー、カリフラワー、ロマネスコみたいな感じで並んでいるのでそこから自分の好きな物を買うようにしてください。
私も新しく苗を今色々と買っておりまして、30種類程撒きました。
野菜だらけですね。
種、苗が買えましたら植え付けをやっていきましょう。
この9月に植え付けた方が良い野菜もありますし、10月でも良い野菜もあったりします。
どの時期で植えるのが良いのかについては、こちらの動画で詳しく説明しています。
私の方も今庭に色々と蒔いておりまして、大根も蒔いたし小カブとか、あとちょっと遅いんですけれどにんじんとかも蒔きました。
芽が出てきたので最初の間引きを行って、そんな感じで育てております。
苗作りもまだ出来る野菜もある時期です。
キャベツ、白菜とかの苗を作っています。
種を蒔いたのは8月の間なんですけれども、セルトレイの中で苗を作って9月~10月ぐらいに植え付けようかなと思っています。
秋冬野菜の苗は買った方が良い?
私の場合は白菜やキャベツの苗を作っているんですが、正直家庭菜園で少しだけやるのであれば苗は買った方が良いと思います。
簡単ですし、値段もそんなに高いわけではありません。
ホームセンターに行けば苗が4つセットとか、もしくは一個ずつでも売っていると思うのでそういった物を買うのがオススメです。
ただ苗で買う場合、品種が二つしかないとか三つしかないという感じで、種からの方がたくさん種類があります。
色んな品種を育てたいとか、どうしてもこの品種じゃなきゃ嫌という人は種から育ててください。
秋冬野菜の畑の準備は8月が良い理由
後は畑の準備です。
畑の準備は出来れば8月のうちにやっておいた方が良いです。
夏野菜を育てた野菜を撤去して、ゴミとかを取り除いて、石灰を撒いて、土壌改良材、牛糞堆肥、バーク堆肥などを入れて耕して、畝を立ててマルチを張ってみたいな事が出来ると良いと思います。
ただ最悪9月からでも良いです。
野菜を長年育てているのであれば、土の状態、酸度が結構良い感じなのでわざわざpH調整せずに石灰を撒かなくて良い場合もあります。
土壌改良材を長年入れているのであれば既に土の状態が良いと思いますので、そこまでやらなくても良いです。
後は夏野菜を育てている時に土壌性の病気というのがたくさん出てしまっていたら土壌消毒をやった方が良いんです。
でも、そこまで大きな問題がないのであれば土壌消毒はやらずに育てて良いと思います。
秋冬野菜の虫対策の仕方
ここで一つ大きなポイントは、虫対策です。
夏野菜を育てている時も虫ってたくさん出たと思います。
アブラムシ、ハダニ、バッタみたいなやつ、芋虫みたいなやつとか、そういう虫がたくさん現れて色々悪さをしたと思うんですが、秋から冬にかけても結構出るんです。
蝶とか蛾の幼虫、そういったタイプの虫が本当に出るんです。
なので家庭菜園だったら、防虫ネットを使うのが良いと思います。
防虫ネットをやって、さらに上から支柱で固定するというのが一番良い方法かなと思います。
プランター栽培で支柱を使って育てる方法はこちらで詳しく説明しています。
防虫ネットを使うのと、使わないのとでは全然違うので使った方が良いと思います。
予防効果のある農薬は効果があるのか
それからこのやさお酢っていうのは予防効果がある農薬なんですよ。
成分は酢なんですけど、予防効果があるタイプの物を使うというのもオススメです。
ただこれも全ての虫に効くという物ではないので、これだと効果がない物もあります。
絶対に一匹も寄せ付けないというわけではないので、減らせるとは思うんですけど100%ではないです。
防虫ネットでも虫が入る?
その程度でも良いよっていう方もいらっしゃると思うんですが、虫嫌いな人って絶対見たくないっていう人がいると思います。
そういう人は防虫ネットを使った方が良いです。
防虫ネットを使っても、実は目の細かさによっては虫が全然中に入れるんです。
ハダニとかめちゃくちゃ小さいので、防虫ネットを使っても正直意味ないです。
アブラムシも防ごうと思ったら本当に目が細かいやつじゃないと意味ないです。
例えばアオムシ、モンシロチョウとかを防ごうと思ったらある程度目は大きめの物でも大丈夫です。
こんな感じで、防虫ネットの選び方があります。
どの虫を嫌なのかによって目の荒さが決まってきます。
家庭菜園の防虫ネットの選び方はこちらで詳しく説明しています。
単純に農薬だけ、防虫ネットだけというよりは複数の物を組み合わせて出来るだけ虫を減らすのが良いと思います。
農薬にも色んな種類がある
後は農薬を使うのが一番お手軽です。
家庭菜園で農薬を絶対使いたくない人は、別に全くそれで問題ありません。
農薬を使っても良い、スーパーで売っている野菜だってほとんどすべて農薬使ってるでしょって人は、農薬を使いましょう。
ホームセンターに行けば色んな農薬が売っています。
こういうタイプの農薬もありますし、水で薄めて散布するタイプの農薬も売っています。
今って色んな物があるので有機農法で使える農薬を、家庭菜園向けにした物も売っています。
有機農法も農薬を使ってる?
有機農法って聞くと無農薬で安心みたいなイメージがあると思うんですが、実は一部の農薬に限っては農薬を使って育てる事も出来ます。
有機農法として売られている野菜も農薬を使って育てられている可能性が普通にあります。
なので農薬に関してはそれぞれ考えがあると思いますので、お好きなようにしてください。
絶対使わない人もいると思いますし、別に使って良い人もいると思いますので、その辺はご自身で判断してお使いください。
農薬の使用ルール
農薬を使う場合には、使用のルールというのが非常に細かく決まっています。
この野菜のこの害虫に対してこの方法だけ使って良いというのがあります。
なのでその使用のルールをしっかり読んで、ご自身で判断して使うようにしてください。
9月に家庭菜園でやるべきことまとめ
今回は、9月の家庭菜園でやるべき事をご紹介しました。
秋冬野菜はこれぐらいにしておきましょう。
今かなり育てておりまして、もう既に種が蒔き終わった物もありますし、これから蒔く物もあります。
既に30種類ぐらい蒔いたので、さらにこれから蒔いたらとんでもない事になりそうだなと思っております。
こちらの動画でも紹介しています。