今回は、ピーマンの新しい葉とか実を食べる犯人が誰なのかちょっと探してみたいと思います。
それからその犯人に心当たりがあるので、トラップを仕掛けて捕まえてみたいと思います。
- 野菜の新しい葉っぱを食べられて困っている
- できた実を食べられてしまったけれど犯人がわからない
という方におすすめの内容です。
では今回の容疑者をまずはご紹介します。
葉っぱの穴の原因の容疑者候補
まず一番目はオオタバコガの幼虫です。
蛾の幼虫です。
二番目はヨトウムシです。
ハスモンヨトウとかが有名ですね。
それから三番目はニジュウヤホシテントウです。
テントウムシダマシと言われている虫です。
そして四番目ががナメクジです。
容疑者1 オオタバコガ
まずオオタバコガの場合、イモムシって感じの見た目をしています。
そして昼間でも葉っぱの上にいます。
それから糞をして、糞が葉っぱの上にあることも多いので非常に見つけやすいと思います。
葉っぱも食べますし、実も食べます。
なので昼間に探して虫がいなかった場合、オオタバコガではないと思います。
容疑者2 ヨトウムシ
次はヨトウムシです。
ヨトウムシは夜盗む虫と書きます。
その名の通り昼間は地表には現れないんですが、夜の間に地表に現れて葉っぱをムシャムシャ食べてしまいます。
この虫の場合には、
- 昼間の間に地面を掘って探す
- 夜、懐中電灯をつけて探す
こういう方法で見つけることができます。
なのでまずは土の表面をちょっとほじくってみてください。
それで見つかればヨトウムシですし、それで見つからないとか夜に懐中電灯で探しても全然いなかったらヨトウムシではないかなと思います。
容疑者3 ニジュウヤホシテントウ
それからニジュウヤホシテントウというのは、見た目はテントウムシっぽいです。
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見た目はテントウムシっぽいんですが星の数が非常に多くて、肉食ではなくて草食タイプのテントウムシです。
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これはけっこう見た目が明らかに葉っぱの緑色とは違うので、葉っぱにいれば見つけやすいです。
それからニジュウヤホシテントウの幼虫は葉っぱの裏面にいます。
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モスラの背中にトゲが生えているみたいな見た目なので、けっこう見つけやすいかなと思います。
なので葉っぱの表面とか裏面をしっかり探していただいて、モスラみたいなやつとかテントウムシみたいなやつがいなかったら、ニジュウヤホシテントウではないと思います。
容疑者4 ナメクジ
今回、私が育てているピーマンの葉っぱを食べられたり実を食べられたりしたのでいろいろ探してみました。
ただ今のところは全然犯人が見つからなくて、こいつが一番怪しいんじゃないかなと私がにらんでいるのはナメクジです。
犯人はナメクジが怪しい?
ナメクジは昼間はプランターの底とか医師の裏側とかに潜んでいて、夜になってから現れて葉っぱを食べたり実を食べたりします。
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ナメクジが通った後はキラキラした跡が残るので見つけやすいんですが、意外とそのキラキラが雨で流されて見つけにくかったり見当たらないという場合もあります。
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それから今回私はピーマンの葉っぱを食べられてしまったんですけれども、
- ピーマン
- シシトウ
- パプリカ
この辺は同じように被害が出ます。
他にもナスで被害が出たりとか、イチゴで被害が出たり、キャベツとか白菜とかいろんな野菜でナメクジの被害があります。
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特に野菜の柔らかい部分を好んで食べるので、新しく出たばかりの葉っぱが食べられてしまったり苗の段階で食べられてしまうといったことが多いです。
今回はナメクジが怪しいというふうに思ったんですけれども、まだ確証はないです。
なので確証があった場合は、ナメトールとかスラゴっていう農薬を使います。
この農薬は有機栽培でも使えるタイプの農薬で、粒状のものなのでそれを野菜の株元とかにバラバラと撒いておくだけでオッケーです。
そうするとその農薬にナメクジが集まってきて、その農薬を食べて死んでしまうという仕組みです。
なのでもし皆さんが、今回の犯人は絶対ナメクジだというふうに確証があるようでしたらこのナメトールとかスラゴっていう農薬を使ってみてください。
犯人を捕まえるトラップ作り
ただ今回の私のように「おそらくナメクジだと思うけどもしかしたら違うかもなぁ」みたいな時には、本当に犯人がナメクジなのかトラップを仕掛けて犯人を捕まえてみましょう。
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今回私が仕掛けるトラップは、ビールを使ったビールトラップです。
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こちらのセブンイレブンで買ったサントリーザブリュー糖質70%オフというものです。
アルコール度数4%です。
発泡酒に分類されています。
めちゃくちゃ安かったです。
120円とか130円ぐらいの値段で買えました。
