野菜栽培用の古い土の再利用と再生方法!植木鉢やプランターの家庭菜園向けリサイクル術

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今回は古い土の再利用の仕方をご紹介します。

植木鉢やプランターなどで野菜を育てていた方は

  • 古い土をどうしようか?
  • このまま使えれば使いたい!
  • もしかして使えないのでは?

などなど、悩んでいるのではないでしょうか?

まず結論から言います。

その土はもう一回、今年も使うことができます!

今回は土を再利用する際の注意点や、実際に気をつけなければならないことをご紹介します。

目次

昨年ピーマンとゴーヤを育てた植木鉢

昨年私はこちらの植木鉢でピーマンとゴーヤを育てました。

昨年使っていた植木鉢の中に土が残っています。

実はピーマンの茎と根っこも残っいる状態です。

ゴーヤの方は土だけが残っています。

基本的に土は再利用できる

まずこの土が使えるかどうかですが、基本的には使えます。

※土壌感染症の病気が出た場合を除く

ただ注意点がいくつかあります。

一度野菜を育てた土は、

  • 肥料分が減っている
  • 病気などの菌が中にいる
  • 土の通気性や水はけが悪くなっている
  • 前回育てていた野菜の茎や根っこや葉っぱが紛れ込んでいる

など、新品の培養土や新品の培土と少し状態が変わっています。

なので、古い土を再利用する時はできるだけ新しい培養土の状態に戻すことが目標になります。

古い土の再利用の仕方

古い土の再利用は

  1. 根っこを取り除く
  2. 雑草を取り除く
  3. 土を手でほぐす
  4. 土の量が減っている場合は培養土を補充する
  5. 肥料を足す

という手順で行います。

土をほぐす場合、大きなふるいやザルを持っている方は土をふるいにかけて土のつぶつぶを細くしたり大きなゴミを取り除く作業をすると良いです。

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ふるいやザルを持っていない方や広い作業スペースがない方は植木鉢の状態で大丈夫です。

できるだけ葉っぱや雑草などを取り除き、土を細くしてください。

その時に植木鉢の底に入ってる鉢底石は何も触らずそのままで大丈夫です。

土の量が減っている場合は、新しい土などを足して土の量を増やしてください。

土を増やす場合、水はけがよくなるものを混ぜる

古い土を再利用する時は基本的に水はけが悪い状態になっています。

なので、できるだけ水はけが良くなるようなものを入れましょう。

例えばパーライトや細かい軽石など、できるだけ水はけが良くなる土を混ぜて水はけを改善してください。

新品の培養土を補充してもいいです。

前回育てた作物と同じものは育てない

古い土の中には前回育てた野菜に寄生するタイプの病原菌がたくさん含まれています。

なので、基本的には前回育てた野菜と同じものは育てないようにしてください。

例えばピーマンを育てた土は、今年はピーマンではないものを育てましょう。

これは連作障害を防ぐための対策ですが、連作障害について説明すると話が長くなってしまうので今回は省略します。

前回育てた野菜と同じものは育てないことをひとつのルールとしてやってみてください。

肥料を足す

古い土は肥料分が足りなくなっているので、肥料分を足してください。

化学肥料でも有機肥料でもいいです。

今回私は有機肥料を使います。

古い土を実際に再利用する

実際に作業をやっていきましょう。

土の中に雑草や根っこが残っている場合は取り除く

植木鉢に雑草が生えているので取りましょう。

前回育てたピーマンの根や枯葉のようなものがあるので取り除きます。

次はここに残っている茎と根っこを取り除きます。

持ち上げるとボコッと取れるぐらい根っこが張っています。

できる範囲でいいので根っこを取りましょう。

土が減ってしまうともったいないので、根っこをほぐして土を落としてできるだけ土を残しましょう。

土を手でほぐす

ある程度で大丈夫なので、土を柔らかくほぐします。

このような塊があるのでほぐしましょう。

できるだけ土全体をほぐした方がいいですが、絶対に下までやらなければいけないということでもないのである程度やれれば大丈夫です。

細かい根っこも取れたら取りたいですが、さすがに取りきれないので細かいものはそのままにしておきます。

細かい根っこが残ってしまっても、そのうち腐ってなくなるので基本的には気にしなくて大丈夫です。

土を足す

これだと土の量が少ないので、もう少し土を入れます。

土のきめが細かいですよね。

これでもいいと言えばいいですが、おそらく最初よりも水はけが悪くなっているので水はけをよくするものをここに混ぜます。

一般的にはパーライトや細い軽石などを入れるといいです。

たまたま観葉植物などを育てるときに使うハイドロカルチャーという石がありました。

今使っていないので、今回はハイドロカルチャーを混ぜます。

とりあえずこれぐらい混ぜます。

ハイドロカルチャーは水持ちが悪く、水を吸収したり肥料分を吸収することができません。

なのでハイドロカルチャーだけで育てようとするとかなり大変ですが、水はけが悪くなった土に混ぜて使う分には問題ないでしょう。

もちろんパーライトや小粒の軽石などでも大丈夫です。

全体に混ぜましょう。

広いスペースがある人は植木鉢から出してブルーシートを敷いて、その上で混ぜたりゴミを取り除いてください。

私のように狭いベランダで育てている人やあまり作業スペースがない人は鉢の中で作業して大丈夫です。

このように何割かハイドロカルチャーを入れて水はけを改善する作業をしました。

緩効性の肥料を混ぜる

次は有機質の肥料を混ぜます。

今回は油かすがあったので油かすを少し入れます。

緩効性の肥料であれば何でもいいです。

油かすも土の中に混ぜ込みます。

必要であればpH調整をする

pH調整という作業があり、土が酸性側に傾いていたら石灰を撒くいうこともよくやります。

今回はやりませんが、少量の石灰を混ぜて土のpHを調整するのも農業では重要だといわれています。

石灰についてはこちらの動画で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

あとは少し水を入れて全体的になじませ、1〜2週間くらいおいたら使える土に戻ります。

後はそれぞれ育てる野菜に合わせてpH調整をしたり、元肥をもっとたくさん入れたり微調整をしてください。

今回は、野菜の栽培に使った古い土の再利用の仕方をご紹介しました。

古い土の再生は、植木鉢の中でも作業できます。

再利用の方法は

  1. 根っこを取り除く
  2. 雑草を取り除く
  3. 土を手でほぐす
  4. 土の量が減っている場合は培養土を補充する
  5. 肥料を足す

と、簡単ですのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

土の再生材の比較はこちらの動画で説明しているので、ぜひご覧ください。

培養土の選び方はこちらの動画でご紹介しています。

今回ご紹介した内容はこちらの動画でご覧になれますので、ぜひご覧ください。

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動画でもっと詳しく見れます

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