今回は、培養土の再生材を使ってフルーツトマト作りに挑戦したいと思います。
- 再生材を使って、フルーツトマト栽培がしたい
- 実験的なことが好き
という方におすすめの内容です。
うまくいくかはわかりませんが、チャレンジしてみます!
再生材の説明
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培養土の再生材というのは、こういった感じの商品です。
一度使った培養土を再生材と混ぜると、もう一回野菜栽培に使える商品になります。
私はこれまでに土の再生の方法や、この4種類の再生材の比較する記事をアップしました。
その記事でそれぞれのメーカーさんの商品の特徴をお伝えしました。
土の再生材4種類の比較は、こちらで詳しく説明しています。
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それからこういう商品は必ず「これは培養土ではありません」「このまま野菜栽培には使えません、使わないでください」という注意書きが記載されています。
ひねくれ者の私としては、そういう注意書を見るとやりたくなってしまいます。
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なので、この再生材をそのまま使ってなんとか野菜を育てられないかというアイディアが浮かびました。
その後色々考えていくと、フルーツトマトが作れるのではないかというアイディアにいたりました。
その話を今回したいと思います。
まず最初になんでこの再生材には野菜栽培に使わないでくださいと書いてあるのか考えてみましょう。
恐らくなんですが、こういう再生材は中身が土壌改良材と呼ばれている牛ふん堆肥とか腐葉土とかバーク堆肥など、そういった物が含まれています。
それから元肥となるような肥料、これも牛糞堆肥とか鶏糞や油かすとか化成肥料とか、あと物によっては石灰とかも入っています。
プラスして有用菌と呼ばれている土の中で良い働きをしてくれる菌類を入れている物も多いです。
あとは水捌けを良くする為にパーライトやバーミキュライトなども入っています。
なので野菜栽培用の培養土と入っている物自体はそんなに違わないんですが、その比率が恐らく違います。
野菜栽培用の培養土って言うのは、土の代わりになる物がベースになっています。
そこに少し土壌改良材とか肥料分が入っている感じなんですが、こういう再生材っていうのはその培養土に少し混ぜるって言う物なので一般的に土の代わりになるような物がないか、ほんの少ししか含まれていなくて、土壌改良材・肥料分・菌類の割合が非常に多いことだと思います。
なので野菜栽培には向いていないとか、野菜栽培をしようとすると上手く育てられない物だと私は推測します。
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その時に思いついたのは、トマトだったらいけるかも知れないなと思いました。
フルーツトマトの説明
トマトの根って結構強いんです。
例えばヤシ殻という土を使って栽培するときに、そのヤシ殻のECが2.0mS/cmぐらいであっても生育上問題ないと言われています。
もうちょっと簡単に言うと、土の中に塩類とか肥料分がかなり濃くてもトマトは問題なく育つと言う意味です。
別の例で説明すると、フルーツトマトを育てる時に土に塩をまく方もいます。
土の中に塩をまくことで根っこに対してストレスを与えて水の吸収量を抑えて、トマトに水を吸わせないようにして糖度を高める栽培方法があります。
それぐらいトマトの根っこは強いです。
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水をかなり減らしてもなんとか生きますし塩を加えても育つ、そういう強い植物です。
今説明したフルーツトマトは一般的には大玉になるトマトを育てて、その時に土に塩を混ぜるとか、土を隔離して雨水とか水を届かないようにして出来るだけトマトに与える水の量を減らして実の糖度を高めるという方法をします。
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そうすると普通だとこれぐらい大きなトマトなんですが、水を絞ることでトマトの大きさが3分の1まで小さくなる、そういうトマトです。
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このフルーツトマトの話と、この再生材の話を合わせて考えると、再生材を使ってフルーツトマトを作れるんじゃないかという考えにいたりました。
再生材は恐らく塩類やECとか肥料分が非常に濃い、このままだと野菜栽培に向いていない。
トマトは土の塩分が高い、肥料分が高い、そういう過酷な状態でも生きていける。
そういう状態だと、フルーツトマトが作れる。
それを合わせたイメージになります。
正直やったことがないので、まだ分からないです。
空想上のアイディアという段階です。
それを今回具体化させます。
何をするのか?