どんなビールでもいいと思うんですが、エビスとかプレミアムモルツっていう高いものよりは安いビールを使った方が経済的かなと思います。
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これの使い方ですが、私はこういう感じの深さ5cmぐらいの小さなプラカップがあるので、これにビールをなみなみと注いで地面に穴を開けてそこにこのコップを埋めるというふうにやりました。
ただこういうものがないという方でしたら同じくらいの容器や、ペットボトルや普通のプラカップがあれば5cmぐらいの深さに切って使ったりがいいと思います。
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ポイントはここの深さが5cm以上あることです。
あまり深くない浅い容器に入れてしまうと、ナメクジがビールに寄ってきて、ビールを飲んでそのまま帰ってしまうというふうになってしまいます。
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ナメクジがビールを飲んでそのまま水の中にドボンと落ちて、陸に上がれなくて溺死をしてしまうぐらいの深さが必要です。
じゃあ普通のプラコップくらいもっと深いものでもいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、これを地面の上にドーンと乗せてしまうとなかなか高さがあるのでナメクジが登ってきにくくなってしまいます。
普通のプラコップの高さをしっかり地面に穴を掘るのはちょっと面倒くさいですよね。
なのでそう考えると、この5cmぐらいの深さがベストかなと思います。
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今回私は庭にこれを4.5個分置きました。
4.5個というのは、これにビールをなみなみと注いだ4つと、ちょっとだけ余ったのがあったので1/3ぐらいの深さ分だけ1個置きました。
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それで一晩置いて、どんな結果になったのかご紹介したいと思います。
夕方に設置して翌日の朝には回収しました。
なので設置していた時間は12時間ぐらいかなと思います。
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ここに回収してきたものがあるのでご紹介しようかなと思うんですが、ナメクジが映りますのでナメクジを見たくないという方はちょっと注意してもらいたいです。
でもそんなにグロい映像ではないです。
あれ?これナメクジなの?みたいな感じなので、そのまま見続けてもたぶん大丈夫じゃないかなと思います。
トラップにかかった犯人は?
ではここから、ビールトラップの様子をご紹介します。
※以下ナメクジの写真注意
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こんな感じのカップにビールを入れて一晩置いておきました。
土に埋めておいたので、ちょっと土が付いております。
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それから一つだけ、ちょっとだけビールが余ったので少しだけというパターンもあります。
他の四つはなみなみと注いでおきました。
上から見てみましょう。
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こちらナメクジが一匹入っております。
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こちらもナメクジがいます。
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これにはナメクジではなくて別の虫が入っております。
ちょっと虫を取り出してみましょう。
それでは箸でナメクジを取り出します。
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これがナメクジです。
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ここにもナメクジがいました。
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ここにもナメクジがいました。
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ここにもナメクジがいました。
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ここはナメクジではなくて、ワラジムシってやつでダンゴムシみたいなやつがいました。
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というわけで、ビールトラップを庭に4.5個仕掛けておいたら、ナメクジが4匹捕まっていました。
ビールトラップはやっぱり効果があります。
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それから私の野菜を育てている庭には、これだけナメクジがいるということがわかりました。
今回トラップを仕掛けておいたのは12時間ぐらいです。
なのでもうちょっと、二日間とか三日間仕掛けておいたらもっとたくさんのナメクジが捕まったかもしれません。
