今回は自然農薬の作り方、使い方や注意点についてご説明します。
今回作り方をご紹介するのは
- 水道水
- 重曹
- 酢
- タバスコ
- 牛乳
- コーヒー
- 油石鹸
- ストチュウ
以上の8種類の自然農薬です。
他にも、特定農薬や自然農薬について詳しくご説明するので興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
自然農薬について説明する前に
はじめに自然農薬の注意点について説明します。
少し説明が長くなりますが、大切なことなので是非最後まで読んでください。
安心と安全の違い
まずは安心と安全という言葉の違いについて考えてみましょう。
これは辞書に由来する理由ではないので、正式な意味ではありません。
私は、安全とは科学的なもので、安心とは心理的なものだと思っています。
化学農薬・オーガニック農薬・自然農薬の安心と安全を比較
安全と安心について、それぞれの農薬で考えてみます。
「科学」と「化学」の違いとは?物理・生物での使い分けも解説(https://biz.trans-suite.jp/35779)
化学農薬の安心と安全
化学農薬は使い方を守れば科学的には安全だといわれていますが、誤った使い方をすれば安全ではありません。
化学農薬を使っていると聞くと、多くの消費者は心理的に安心はできないと思います。
なので、家庭菜園で野菜を栽培される多くの方が化学農薬を使いたくないと考えているのではないでしょうか。
オーガニック農薬の安心と安全
次にオーガニック栽培に使える農薬についてです。
こちらは科学的には安全だといわれています。
食品由来の成分を使っているので、もし誤った使い方をしたとしても大きな問題になることが少ないです。
それからオーガニック栽培に使うことができるので、消費者にとっては使いやすい農薬でしょう。
左が化学農薬で右がオーガニック栽培にも使うことができる農薬です。
見た目が非常に似ていますし、ホームセンターでは並んで販売されています。
なので、あまり詳しくない方はどちらも同じものだと捉えていると思います。
オーガニック栽培に使える農薬だと聞いても、安心できない方もいるかもしれません。
手作り自然農薬の安心と安全
実は、手作りの自然農薬は科学的には安全性が保証されていないものが多いです。
これについては後で詳しく解説します。
しかし、手作りの自然農薬は自分で作ることができ、普段家庭で使っているものを使うので安心できる方が多いと思います。
自然農薬の注意点
次に自然農薬の注意点を簡単にご説明します。
自然物=安全ではありません。
特定農薬(特定防除資材)について解説
特定農薬について詳しく解説します。
特定農薬や自然農薬を理解して、自分の判断と責任を持って使用しましょう。
特定防除資材(特定農薬)について(https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_tokutei/)
特定農薬の定義
特定農薬というのは、
その原材料に照らし農作物等、人畜及び水産動植物に害を及ぼす恐れがないことが明らかなものとして農林水産大臣及び環境大臣が指定する農薬
農林水産省_特定農薬とは?から引用(https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_tokutei/about_tokutei.html)
と定義付けられています。
なので、特定農薬を簡単に説明すると
- 農薬として開発されたわけではないが農薬と同じような効果が期待できる
- 効果が第三者によって証明されている
- 害がないことが第三者によって証明されている
このようなものを農林水産省が特定農薬として指定しています。
特定農薬に定義されたもの
次に特定農薬について説明します。
- 殺菌法がを持つことが明らかであった重曹と食酢、及び地場で生息する天敵について特定農薬(特定防除資材)に指定
- エチレン、次亜塩素酸水も追加
- その他の検討対象の資材について、「農薬」とする以上には、客観的な薬効を確認すべきである
このようなことが農林水産省のホームページに記載されています。
特定防除資材(特定農薬)として指定された資材に関連する情報提供について
(https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_tokutei/pdf/h26tokuteinouyaku_tennteki_igai2.pdf)
自然農薬として使われているもののほとんどが特定農薬ではない
実は自然農薬として使われているもののほとんどが、特定農薬には指定されていません。
特定農薬ではない自然農薬はどのような扱いになっているかというと、
- 農薬かどうか判断が保留されたものは効果は分からないものの使用者が自分の判断と責任で使うことは可能
- たばこ抽出物やナフタリンなどは、農薬としての使用が禁止
- たとえ食品であっても大量に摂取したり目に入れたり、環境中に散布してもまったく問題がないわけではありません
このように注意されています。
特定農薬の重曹と食酢
次に特定農薬に指定されている重曹と食酢の使い方を見てみましょう。
農林水産省のホームページでは重曹と食数の効果が認められる対象、使用方法、注意点が載せられています。
特定防除資材(特定農薬)として指定された資材に関連する情報提供について
(https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_tokutei/pdf/h26tokuteinouyaku_tennteki_igai2.pdf)
重曹は野菜のうどん粉病、灰色かび病、さび病に対して効果があるとされています。
食酢は稲のもみ枯細菌病、ばか苗病、ごま葉病に効果があるとされています。
ただし、注意点もあります。
重曹はゴーヤで薬害が出た事例があります。
食酢は食用でないものを漬け込んだ食酢は使用しないようにと書かれています。
特定農薬(特定防除資材)の整理フロー
特定農薬(特定防除資材)の整理フローです。
農林水産省_特定防除資材特定農薬の整理フロー
(https://www.maff.go.jp/j/council/sizai/tokutei_noyaku/03/attach/pdf/index-3.pdf)
このフローチャートに従うと
- 農薬なのか農薬でははないのか?
