今回は、秋冬野菜のおすすめランキングベスト10を紹介します。
主に以下の項目を基本条件として、作成者の好みや偏見も交えながらランキングを作成しています。
- 植付時期:秋から冬
- 収穫時期:秋から翌年の春
- 場所:畑とプランター
- 対象:家庭菜園初心者(※野菜を育てるのが初めての人)
これらの条件を参考にこれから野菜を育ててみたいという方は、ぜひ最後までお読みください。
第10位:イチゴ
第10位はイチゴです。
イチゴの苗の植え付け時期は9月から10月頃、収穫時期は4月から6月頃になります。
イチゴを栽培するメリットは以下の通りです。
- メリット1:甘くて美味しいこと
- メリット2:苗がランナーで増やせること
デメリットは以下の通りです。
- デメリット1:初心者には栽培が難しいこと
- デメリット2:市販品と比べ、質と量の差が大きいこと
このように、うまく収穫できるととても美味しいイチゴですが、初心者が育てるには少し難しく、できた果実の質や量の差が大きい作物です。
そのため「野菜を初めて育てる」という条件を考慮し、第10位としました。
第9位:スナックエンドウ
第9位はスナックエンドウです。
スナックエンドウの播種時期は10月から11月頃、収穫時期は4月から6月頃になります。
スナックエンドウを栽培するメリットは以下の通りです。
- メリット1:甘くて美味しいこと
- メリット2:サヤがたくさん収穫できること
デメリットは以下の通りです。
- デメリット1:種まきから収穫まで時間がかかること
スナックエンドウは、収穫した実を塩茹でして食べるととても美味しいのでおすすめです。
但し、秋に種を播いてから収穫まで時間が掛かってしまうのがデメリットです。
解決策として、春に苗を買って春に植えてしまうという方法もあります。
類似の作物として、絹さやえんどうなども同じように育てられるのでおすすめです。
第8位:ハクサイ
第8位はハクサイです。
ハクサイの播種時期は8月から9月頃、収穫時期は11月から2月頃になります。
ハクサイを栽培するメリットは以下の通りです。
- メリット1:冬の鍋料理に使えること
- メリット2:好きなタイミングで収穫できること
デメリットは以下の通りです。
- デメリット1:病気と害虫対策が必要なこと
ハクサイは冬の鍋料理に欠かせない野菜で人気も高いのですが、結球するタイプの野菜ということもあり、野菜栽培初心者の方には難易度が高い作物でもあります。
また、冬の時期になると大きなハクサイがかなり安い値段で購入出来たりもするので、手間暇をかけて栽培するメリットが感じにくいということもあり、第8位としました。
第7位:タマネギ
第7位はタマネギです。
タマネギの播種時期は8月から10月頃、収穫時期は4月から6月頃になります。
タマネギを栽培するメリットは以下の通りです。
- メリット1:育てやすいこと
- メリット2:貯蔵できること
デメリットは以下の通りです。
- デメリット1:植え付けから収穫まで時間がかかること
- デメリット2:鮮度で味が変わらないこと
タマネギはとても育てやすく、いろいろな料理にも使えるため、家庭で栽培できると重宝します。
但し、秋に植えた場合でも、実際にタマネギを収穫できるのは春もしくは初夏となります。
その間、畑の一部をずっと占領してしまうため、畑の面積が狭い場合や、ベランダの広さが限られている場合にはあまりおすすめできません。
第6位:ニンニク
第6位はニンニクです。
ニンニクの植え付け時期は9月頃、収穫時期は5月から6月頃になります。
ニンニクを栽培するメリットは以下の通りです。
- メリット1:育てやすいこと
- メリット2:貯蔵できること
デメリットは以下の通りです。
- デメリット1:植え付けから収穫まで時間がかかること
- デメリット2:鮮度で味が変わらないこと
ニンニクはタマネギとよく似た特徴をもっており、畑やプランターで長期間栽培する必要がある作物です。
また、鮮度で味が変わらないこともあり、市販品と家庭菜園で育てた採れたてのものを比較しても味はあまり変わりません。
さらにニンニクは1年中スーパーなどで安く販売されていることもあり、自分で育てるメリットが感じにくい部分もあるかもしれません。
第5位:ダイコン
第5位はダイコンです。
ダイコンの播種時期は8月から9月頃、収穫時期は11月から3月頃になります。
ダイコンを栽培するメリットは以下の通りです。
- メリット1:収穫が楽しいこと
- メリット2:好きなタイミングで収穫できること
