全国一斉トマバ祭りとは？ポテバ祭りとの違いは？袋栽培って何？誰が何の目的で始めたの？ミニトマトが何個収穫できるの？

全国一斉トマバ祭りとは、5月1日に袋を使って、全国一斉にトマトを育て始めるお祭りです。
2022年に第一回を開催して、2023年に第二回を開催します。

トマトの袋栽培は家庭菜園をしたことない人や家庭菜園をもっと楽しみたい人にぴったりだと思い、トマトの袋栽培を世に広めるお手伝いをしたいと思ったからです。

2022年3月1日に全国一斉ポテバ祭りを開催したのですが、そのときに「トマトの袋栽培のお祭りもしたいな」と思いました。
ポテバ祭りとは、ポテトバッグを使ってジャガイモを育てるお祭りです。

袋栽培とは、培養土が入った袋を使って、プランターを使わずに育てる栽培方法のことです。

庭を耕して畑を作るよりはかんたんだと思います。
庭で育てようと思うと、堆肥や腐葉土、石灰などの元肥や土壌改良材を土に混ぜて1ヶ月ほど待ち、それから野菜の苗を植えないといけません。
袋栽培なら買ったその日のうちに野菜を植えられます。

大学院生のときに、イチゴの袋栽培の実験をしました。
また、青年海外協力隊の野菜栽培隊員として、パナマ共和国で野菜の袋栽培の普及活動を行いました。
今は農業コンサルティング事業の中で、袋培地を使った養液栽培についても技術指導をしています。

第一回全国一斉トマバ祭りは、YouTubeやTwitter、Instagramで告知を行いました。
その結果、Twitterでは数え切れないほどの方が投稿してくれました。

今年も昨年同様に、全国一斉に5月1日にトマト栽培を始めます。
ルールはこの4つです。
①トマト類を育てる。大玉、中玉、ミニトマトの何でもOK。品種も何でもOK。
②袋栽培をする。何でもOK。昨年の袋でもいいけど、再生材を混ぜたり害虫がいないか、袋が破れないか要確認。
③5月1日に苗を植える。長野県や東北、北海道は遅らせてもOK。
④SNSに投稿するときは「#全国一斉トマバ祭り」を付ける。

まずは、基本的な育て方はプランター栽培と同じです。
その上でコツをあげるとしたら、この3つです。
①1株に対して15〜25Lの培養土を使う
②日当たりが良い場所に置く
③支柱を設置して茎が折れないようにする

6月中旬から下旬に収穫が始まります。
7月から9月にも収穫できますよ。

2021年はミニトマトを袋栽培して、放任栽培という脇芽を取らない仕立て方だったので、1株から100粒以上の実を収穫できました。
脇芽を取る1本仕立てという仕立て方でも、ミニトマトならうまくいけば50粒くらいの収穫が期待できます。

ミニトマトなら薄皮のピンキーという品種がおすすめです！
中玉トマトならカゴメの高リコピントマトもおすすめです。

いえ、ピンキーと高リコピントマト以外の品種でも問題ないですよ。
例えば、ミニトマトのアイコや大玉トマトの桃太郎などでも大丈夫です。
ホームセンターで売っている苗なら何でも良いですよ。

いえ、5月1日を過ぎてしまっても大丈夫ですよ。
全国一斉トマバ祭りはお祭りなので、ルールをそこまで気にせずに、楽しむことを最優先に考えてください！
5月下旬や6月上旬に苗を植えてもOKです。

はい、大丈夫です！
沖縄に住んでいる方は10月に苗を植えた方がいいですし、北海道に住んでいる方は6月に苗を植えた方が良いです。
5月1日とはだいぶズレますが、心は一つです笑