- 特定農薬に登録されているのかされていないのか?
が分かります。
特定農薬(特定防除資材)指定の検討の部分を見てみましょう。
「薬効があるか」「原材料に照らし安全であることが明らかか」の両方がYESだと認められているものは食酢と重曹だけです。
それ以外は「薬効があるか」もしくは「原材料に照らし安全であることが明らかか」のどちらかがYESとは言えない状態です。
自然農薬を使用する際に注意すべきこと
自然農薬を使いたいと考えている方は以下の点に注意し、自己責任で行うようにしてください。
- 効果がない可能性がある
- 植物にとってマイナス効果になる可能性がある
- 安全ではない可能性がある
自己責任で行うことは可能で、それは禁止されていません。
自然農薬を使用する際に起こり得るトラブル
では、どんなトラブルが起こる可能性があるのか見てみましょう。
例えば
- 虫が減らない
- 病気が減らない
- 植物が枯れてしまう
- 散布している人の健康に被害が出る
- 異臭で近所トラブルになる
- ペットや子供が誤飲してしまう
このような可能性が考えられます。
トラブルが起こらないために、以下の点に注意してください。
- ペットや子どもの手が届かない場所に必ず保管する
- 自然農薬を入れた容器には「危険物である」もしくは「自然農薬なので飲めない」等の注意書きをする
- 散布する時には手袋やゴーグル・マスク等を着用する
- 自然農薬を作った後や散布した後は顔や手をしっかり洗う
既に自然農薬を使ったことがある人の中には「そんなこと大丈夫。そんな大げさなことを心配する必要はないよ」と思うかもしれません。
自然農薬を使用する際に起こった実際のトラブル
実際に私が自然農薬を作ろうとした時、トラブルになったことがあります。
唐辛子を扱った時に、皮膚が炎症を起こしてしまったんです。
自然農薬を作ろうと思った私は素手で唐辛子を潰しました。
その半日後くらいに手がものすごく熱くなってきました。
ものすごく熱くなって、我慢できなくなりボールに水を入れて、その中に手をつけていました。
それでも辛いくらいでした。
翌日には手の皮膚がシュワシュワになり白くなりました。
その次の日には真っ白になり皮膚がボロボロ崩れ落ちて皮が剥け始めました。
私は元々手の皮膚が弱い性質があるので起きたと思いますが、皆さんも唐辛子を扱う時は気を付けて下さい。
必ず手袋をして扱ってください。
ただ、こういうことは唐辛子以外でも起こりうる可能性があります。
自然農薬作りでは刺激や臭いが強いもの、酸が強いものなどを扱うので十分注意してください。
自然農薬の作り方
次に自然農薬の作り方を説明します。
説明するのは、
- 水道水
- 重曹
- 酢
- タバスコ
- 牛乳
- コーヒー
- 油石鹸
- ストチュウ
以上の8種類です。
自然農薬①水道水
一番最初にご紹介する自然農薬は水道水です。
これはふざけているわけではなくて、本当に私のオススメです。
イチゴ栽培をしていると、うどん粉病という病気が非常に多く発生します。
そのような病気が発生した時には水道水をかけると治ったりします。
使い方は、葉っぱの中で白い粉が付いている部分に水道水をジャバジャバかけて洗い流します。
すると、それ以上うどんこ病が発生しないことが多いです。
物理的に水を使って菌の部分を全部流してしまうという効果が一番強いと思います。
あとは水道水には少しだけ塩素が入っていますよね。
その殺菌効果もあるんじゃないかなと思います。
うどん粉病が大量に発生した場合は効きません。
でも、うどんこ病が少しだけ発生した場合は水道水で洗い流すと結構効きます。
イチゴに限らず、色々な野菜でうどん粉病が少しだけ出た場合には水道水で洗い流してみてください。
水道水を使う場合には、霧吹きを使うよりペットボトルなどに水道水を入れてジャバジャバかけるのがいいです。