デメリットは以下の通りです。
- デメリット1:畑を深く丁寧に耕す必要があること
- デメリット2:深いプランターが必要なこと
ダイコンは収穫する際の「ズボッ」と抜ける感触が醍醐味でとても楽しいです。
また、成長しても畑の中にしばらく置いておけるので、好きなタイミングで収穫できます。
但し、土がよく耕されていなかったり、中に石がゴロゴロしていたりすると、まっすぐで大きなダイコンが育ちません。
プランターで育てる場合には、深いサイズのものが必要で、培養土もたくさん必要になりますので注意しましょう。
第4位:ブロッコリー
第4位はブロッコリーです。
ブロッコリーの植え付け時期は8月から9月頃で、収穫時期は12月から3月頃になります。
ブロッコリーを栽培するメリットは以下の通りです。
- メリット1:花蕾ができるのが珍しい
- メリット2:小さな側花蕾も収穫できること
デメリットは以下の通りです。
- デメリット1:害虫対策が必要なこと
- デメリット2:収穫のタイミングが難しいこと
ブロッコリーは、初めて野菜を育てる人にとって「どんな風になるんだろう?」ととてもワクワクする作物です。
また、一度頂花蕾を収穫しても、脇から側花蕾が発生するので、何度も繰り返し収穫できます。
但し、アブラナ科の野菜のため害虫対策が必要で、収穫のタイミングを逃してしまうとかなり味が落ちてしまいます。
第3位:プチヴェール
第3位はプチヴェールです。
プチヴェールの植え付け時期は8月頃、収穫時期は11月から3月頃になります。
プチヴェールを栽培するメリットは以下の通りです。
- メリット1:長い期間収穫できること
- メリット2:寒い地域でもよく育つこと
デメリットは以下の通りです。
- デメリット1:高く育つので支柱が必要なこと
- デメリット2:味にクセがあること
プチヴェールは寒い地域でもよく育つ作物で、長い期間収穫することができます。
但し、プチヴェールはケールと芽キャベツを交配させてできた野菜ということもあり、ケールのようなクセのある味がするため、万人受けはしないかもしれません。
第2位:シュンギク
第2位はシュンギクです。
シュンギクの播種時期は9月から10月頃、収穫時期は10月から12月頃になります。
シュンギクを栽培するメリットは以下の通りです。
- メリット1:間引きしながら少しずつ収穫できること
- メリット2:鍋料理に使えること
デメリットは以下の通りです。
- デメリット1:味にクセがあること
- デメリット2:育てる楽しさはそれほどない
シュンギクは間引きしながら少しずつ収穫できるうえに、すき焼きなどの鍋料理との相性もとても良い野菜です。
但し、独特のえぐみや香りがあるため、特にお子様受けはあまり良くないかもしれません。
また、シュンギクはとても簡単に育てることができる葉物野菜の一つですが、野菜を育てている楽しさというのはあまり味わえないかもしれません。
第1位:ホウレンソウ
第1位はホウレンソウです。
ホウレンソウの播種時期は9月から11月頃、収穫時期は10月から1月頃になります。
ホウレンソウを栽培するメリットは以下の通りです。
- メリット1:間引きしながら少しずつ収穫できること
- メリット2:寒いほど美味しくなること
デメリットは以下の通りです。
- デメリット1:育てる楽しさはそれほどない
冬の寒さに当たったホウレンソウはとても甘くて美味しいです。
特に根っこの部分はとても美味です。
しかし、ホウレンソウも葉物野菜のため栽培期間も短く、家庭菜園の醍醐味でもある「野菜を育てているぞ!」という楽しさは少し感じにくいかもしれません。
家庭菜園で育てる秋冬野菜のおすすめランキングベスト10のまとめ
今回は、家庭菜園で育てる秋冬野菜のおすすめランキングベスト10を紹介しました。
今回紹介した10個の野菜について、「育てやすさ」、「楽しさ」、「食べる」の3つの要素を比較して、下の写真の表にまとめてみました。
評価は以下の3段階です。
- ◎=とても良い
- 〇=良い
- △=あまり良くない
野菜を評価する際に何を重視するかは、人それぞれだと思います。
今回のランキングは、個人的な好みや偏見も交えながら、「育てやすさ」、「育てている時の楽しさ」、「収穫したものを食べる」という3つを基準に作成しています。
みなさんのベスト10はどんな野菜になるでしょうか?
今回の記事の内容を参考に、初心者の方にも家庭菜園の楽しさを味わっていただけると幸いです。
動画でも紹介していますので、ぜひご覧ください。