今回は、2月にやるべきこと7選!冬に野菜を育てる準備を始めるチェックリストを紹介します。
- 家庭菜園を始めたばかりで2月に何をしたらいいのかわからない
- 春からの家庭菜園の準備をしっかりしておきたい
このような疑問や要望がある方は、ぜひ最後までお読みください。
2月にやるべきことリスト7選
早速ですが、家庭菜園で2月にやるべきことを7つ、順番に紹介していきます。
1:寒おこし
まず一つ目は、寒おこしです。
寒おこしは別名「天地返し」とも呼ばれる、土をひっくり返す作業のことです。
普通に野菜を育てていると、どうしても肥料分が偏ったり、病気の菌が偏ったり、害虫が土の中に潜んでいたりします。
また、水はけや土のやわらかさなど、物理性にも偏りが出てきます。
そこで寒おこしを行い、土の深い部分と浅い部分をひっくり返して混ぜることで、それらの偏りを防ぐことができます。
2:栽培スケジュール作り
二つ目は、栽培スケジュールを作ることです。
畑や庭などの限られたスペースで野菜を育てていると、春の間にたくさんの野菜を育て過ぎてしまった場合に、夏や秋から他の野菜を育てることができなくなってしまいます。
それを防ぐためにも、あらかじめしっかりと栽培スケジュールを立てておくことで、例えば夏以降に植えたい野菜があるのであれば、3月や4月頃からそのためのスペースを確保するなどの対応が取れます。
参考までに、葉物野菜であれば収穫が終わり次第すぐに片づけられるので、畑の場所を専有する期間が比較的短くなります。
一方、ミニトマト、ナス、ピーマン、シシトウ、オクラなどのように実を食べる野菜については、少なくとも半年ぐらいはその場所を専有することになるので、栽培スケジュールを立てる際には注意が必要です。
また、野菜によっては一度その場所で育てたら、2年目、3年目は同じ場所で育てないほうがいいというものもあります。
これは「連作障害」と言って、続けて同じ場所で育てると収穫量が減ってしまったり、病気にかかりやすくなったりする症状のことです。
このような問題を未然に防ぐために、家庭菜園のベテランともなると、5年くらいのスパンで栽培スケジュールを立てる方もいるほどです。
ただ、この連作障害については、家庭菜園の初心者の方はそこまで気にしなくても大丈夫です。
なぜなら、栽培株数が少ない場合には、連絡障害の影響は少ないからです。
また、牛糞堆肥や土壌改良材を入れたり、畑の土をしっかりと混ぜるなどして対応することも可能です。
何年も同じ土地で家庭菜園を続けているにも関わらず、このような対応をしていない方は、連作障害を引き起こす可能性がありますので、注意してください。
3:種まき
三つ目は、種まきです。
実は、2月は野菜の種まきをするには時期的に少し早いということもあり、難しい時期でもあります。
そのため、初心者の方には、2月に種まきをするのはおすすめしません。
ただ、家庭菜園に慣れている方は、3月まで待ちきれずに2月に種まきをしてしまう人も多いかと思います。
その場合は、トンネルで保温したり、種まき用の電気カーペットなどを使用して加温をして種まきをするようにしましょう。
また、もっと大掛かりに野菜栽培をされている方であれば、ビニールハウスで種まきをすることができます。
以上のようなことからも、初心者の方には、この難しい時期の2月にわざわざ種まきをすることはおすすめしません。
種まきのしやすい3月や4月を待って行うか、または苗を4月や5月に購入して植えることをおすすめします。
この場合、種をまくか、苗を買うかについて簡潔にアドバイスをすると、以下の通りです。
- 実がなる野菜は苗を買う
- 葉と根の野菜は種をまく
ぜひ参考にしてみてくだい。
4:ジャガイモの浴光催芽
四つ目は、ジャガイモの浴光催芽です。
ジャガイモは2月下旬や3月頃に植える方が多いと思います。
この時、芽が出ていない状態で植えてしまうと、芽が出るまでに時間が掛かってしまいます。
芽が出るまでに時間が掛かるということは、ジャガイモが実を太らせる期間が短くなるということです。
そうすると、結果的に収穫時のジャガイモのサイズが小さくなってしまいます。
このような事態を防ぐためにも、浴光催芽を行いましょう。
浴光催芽のやり方はとても簡単で、ジャガイモの種芋をカーテン越しの光が当たる場所に2~3週間ほど置いて芽を出させるだけです。
芽が出たジャガイモは、小さいものはそのまま植えて、大きなものは半分または四分の一に切るなどして植えるとよいでしょう。
5:防寒対策、支柱、鳥除け
五つ目は、今育てている野菜の防寒対策、支柱、鳥除けです。
冬の時期であれば、ハクサイやダイコン、レタス、豆類などを育てている方が多いと思います。
暖かい地域であればそのままでも大丈夫ですが、寒さの厳しい地域であれば、寒冷紗を使って寒さ対策を行いましょう。
雪が多い地域であれば、しっかりと支柱を立てて作物が折れないように対策をしてください。
また、鳥の被害が多い地域では、防鳥グッズや防鳥ネットを使った鳥除けの対策も必要です。
6:ごみの片付け
六つ目は、ごみの片付けです。
栽培し終わったあとの野菜のクズや、支柱、マルチ、トンネル、防虫ネットなどが畑やその周辺に置かれたままになっていることがよくあります。
2月のタイミングで、放置されているこれらの道具などを処分するなり、洗って片付けるなり、元に場所に戻すなりして、畑周辺を綺麗にしておきましょう。
3月以降の家庭菜園が本格化するシーズンに向けて、このタイミングで片付けておくことをおすすめします。
7:残渣用の木枠の準備
七つ目は、植物残渣を入れておく木枠の準備です。
3月から5月にかけて、家庭菜園での野菜栽培が本格的にスタートしますが、その際には収穫後の葉や根、雑草などたくさんのごみが発生します。
このような残渣を入れておく木枠や、それらを埋める穴を掘るなどの準備を2月からやっておくと、その後の野菜栽培の準備がスムーズに行えます。
3月に入ってしまうと、石灰を撒いたり、堆肥を撒いたり苗作りをしたりと、野菜栽培の準備で忙しくなってくるので、比較的時間のある2月にやっておくことをおすすめします。
2月にやるべきこと7選!冬に野菜を育てる準備を始めるチェックリストのまとめ
今回は、2月にやるべきこと7選!冬に野菜を育てる準備を始めるチェックリストを紹介しました。
2月はまだ家庭菜園が本格的にスタートしていない時期ではありますが、3月以降に本格的に家庭菜園の準備が始まる前に準備を進めておくには良いタイミングです。
みなさんもぜひ、今回の記事で紹介した2月にやるべきこと7選を参考に家庭菜園の準備を進めてみてください。
動画でも紹介しているので、ぜひご覧ください。