自然農薬②重曹
次に紹介するのは重曹です。
重曹は特定農薬に指定されています。
重曹の効果は病気の対策です。
材料は重曹1gに水1リットルを混ぜてください。
それをスプレーに入れて撒きます。
重曹はこのように白い粉です。
原材料には炭酸水素ナトリウムと書いてあります。
実は炭酸水素ナトリウムは農薬としても使用されています。
有機栽培に使用できる農薬の中には炭酸水素ナトリウムが主な原料のものがあります。
では、ここから1g 取ります。
1gというのは小さじ1/5ぐらいの量だそうです。
親指・人差し指・中指で摘んだ時に約1g取れるらしいです。
本当にそうなのか測ってみると、親指・人差し指・中指で摘んで測り上に乗せたら1gぴったりです!
なので、皆さんも親指・人差し指・中指で摘んでパッと出せば、1gぐらいになります。
重曹1g を1リットルの水に溶かし、完成です。
あとは予防的に撒いてもいいですし、病気が発生した時に葉っぱにかけても構いません。
重曹水は効果も安全性も認められているので、非常におすすめです。
重曹水を使っている様子はこちらの動画紹介しているので是非ご覧ください。
自然農薬③食酢
次は酢です。
こちらも特定農薬に指定されています。
病気の対策に使えるといわれています。
酢はそのまま撒くのではなくて、約30~50倍に薄めて散布してください。
30~50倍とは
- 500mlのペットボトルを用意する
- ペットボトルのキャップ1~2杯分の酢を入れる
- 500mlまで水を入れる
そうすれば、約30~50倍になります。
薄めが良い場合には酢をキャップ1杯入れて、濃いめに作りたい場合には3杯入れるといいです。
あとはスプレーで散布してください。
今回は酢をキャップに2杯分入れました。
ペットボトルのキャップ1杯が約7.5mlなので、2杯で約15mlです。
これに水を500mlまで入れます。
これで約30倍に薄めた酢の液が出来ました。
これも予防対策として撒いていただいてかまいませんし、病気が発生したらそこに撒くのもいいです。
自然農薬④タバスコ
次はタバスコです。
タバスコは約10倍に薄めて使ってください。
タバスコは虫除けなどに効果があるといわれています。
10倍に薄めた後は、これを散布してください。
他にも唐辛子とニンニクを焼酎に浸け込む方法などもありますが、今回はお手軽にできる方法としてタバスコをご紹介しました。
私も学生時代唐辛子を焼酎に浸け込んだものを作ったことがあります。
ただ、かなり危険なものなので間違って飲まないように気を付けて下さい。
臭いが結構するので、あまり使うとタバスコの臭いが気になってしまうかもしれません。
自然農薬⑤牛乳
次は牛乳です。
牛乳も虫の駆除に効くといわれています。
牛乳は臭いで虫を遠ざけるものではありません。
アブラムシの体にくっつくと、乾く時にアブラムシの口を塞いで窒息死させる効果があるといわれています。
牛乳をこのまま使ってもいいですし、約2倍に薄めて使っても構いません。
今回は牛乳を2倍に薄めました。
においは当たり前ですが牛乳です。
牛乳を散布した時の注意点は、使ってから何日か経つとすごく牛乳臭くなる点です。
床に溢した牛乳を雑巾で拭くと、その後に雑巾がとんでもない臭いになりますよね。
そんな現象が野菜付近で起こります。
なので、屋外や広い畑で野菜を育てている人は問題ないと思います。
しかし、狭いベランダで育てている方は臭いが強いものや腐ったような臭いが後から発生するものを撒くと、ご近所の方から苦情が来てしまうかもしれません。
自然農薬⑥コーヒー
次に紹介するのはコーヒーです。
コーヒーも虫の駆除に効果があるといわれています。
どんなコーヒーでも構いません。
お湯で溶かしてのむ粉のコーヒーや缶コーヒー、インスタントで簡単に作れるコーヒーなどで構いません。
水で2倍くらいに薄めて散布してください。