ただこいつらが私の野菜を食べていたかどうかは、100%はわからないんですね。
もしかしたらこれではなかったかもしれないですが、少なくともナメクジはこれだけいたということがわかりました。
その後の経過観察が重要
こんな感じで、ナメクジが4匹捕まえられました。
やっぱり庭にナメクジがいましたね。
これで被害が減ったり、被害がピタッと止まったらやっぱり犯人はナメクジだったということになります。
逆に被害が全然止まらない、ずっと被害が出続けるようだったら可能性は二つあります。
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一つ目は、ナメクジがもっとたくさんいる。
なのでこのトラップで4匹捕まえただけだったら全然不十分なので、ナメトールとかスラゴを撒いてもっと本格的にナメクジを駆除しなければいけないという可能性があります。
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二つ目は、犯人がナメクジではなかった。
誤認逮捕だった。
誤認逮捕というかもう死んじゃってるんですけれども。
実はナメクジじゃなくて、他のヨトウムシだったりガの幼虫であったり他の虫が実は害を与えていて、私の推理が間違っていたという可能性も考えられます。
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なのでこういうトラップを仕掛けた後には、被害が減るのかどうかをちょっと確認してください。
それからこのトラップに引っ掛からないナメクジもいるとどうしても考えてしまうので、やはりナメトールとかスラゴを使った方がより効果的だと思います。
ナメクジに関する注意点
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それから注意点なんですが、ナメクジは広東住血線虫という寄生虫に感染している可能性があります。
その広東住血線虫という寄生虫はナメクジを介して人間にも寄生します。
過去の事例として、実際ナメクジを食べた人間がその寄生虫の影響で死んでしまったという事もあります。
感染源については、アフリカマイマイに起因すると考えられるもの15例(沖縄14例、インドネシア1例)、アジアヒキガエルに起因するもの2例(沖縄2例)、ナメクジが感染源と考えられるもの7例(沖縄、静岡各3例、鹿児島1例)であり、残りは感染源不明である。
広東住血線虫症とは https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/384-kanton-intro.html
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なのでナメクジは素手では触らないようにしてください。
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もし手で作業するようでしたら、ゴム手袋を使うのがオススメです。
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もしくは使い捨ての割り箸を使って触るようにしてください。
たまに子供がカタツムリやナメクジを素手で触っちゃったりとかあると思いますが、その場合にはしっかりと手を洗わせるようにしてください。
それからナメクジがついてしまった野菜や、ナメクジが這った跡がある野菜はしっかりと洗って、かつ加熱して食べるのがオススメです。
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ナメクジが這ったっていうことがわかっているのに、それを生で食べるというのは少し危険性があると思います。
この広東住血線虫はものすごくたくさんいるというものではないんですが、日本国内でも数件もう見つかっているものなので、この点はお気を付けください。
この広東住血線虫のことも考えると、やっぱりこのビールトラップで捕まえるよりはナメトールとかスラゴを使って、自分の手で触らずに駆除できた方がいいと思います。
ピーマンやナスの新芽や実の虫食いの原因は?まとめ
今回は、ピーマンの新しい葉とか実を食べる犯人が誰なのかちょっと探してみました。
恐らくナメクジじゃないかなということでビールトラップを設置してナメクジを4匹捕まえました。
私はこれまでもナメクジになかなか悩まされてきまして、その度にナメトールを使っていました。
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なので今回もちょっとまたナメクジが多いなというふうに思ったので、ナメトールは全部使い切ってしまったので今度はスラゴを買って試そうかなと思っております。
![](https://yasai-garden.com/wp-content/uploads/2023/09/c87018b581b98fa1d504074e05ee6361-1024x576.jpg)
そんなに大きな違いはないなあと思っているので、購入するのはナメトールでもスラゴでもどちらでもいいと思います。
※スラゴを撒いた数日後にナメクジが死んでいました
それから最初にも説明しましたが、ピーマンの新しい葉っぱを食べたり実を食べるのはナメクジだけではありません。
いろんな虫が葉っぱを食べます。
なので症状によっては犯人はナメクジではなくて他の虫である場合もあります。
そうしたらその虫の場合には例えば手で捕まえるとか農薬を散布するとか他の対策が必要になってきます。
こちらの動画でも紹介しています。