何をするのかと言いますと、ただ単純にプランターにこの再生材を入れて、そこにトマトの苗を植えつけるって事はやりません。
上手くいくかも知れないのですが、枯れちゃう可能性もちょっとあるかなと思いました。
いきなり再生材の塩分や肥料分がガッと溶け出して根っこに当たって、根っこが傷んで枯れるというリスクを考えました。
なので今回はちょっと違うやり方をします。
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どうやるかと言うと、このような植木鉢に再生材を入れます。
100%再生材だけ。
そうしたらその上にこのトマトの苗を置きます。
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その時にこのポットのままではなくて、このポットの底が開いているバージョンの物がありまして、これに植え替えてこの植木鉢の上に置くというのを予定しています。
分かりにくいかもしれないので、実際の作業を見せつつ説明します。
植え付け作業
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まずは4つ植木鉢を用意して、この中に4種類それぞれの再生材を入れていきます。
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ここに入れたのは花ごころの再生材です。
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ハイポネックスの再生材です。
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自然応用科学の再生材です。
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アイリスオーヤマの再生材です。
こんなふうに、4種類の再生材を入れました。
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これがアイリスオーヤマ。
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これが自然応用科学。
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これがハイポネックス。
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これが花ごころです。
次に、この上にトマトの苗を植えていきます。
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今回使用するトマトの苗は接木のホーム桃太郎です。
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こんな感じで、上に植えていきます。
ポットを置いただけで育てていくのも良いと思ったんですが、ポットの穴が小さいためどうしても根っこの出る量が減ってしまいます。
それはそれで節水栽培になって良いと思ったのですが、今回はこのようなポットを用意しました。
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普通のポットなのですが、底に穴が開いています。
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ハサミで切って底を取りました。
こうすることでトマトの根っこが再生材と接する面積が増えて、より根っこが伸びやすいと思いました。
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さすがにこの穴の小ささだと、節水にはなりますがトマトの生育自体抑えられてしまいそうなのでこういう工夫をしてみました。
なので一個ずつポットに植え替えます。
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植え替えるといっても、トマトを引き抜いて入れるだけという感じです。
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今の根っこはこんな感じです。
この穴あきポットは、千葉県千葉市トマト農園脇田ファームさんで見させて頂いたトマトの育て方からアイディアを得たものです。
大玉トマトを栽培している農園で、非常に面白い栽培の工夫や経営など色んなことをされている農園です。
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ただこのままだとポットが倒れたり移動してしまったり、そういう問題が起きそうなので、ここにはりがねを用意しました。
はりがねをさして固定します。
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こうすれば風が吹いてもポットが倒れないと思います。
上手くいくのか分からないですが。
皆さんはどう思いますか?
この実験が上手くいくと思いますか?
それとも上手くいかずに全部枯れてしまうと思いますか?
全然フルーツトマトにならずに、ただのトマトがなる…それも面白くはないですよね。
でもこういう実験は中々できないと思うので、やってみます。
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準備ができました。
苗の生育も大体揃ってます。
今第一花房の花の蕾が出始めているぐらいです。
このトマトを育てていきます。
最初はそこまで節水栽培もせず、普通に水をあげて育てていきます。
ではこの生育がどうなったのか、生育の様子を伝えていきます。
トマトを植え付けてから一ヶ月後
トマトを植えてから一ヶ月ぐらい経ちました。
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見ての通りこんな状態です。
どれも枯れずに育っています。
ただ物によって生育が違います。
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こんな感じに肥料分が多い見た目の物や、肥料分が少ない物もあります。
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花が咲いて実ができています。
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根っこの状態なんですが、底の部分を見てもらうと、鉢の底から根っこが伸びています。
なのでこのポットから根っこが下の土に伸びて、それが下まで貫通している状態です。
全部どれも同じ状態で、底まで根っこが貫通しています。
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こんな感じです。
植えて一ヶ月しか経っていないので、これからも生育を見守っていきたいと思います。
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このトマトがどれぐらいの味になるか見ていきたいと思います。
4種の培養土再生材でフルーツトマト栽培に挑戦まとめ
今回は、4種の培養土再生材でフルーツトマト栽培に挑戦をご紹介しました。
果たしてこの4つの再生材のうち、どれがフルーツトマトになったのか。
もしくは全てならなかったのか。
今後の生育は別の記事で紹介する予定です。
こちらの動画でも紹介しています。