コーヒーも虫の口を塞いで殺すという考え方もできます。
それから臭いで虫を遠ざけるともいわれています。
コーヒーを水で2倍に薄めました。
こんな感じで、すごく薄いコーヒーです。
においを嗅いでみると、やっぱり普通にコーヒーです。
なのでこれを散布した後は、しばらくコーヒーのにおいが漂います。
自然農薬⑦油石鹸
次に作るのは油石鹸です。
虫の駆除に効果があるといわれています。
虫の体に油の膜を張って呼吸できなくして駆除するというものです。
材料はサラダ油10ml、食器用洗剤5ml、それを水1リットルに溶かします。
使うのは小さじのスプーンです。
小さじ1杯が5mlなので、サラダ油を2杯入れてから洗剤を1杯入れます。
台所用洗剤を使用するため、洗剤を野菜にかけるのは嫌だという人が多いと思います。
ただ、洗剤というのは実は野菜や果物を洗うのにも使うことができると書いてあります。
それでも気になる方が多いと思うので、野菜にも使えることを強くアピールしているような洗剤を使ってみてください。
サラダ油は新品ではなくて、使い古しのものでも構いません。
私は昨日茄子の揚げ浸しを作る際に油をたくさん使ったので、フライパンに余っていた油を入れました。
サラダ油と洗剤を混ぜ、これを1リットルの水で溶かします。
こんな風にできました。
しっかり振れば混ざります。
散布する時は食べる部分にはできるだけかけずに虫だけを狙ってかけてください。
油石鹸は予防的に大量に撒くよりは、アブラムシなどが出た時にその虫にめがけて散布する使い方がオススメです。
自然農薬⑧ストチュウ
次はストチュウの作り方です。
ストチュウは虫除けや病気の予防などに効果があるといわれています。
基本的に酢と焼酎と水を使って作ります。
そこにニンニクを入れたり、唐辛子を入れたり、木酢液や竹酢液を入れたり色々バリエーションがあります。
作る人によって分量も違っていて、焼酎を非常に多く作る方や酢を多く作る人など色々います。
今回はわかりやすく酢・焼酎・水を大体同じくらいの分量で作ります。
それで原液を作ったら、さらにそれを200倍くらいに薄めて散布してください。
ストチュウが完成しました。
においがなかなかすごいです。
お酒と酢のにおいがします。
あとは200倍くらいに薄めて散布してください。
木酢液と竹酢液
木酢液と竹酢液に関しては特定農薬指定の検討対象になっています。
こちらに関しては色々なメーカーが色々な商品を販売してます。
なので、そちらに書かれた扱い方を守って使用してください。
自然農薬の使い方
自然農薬の使い方説明します。
自然農薬の使い方①スプレーで撒く
まず共通することとして、作成した自然農薬はスプレーを使って散布してください。
100均やホームセンターなどで売ってるものでいいです。
自然農薬の使い方②植物全体が濡れるまで撒く
散布する時は、植物の地上部の全体が濡れるまで撒いてください。
葉っぱの上だけや、全体の上の方だけではダメです。
植物の全体、葉っぱも葉っぱの裏面も茎もすべてがしっかり塗れるように撒いてください。
自然農薬の使い方③予防的に週に2~3回撒く
予防的に週に2~3回撒くのがオススメです。
予防的というのは虫や病気が発生していない状態でも撒くということです。
自然農薬の使い方④病気や虫を発見したら毎日撒く
実際に病気や虫が発見されたら毎日撒いてください。
自然農薬の使い方⑤IPMを活用する
自然農薬だけではなくてIPMを活用してください。
IPMとは、自然農薬だけに頼るのではなくて他にも色々な方法使って病気を虫を防ぐという考え方です。
私の経験上、自然農薬だけでは病気や虫を完璧にはコントロールできません。
なので自然農薬を使いつつ、他にも色々な方法を組み合わせるのがオススメです。
実際に自然農薬を散布する
それでは、アシスタントのツルムラサキ君に協力していただいて散布の仕方をご説明します。
今回使うのは重曹水です。
ここにスプレーのキャップをつけました。
散布の仕方は、重曹水のように予防的に使うものは株全体にかけてください。
葉っぱの表面・裏面・茎それから新芽の部分全部にかけましょう。
かかっていない部分の虫は生き残り、病気の菌もそのまま生き残ってしまいます。
それから、かかっていない部分に虫や菌が付着して増えてしまうかもしれません。
なので、基本的には植物全体がしっかり濡れるまでかけてください。
農薬散布のポイント①葉っぱの裏面にもかける
では、散布します。
まずは上からかけました。
葉っぱの表面には水がかかっていますが、葉っぱの裏面は全然濡れていません。
なので、葉っぱの裏面もしっかりかけるようにしましょう。
葉っぱの裏面にかける場合には下からかけます。
葉っぱの表面を見てみると、一応水はついてます。
ただ、これはいい状態ではありません。
なぜかというと、葉っぱが水を弾いてしまっているからです。
農薬散布などでもこんな状態になったらダメです。
展着剤というものを使わないと、水を弾いてしまうのであまりよくありません。
それから裏面はこんな感じです。
野菜によって水を弾くものもありますが、弾かないものもあります。
なので、とりあえず植物体全体を濡らしていただければいいです。
農薬散布のポイント②農薬は温度が高い時には撒かない
化学的な農薬を撒く時には温度が高い時は撒かない方がいいといわれています。
なので一般的には夏の暑い時期に農薬を散布することはありません。
夕方の涼しくなってから散布するのが一般的です。
農薬散布のポイント③屋外の場合は雨が降らない日に散布する
屋外で育てている場合、散布した直後に雨が降ってしまうと雨で流されてしまいます。
なので、天気予報を見て雨が降らない日に撒くようにしてください。
化学農薬と自然農薬は違いますが、化学農薬の散布の仕方を参考にするといいでしょう。
農薬散布の方法はこちらの動画で説明しています。
農薬散布のポイント④臭くなるものは水で流す
牛乳や油石鹸のように虫の口を塞いで殺すタイプの自然農薬は、そのまま残しておくとかなり臭くなってしまいます。
液体が乾燥して固まって虫が死んだことが確認できたら、その後に水などをかけてその液体を洗い流して下さい。
そうすれば、ある程度はニオイを抑えることができます。
ただ、撒いた直後に水を流してしまうと虫の口を塞げずに効果がなくなるので注意してください。
自然農薬や有機農業について書かれたおすすめの本
最後にオススメの本をご紹介します。
自然農薬おすすめの本①自然農薬のつくり方と使い方【著者:農文協編(のうぶんきょうへん)】
1冊目は、自然農薬のつくり方と使い方という本です。
自然農薬おすすめの本②病害虫に効く自然農薬【出版社 : 学研プラス】
2冊目は、病害虫に効く自然農薬という本です。
自然農薬について書かれた本の中ではこちらの2冊が非常に詳しいのでぜひ読んでみてください。
有機農業おすすめの本①キレイゴトぬきの農業論【著者:ひさまつたつおう】
それから、自然農薬について興味がある人はおそらく有機農業についても興味があると思います。
有機農業について書かれたおすすめの本の1冊目はキレイゴトぬきの農業論という本です。
有機農業おすすめの本②もやしもん(全13巻)【著者:石川雅之】
有機農業について書かれたおすすめの本の2冊目はもやしもんという本です。
こちらの2冊の本は有機農業について、すごく面白い視点で書かれているのでぜひ読んでみてください。
自然農薬のかんたんな作り方とおすすめの使い方,注意点と安全性【家庭で安心手作り】まとめ
今回は自然農薬について色々な話をしました。
使い方やルールを守って、安心安全な野菜づくりを楽しんでください。
今回の内容はこちらの動画でご紹介していますので、ぜひご覧ください。